☆あとがき☆

 

作者のルリーです、長い間、禁断のハーレムを読んでいただきまして誠にありがとうございました。

本来、掲示板以外で作者が出てきて作品について話をするのは好きではないですが、題材が題材なだけに、

どうしても必要不可欠な注意と言い訳があると思い、ここに「あとがき」として書かせていただきます、

長文が面倒臭いという方に、ここでお話したい内容をかいつまんで、簡単に言わせていただきますと、

「あくまで創作、妄想であって、フィクションと現実の区別はつけましょう」という事がメインになります。

 

「この作品は創作であり犯罪を助長するものではありません、現実との区別がつかない人は読まないで下さい」

目次に書かせていただいた文章ですが、実際、現実に幼い子供を狙った性的犯罪が非常に多く報道されています、

中には男の子まで狙われていたり、性質的に被害者のこと考え報道されない事件も多くある事が考えられます。

この作品を連載中にも渋谷に遊びに来ていた小学生の女の子たちがマンションの最上階に監禁されるという事件が起き、

3ヶ月ほど作品の執筆・公開を自粛した事がありました、その後も何度か事件はありましたがきりがないので続けましたが。

 

この作品を書き始めたそもそものきっかけは「年齢がどのくらい下までのえっちしーんを書けるのか」といった、

軽い思いつきに似たものであり、さらに最初はテレビで当時流行してた大家族ものへのアンチテーゼも含んでいました、

あきらかに育てきれてないだろうみたいな家族が出てくるたびに子供たちが可哀想になったり。もちろんテレビであり

バラエティですから演出もかなりあったでしょうが、そういうのを組み合わせて書いていこうと執筆を始めました、

ただのロリコン小説にしても、それなりのテーマと文章量があれば、きちんとした「作品」になるのではないかと。

 

もちろん今の時代に小5〜中1との少女との性行為を中心とした小説を書くことがかなりタブーなのはわかります、

児童ポルノへの規制が進んでいるのも、そういった犯罪から子供たちを守るという観点からは仕方の無い流れです、

今の所はまだ漫画や小説については児童ポルノ法については適応外となっています、各出版社の自主規制等はありますが、

それでも今後はさらに規制の流れが強くなり、いつかは「絵も駄目」「小説も駄目」という日が来るかも知れません、

その時はいかにネット小説であれど、すみやかに絵を外すなり、この作品を欠番にするなりの対処を取らせて頂きます。

 

ではそういった規制をされないようにするにはどうしたらいいか?それはやはりそういう事件が無くなるしか無いと思います、

創作は創作、空想は空想、夢の中の物語を現実に持ち出さない事です、そんな人は読む資格はありませんし、

読んでいてそういう気持ちにならない事が、そういう実行をしない事が、こういった作品が認められていくためには必要です。

私としてもこれが単なる「犯罪者助長小説」とは取られないように、「作品」という部分を尊重して書かせていただきました、

社会への問題提起、という程の偉そうなものではありませんが、私なりに考えるそういった事件への投げかけも踏まえています。

 

この作品がやたら長くなってしまったのも、そういう理由があってのうえです。「ただ単にヌケればいい」と思って来た方には

申し訳ないのですが、たとえば過去に、成人漫画の作者と出版社が、絵であるにもかかわらず捕まったニュースがありました、

これは児童ポルノ法とは違い性器の消しが不十分なためで、確かに最近は消しが薄かったり無かったりするので仕方ないのかなと。

実際の所はプロのH漫画家さんの話によるとこの逮捕は色々な裏事情が隠されてたりしてるらしいのですが、そのへんは、

複雑なうえに話が長くなってしまうのは省略させていただきますが、その裁判で色々と創作者に指針となるものが出てきています。

 

まず「猥褻か芸術作品か」の違いのひとつとして、その漫画のメッセージ性があるかどうかという所に論点が集まります、

単にいたずらに「性欲をかきたてさせたい」ためだけのものか、作者が訴えたい意図・内容がはっきりあるものなのか。

次の論点として「作品の中での性的描写のパーセンテージ」というのが重要なファクターとして取り上げられました、

漫画なら全ページ中、何枚か。裁判となるとやはりそういう「実際の数字」的なものが量りにかけられてしまうようです。

結局、裁判でその漫画は負けてしまいましたが、こういう判例がわかっただけでも私は少し助けていただいた気がします。

 

その指針を基にこういった作品を書くにあたり「メッセージ性」と「全文章の中での性的描写のパーセンテージ」に、

気を使って執筆しました、メッセージ性については言うまでもなくですが、たくさん小学生や中学生との性的シーンを

書くためには、全体の文章量をそれに比例して多くしなければいけません、結果、選択肢分岐を除けば261ページという

膨大な量になってしまいましたが、その分、性的シーンはかなりふんだんに多く入れられたのではないかと思います。

「無駄に長い」「とっととエロ書け」と掲示板で荒らしてた方には、そういった事情をわかっていただきたいものです。

 

もちろん出来上がった作品は「エロありき」ではなく、私的に考えるこういった現代の「成長が早過ぎる女の子」や

「幼い恋への偏見」についての物語から自然の流れで作者が主張したい文章として出てきた性的行為です、本音を言えば、

主人公を28歳くらいにしたかったのですが、それだとあまりにも「犯罪色」が強すぎてしまいます、かといって、

今度は主人公を16歳〜18歳くらいにしてしまうと犯罪色は一気に薄まりますがその分、物語内でのタブー色が一気に無くなり、

作者の思い描く作品としてまったく成り立たなくなってしまいます、その結果が大人ぎりぎりの20歳という設定です。

 

