やわらかく温かい感触、直後に入ってきた甘い甘い飴と舌・・・そしてすぐに離れる。

目を開けるとニヤけた表情の雪沙ちゃん!口の中に広がる甘さ、そして唾液・・・ききき、キスされたぁ!!

 

雪沙「おいしぃ〜〜?」

 

袋から新しい飴を出してその可愛らしい唇へ入れる・・・

その唇に、僕は大事な大事なファーストキスを、奪われてしまった・・・!!

 

僕「ゆきさ・・・ちゃん・・」

雪沙「も〜いっこ〜?」

僕「う・・ううん・・・」

 

ちゅうっ、と口の中の飴を吸う、

甘い味が広がる・・・飴のいちごみるく味と、キスの余韻・・・

不意打ちとはいえ、こんな形で雪沙ちゃんに・・・僕は変な胸の高まりにとまどっている。

 

・・・・・いや、こんなのキスじゃない!!

そうだ、これはその・・・事故みたいなもんだ、

気にすることないよ、小学生の単なるいたずらなんだから・・・うん。

 

僕は下唇に指をあてながらガリッ、と飴を噛み砕き、飲み込んだ。

 

雪沙「あ〜、この乗り物がいい〜〜」

 

 

 

 

 

夕食とお風呂を終え、僕はパソコンで家計簿をつける。

ここ連日の出費をレシートとにらめっこしながら・・・やっぱりすごいなあ、

3人の少女をまともに育てると、こんなにお金がかかるものなのか・・・雛塚家がああなるのもわかる。

 

僕「食事が豪華になったのはいいんだけど食費も4倍なんだよなあ・・・」

 

ちょっとは節約した方がいいよなあ、

これまでは買いたいだけ買ってたけど・・・

でも4人分買うって事は1人の単価も安くなるはずだし・・・

 

僕「次は服のレシート・・・すごい値段だよなあ」

 

品名と値段が並んでいる・・・

女児用キャミソール・・・女児用ショーツ・・・

女児用ショーツ・・・女児用ショーツ・・・一番値段が高いのは・・・

 

僕「・・・・・婦人用ショーツ・・・29800円!?」

 

レシートの印刷ミスか?

それともお店の打ち間違い・・・

あれだけ買った中の全体の3分の1くらいの値段だもんな、

他の商品見てもこれだけ異常・・・それに婦人用ショーツだなんて、

あの三姉妹には買った覚えも見た覚えなんかも・・・・・・・・いや、まてよ・・・

 

僕「あ!そうだ!美鈴姉さん!」

 

1つだけ下着買ったって言ってたよな、

うん、間違いない、他の商品はみんな三姉妹のものだし・・・

ひえ〜〜・・・やられた・・・でも、どんなの買ったんだろう?

だってプレステ2が買える値段の下着だぜ?想像もつかないや・・・

これは1度つけてるのを見せてもらわないと・・・っていう訳にもいかないしなぁ。

 

雪菜「お兄ちゃん・・・」

僕「あ、どうしたの?」

雪菜「今日の勉強終わったから・・・お風呂入る・・・」

僕「うん、入っておいで、雪沙ちゃんはもう出たのかな?」」

雪菜「うん・・・今、着替えてる・・・」

 

いちいち断らなくてもいいのに、律儀な子だ。

・・・・・って断ってくれないと偶然お風呂でバッタリ会ったら困るか。

 

雪菜「・・・お兄ちゃん・・・」

僕「ん?まだ何か?」

雪菜「家計簿・・・つけてるの?」

僕「うん、きっちり計算しないとね」

雪菜「私・・・・・やりたい・・・です」

 

へぇ・・・そんなことまで・・・

 

僕「ありがとう、でもこれはお金が絡んでるから他の人には任せられないんだ」

雪菜「そう・・・なの?」

僕「うん、こればっかりは、ね」

雪菜「そう・・・」

僕「ありがとう、お風呂入っておいで」

 

パソコンへ体を向き直す・・・

そうそう、三姉妹にあげたお小遣いもちゃんと計算に入れなきゃ、

5000円×3っと・・・そういえば雪菜ちゃんは妹弟に500円づつあげちゃったんだっけ。

 

雪菜「お兄ちゃん・・・・・」

僕「んっ?まだいる?どうしたの?」

雪菜「これ・・・・・なんだっけ」

僕「これって?・・・・・!!!」

雪菜「この・・・絵」

 

☆ぷよだよ〜ん☆

 

スカートをめくり、おしりをこっちに向けている雪菜ちゃん!!

突き出した、やわらかぁく女の子らしいおしり、その子供パンツのバックプリントに、

ゲームのキャラクターが・・・うぅ、なんてえっちなんだ、小学6年生なのにぃぃ・・・

 

僕「えっと、それは確か・・・ぷよ、だな、ぷよぷよってゲームの」

雪菜「そう・・・」

僕「うん、ほ、ほら、僕の持ってるゲームにあったでしょ?」

雪菜「・・・・・ありがと・・・です」

僕「さささ、お風呂入っておいで」

 

スカートを戻す雪菜ちゃん・・・

ふう・・・気を取り直しパソコンへ目を・・・

それにしても、雪菜ちゃんまでこんな事を・・・

雪巳ちゃんのスポブラやスパッツといい、雪沙ちゃんの猫ぱんつといい、

そして今の雪菜ちゃんといい・・・下着を見せるのが持ち回り制なのか!?

