僕「・・・・・・・・・」

 

七夕のあの夜・・・

素敵な恋人ができますように、と3回頼んだ・・・

確かにできた、しかもメイドとして住んでくれた、でも・・・小5と小6と中1だ。

 

僕「最初はみんな、遠慮がちだったよなー」

 

怖くなかったんだろうか?

知らない大人の家に住む事になって・・・

そんなに僕のオーラがお人よしを放っていたんだろうか?

 

僕「最初は刺激が強すぎたよなぁ・・・」

 

雪巳ちゃんのあの巨乳・・・

雪菜ちゃんの隙間から見えた陥没乳首・・・

雪沙ちゃんの無防備すぎるどこでもパンチラ・・・

 

デートも楽しかったよなぁ・・・

 

遊園地とかフリーマーケットとか、

デパート行くのだって立派なデートになったけど、

やっぱり一番の思い出はネズミーランドやネズミーシーかな。

 

僕「シーのホテルで、雪巳ちゃんに・・・奪われちゃった」

 

酔いつぶれてるときに、

確か犯されたんだと、思う。

お酒も入ってすごく綺麗な妖精に見えて、

無我夢中で犯されて、ほんと、夢のようなひとときだったけど、

朝になって、我に返ると、魔法が解けて・・・思いっきり子供な雪巳ちゃんの表情に、真っ青になった。

 

僕「あれでやめておけばよかったのに、次はマザー牧場で・・・」

 

より深みにはまっちゃったというか、

雪沙ちゃん雪菜ちゃんが嫉妬しはじめたのもこの時から?

林間学校から帰ってきた雪菜ちゃんに迫られたり、雪沙ちゃんに軽く性的に遊ばれたり・・・

 

僕「町内会のお祭りも楽しかった・・・管理人がおかしくなりはじめたのも、この付近だ」

 

まだ、こんな深刻な事態になるとは思わなかったよなー・・・

也幸くんがなつきはじめたのも、夏祭りが終わって猫を持ってきてからだっけ、

実は地味な部分で也幸くんは助けてくれていたかも?とにかく面白い子だよなぁ。

 

僕「・・・雪香まで僕になつきはじめたんだっけ」

 

あれを、なついてる、と言っていいのか微妙だけど・・・

そうだ、そういえば美鈴ねえさんと雪香で、どっちが早く僕をイカせるかなんてやってたよな、

あれは不思議な感覚だった、あの頃はまだ嫌悪感のあった雪香に、嫌いな女に無理矢理イカされる感覚・・・

やっぱり僕ってマゾだよなぁ、いまさら確認するまでもないけど。で、その次の美鈴ねえさん、指をクイッ、と

お尻の中で曲げてガリガリッとしただけで強制的に、あれは排出させられたんだろう、射精とは言わない、気持ちよくなかったもん。

 

僕「雅幸、隆幸、雪絵、雪音ちゃんとも、そこそこ交流を持ち始めたんだよな」

 

あとは舞奈ちゃんもか、僕が一方的に目撃してるだけなんだけど。

雅幸くん、お姉ちゃんを奪っちゃってごめんって言いたい、甘えたい盛りだもんな。

隆幸くん、あの熱射病、わざとかそうじゃないのかなんて、もう今となってはどうでもいい。

雪絵ちゃん、雪音ちゃん、スカート広げて「入れて〜」はないよな、でもネズミー楽しんでくれたよな。

基本的にみんな良い子たちじゃないか、三悪兄弟はまあ、あそこまで育つともう、いたしかたないかもだけど。

 

僕「で、お盆の前後に、初島旅行か・・・」

 

この頃からかな、三姉妹で誰が特に気になり始めたか意識しだしたのって。

真理奈さん元気かなー、またいつか会えるといいな、ニュースであの灯台が観光用にリニューアルされたって聞く、

猫の従業員と管理人しかいなかった無人遊園地もリゾートパラダイスかなんかにリニューアルするらしい、みんな進歩していくんだな。

 

僕「・・・3人で犯されたりもしたけど、それだけ仲が良い・・いや、嫉妬しあってるだけか」

 

異常だよな、どう考えたって・・・

そうだ、この異常を直そうと合コンに出たんだった!

そしたら胸のすんごい大きくて声が凄く透き通って綺麗な、

眼鏡の落ち着いたお嬢様と2ショットになって・・・でもその正体は・・・詐欺師。

酷い目にあったよな、それを三姉妹が美鈴ねえさん呼んで助けてくれたんだ・・あの女、由優だっけ?垂れ乳の黒乳首め!!

 

僕「そして残り10日を切って・・・」

 

ネズミーで1人を選んでの2度目のデートをして、って保護者としてだけど。

でも2人になれた時間もあったよな、その翌日はお台場で1日3人の3分割デートだ、

雪沙ちゃんと映画とゲーセン、雪菜ちゃんとプールとプラネタリウム、雪巳ちゃんとお化け屋敷、観覧車・・・

 

僕「3人の気持ちは、痛いほどよくわかったよ」

 

それでほっとしたのがいけなかったのかな〜・・・

警察に連れていかれたり、雪香があんな目にあったりして、

で、今日、2度目の警察で酷い目にあって・・・あ!派遣会社に新しい管理人を!

 

僕「明日の朝、一番にお願いしよう」

 

さて・・・いよいよ結論だ。

僕はこの先、あの子たちを守りきれるのか?

ずっと、ずっと、ここを巣立つまで、面倒みられるのか?

 

僕「答えは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・NOだ」

 

無理だ、20歳の僕には、まだまだ社会経験が無さ過ぎる、

単なる大学生の僕が、いかに居住スペースとお金を持っていても、

人として、人間として、大人として、あまりにも未熟すぎて、足元もおぼつかない。

 

僕「決め手は・・・僕が嫌がらせに気がつかなかった事だ」

 

いつのまにか来てたという、

誹謗中傷の張り紙や手紙を、

三姉妹はせっせとはがしたり、

郵便受けからのけて渡してくれてたんだろう、

ロリコンとか人身売買とか書かれていたであろうそれを、どんな気持ちで捨てていたか・・・

 

僕「・・・そんな僕に、資格なんて、ないよな」

 

ちゃんと謝ろう、

全てを詫びて、全部を無かったことにしよう、

遠い遠い過去の思い出、淡く消えた蜃気楼にしてしまおう。

幻は消えてしまうもの、夢は醒めてしまうもの、現実を生きるには、

この環境を続けていくには辛すぎる、僕が傷ついて動けないんじゃ、三姉妹を守りきれる訳がない。

 

僕「決めた・・・・・みんなを・・・・・・呼ぼう」

 

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