他に主人公の設定として気を使った部分として、やたら金持ちにしてみました、本来この小説サイト「サキュバスの巣」に

出てくる主人公というのは、できるだけ色(個性)をつけたありません、なぜならコンセプトとして掲げている、

「読んでいるあなたが主人公」という絶対的方針があるためで、できるだけ主人公の中に入って感情移入して欲しいからです。

ですからこの作品で挿絵に主人公の横顔がかなり入ったとき「主人公くんてこんな顔なんですね」という感想が書き込まれ、

あわてて削ったという事がありました。この作品に特にそういった事にこだわるのは「金持ち」という色がついてるからかも知れません。

 

ではなぜ色をつけたくないのにそういう色がついたか?もちろんストーリーを進めていくうえで三姉妹をメイドとして雇うため、

というのもありますが、非現実的な金持ちにする事で、現実とかけ離したい、現実の世界でこの物語のような行動をさせないため、

あくまでも創作、空想、フィクションですよと釘をさすためです、もちろん実際のお金持ちであってもこんな事はしちゃいけませんし

できないと思いますが。そういった事を踏まえたうえで、作り物のお話という大前提にのっとった後で、今度は物語を「リアル」にする、

その作業として「実写挿絵」や「実際行った所を基にした旅行記」のような形で小説を書き進めていきました。

 

実写挿絵について定期的に質問が来ますが、一部フリー素材(花火など)を除いてほとんどが私が実際に撮って来た写真です、

基本的に背景ですし、ブログや日記サイトが「〜〜へ行ってきました」と言って画像を載せてるような感覚で使っています。

また1ページ目からあらためて読み直して「やっぱりちょっとまずいかも?」と思う画像があったら予告無く消しますので、

あれ?と思ってびっくりして誤字脱字報告所に指摘したりしないようにお願いします、まあ売り物にするつもりは無いので

問題ないかなと、もしも売り物にする時はそれはそれで色々と文章も細かく弄ると思います、まったくの未定ではありますが。

 

非現実なことを前提に現実の挿絵を使ったりリアルにする工夫をしている作品ではありますが、あくまで創作ですから、

いいかげんな部分も多々あります、特に警察での取調べのシーンなんか「読み手が不快になる感じ」で書いてるだけであって、

特に警察批判とかを積極的にするためではありません。逆にあのシーンは実際に基づかい方がいいと考えています、

ですからああいう風に連れて行かれた人が実際はどう取調べされるのかとかは調べるつもりも、実際がどうかを書くつもりも

ありません、あくまで妄想、フィクションのお話ですから、そこを勘違いされないようにとお願いしたい部分であります。

 

この小説に出てくる三姉妹は、妄想で書いた「かなり都合のいい少女」です、現実世界ではまずありえません、色々な意味で。

ですので「この小説みたいな事がしてみたい」と思った人がいても実行はできないと思いますし、もちろんしてはいけません。

このサイト自体18歳未満立ち入り禁止ですからそのあたりは皆さんわかってくださっているものだと、信じて執筆をしてきました。

掲示板なんかであきらかに18歳未満と思われる幼稚な書き込みもありましたが、精神年齢も含めて18歳未満禁止という事で、

「ネットで見た小説に触発されて」犯罪を起こすような人が出ないと思いたいです、そんな事言うまでもないと思われるかもでしょうが。

 

長々と言い訳じみたあとがきになってしまいましたが、書き忘れた事があったら後で付け足すかも知れません。

最後にこの作品の続編や番外編を望む方が多くて嬉しいのですが、他に執筆中のままの作品がいっぱい放置してあるので、

そちらを進めさせていただきますし、本編的にも書きたいことを書き終えたので、無理に長くつけ足すつもりはありません。

元々この作品のエンディングは最初から決めてた1つだけの予定だったのですが、長くなるにつれ「この終わり方でいいの?」と思い、

急遽、主人公や三姉妹が将来どうなるのかも含めた別エンディングをメインエンドが納得いかない人のフォローとして付け足しました。

 

ですのでハロウィン編とか冬休み編とか、美鈴と主人公兄編とかを作る予定は申し訳ないですが、まったくありません。

ただし長期間に渡り無償でこの作品の挿絵を提供してくだすった御付さんにだけは、私のできうる限りの誠意ある謝礼が必要なので、

個人的にリクエストされた番外編「也幸くんの大冒険」をエロ無しではありますが「おまけ」として余裕のある時間に書く予定です(※のちに完成)、

実はこの小説本編で本来はチョイ役予定の也幸くんがやたら目立ち始めたのは、絵師の御付さんの希望だからなのですが、

終わってみたらこれはこれで物語にとって良いアクセントになって結果的には完成度を上げる良いキャラクターになりました。

 

11歳〜13歳との性行為を題材とした小説を書くこと自体をけしからんと思われる方々も多いでしょうし、その意見は真っ当です。

しかし、それが直接犯罪に結びつくかというと、そうでは無いとしたいのが私の願いであり、あとがきで書きたかった事です。

世界中の子供たちが幸せになって欲しい、そのメッセージは本心です、と同時にこういった作品を書く自由を奪わないで欲しいとも思います、

その自由を守るには、不幸な子供を作るような事件がなくなる必要があります、創作は創作、妄想は妄想、そして、現実は現実なのです。

この作品を読んでいただく事でそれを再確認し、どうか不幸な子供たちがいなくなる、加害者も被害者もいない世の中になる事を願って止みません。

 

幼い恋が誤解されない、平和な時代が訪れるためにも・・・・・

 

2007年11月23日

著:魔法少女☆ルリー

 

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