 

雪菜「・・・・・お兄ちゃん・・・」

僕「うわっ!!まだいた」

雪菜「・・・・・・いっしょに・・・お風呂・・・・・」

僕「だ・めっ!!」

雪菜「・・・・・うん」

 

スタスタスタ、と廊下へ出て行った・・・

思わず強い口調になっちゃった、びっくりしちゃって・・・

・・・・・あのお尻の突き出し方、かわいかったなぁ、恥じらいがあって・・・

 

トタトタトタトタトタ・・・・・

 

雪沙「おにぃちゃ〜〜ん!宿題するから見て〜〜〜」

僕「あ、うん、いいよ、でも今、家計簿つけてるからちょっと待ってね」

雪沙「は〜〜〜い」

 

パジャマ姿の雪沙ちゃんがテーブルの上に夏休みの宿題を乗せる、

ちょこんと座って前かがみに・・・背中が開いて腰の所にパンツがはみでて見える・・・

って、こういう所に目が行っちゃうから駄目なんだ!さて、家計簿を早く終わらせて宿題見てあげなきゃ!

 

僕「んっと・・・家賃がこうで・・・後は・・・」

雪沙「えっとぉ・・・ななかけるはちがぁ・・・あとぉ〜・・・」

 

カタカタカタ、とキーボードを打つ音・・・

カリカリカリ、と鉛筆を滑らせる音がリンクする・・・

ぽりぽりぽり、と鉛筆の後ろで背中をかく雪沙ちゃん、パジャマの背中へ手を入れて・・・

 

雪巳「ゆきさーー、パウダーつけたー?」

雪沙「あっ、まだぁ〜、寝る前につける〜」

雪巳「よーく背中拭いたー?痒くなっちゃうよー?」

 

ベビーパウダーを持ってやってきた雪巳ちゃん、

雪沙ちゃんの背中をめくってポンポンと付けはじめる・・・

甘い匂いが部屋に充満する、さらに雪巳ちゃんはパジャマを脱がせて・・・

 

僕「おっと、計算計算・・・あれ?このレシートは計算したっけ?あれあれ・・・」

雪巳「雪沙ー、ほら下も脱ぐのー」

雪沙「はぁ〜〜い、おしりもつけて〜〜」

 

ああっ、レシートがパラパラと床に落ちちゃった!

拾って拾って・・・雪沙ちゃんを見ないように拾って・・・よし・・・

ええっと、これは終わったレシート・・・これはまだ・・・これは・・これ・・は・・・

 

雪巳「はい、おしまいー」

雪沙「ありがと〜〜」

雪巳「宿題、わからないところあるー?」

雪沙「んとね〜〜、これやって〜〜」

雪巳「漢字の書き取りー?いいよーまかせてー」

 

並んで漢字ドリルをやり始める雪巳ちゃん、

いいのか?完全にやっちゃっても・・・教えるんじゃなくて。

まあ、宿題を約束の日までに終わらせるための効率としてはいいんだろうけど、

でもそれじゃあ勉強にならないし、筆跡だって違うだろうし・・・う〜〜〜ん、注意するべきか?

けれど、早く終わらせてくれないと僕だって、せっかく手に入れたネズミーランドが・・・・・・・・・・・・ま、いっか。

 

 

 

僕「よし・・・家計簿はこれでいいかな。終わり!」

 

机を見るといつのまにか雪菜ちゃんも一緒になって宿題をやってる、

まったく気付かなかった・・・三人してしっかり集中・・・これは僕が入る隙ないか。

 

雪沙「あ〜、おにぃちゃん、終わったの〜?」

僕「うん、雪沙ちゃん宿題進んでる?」

雪沙「がんばってるよぉ〜?みてみてぇ〜」

 

ぱらぱらとすでに終わった部分を見せてくれる・・・

あ、こっちは雪巳ちゃんにやってもらった方かな?

心配した筆跡の違いは気になる程じゃないな、これならそのまま出しても大丈夫そう・・・

 

僕「えらいえらい、でも出来ればなるべく自分でやるようにね」

雪沙「学校ではちゃんとやってるよぉ〜〜?」

僕「それならいいんだけど、さ」

雪菜「・・・ゆきさ、これ終わったよ・・・」

雪沙「ありがと〜〜はいおにぃちゃん、これも〜」

 

新たに追加された完成済みの宿題、

このペースなら確かに間に合いそうだ。

 

雪巳「お兄ちゃん、私の宿題教えてー?」

僕「おっ、いいよ、どこどこ?」

雪菜「・・・・・私のも・・・あとで・・・」

 

こうして勉強会は夜遅くまで続いた・・・・・

 

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