美鈴「弟クン?弟クーン!?」

 

あ、廊下から声が!

 

僕「・・・美鈴ねえさん?」

美鈴「どうしたの、そんなところに閉じこもって・・・考えてたのね」

僕「は、はい、まぁ・・・」

 

まさか雪沙ちゃんに犯されそうになって、とは言えない。

 

雪菜「ただいま・・・です」

僕「おかえり、雪菜ちゃんご苦労様」

雪菜「ん・・ん・・・んっ・・・」

 

あ、目が潤んじゃってる、泣きそうだ。

 

美鈴「あらあら疲れちゃったのね、弟クン、なぐさめてあげなさい」

僕「はい・・・美鈴ねえさんも、ありがとう」

美鈴「明日の朝、また病院へ行くから、その時に雪巳ちゃんを拾ってくるわ」

僕「じゃあ徹夜になるんですね?何から何までありがとう・・・」

美鈴「今は雪菜ちゃんよ!ほら男の子でしょ?しっかり介抱してあげなさい」

 

そうだそうだ・・・

ここは胸でやさしく抱きしめて、

頭をなでてあげよう・・・落ち着くまで僕の部屋へ・・・

 

美鈴「じゃあねー」

雪菜「ありがとう・・・です・・・ひっく」

僕「明日もまたお手数かけます」

 

・・・美鈴ねえさんが出て行くと、

僕の部屋に入るなり、顔を胸にうずめたまま、ぎゅうっと抱きついてきた。

 

雪菜「わ・・わ・・・わあああああああああああん!!」

僕「落ち着いて、落ち着いて・・・僕がついてるから」

雪菜「お姉ちゃんが・・・雪香お姉ちゃんがぁぁぁ・・・」

 

・・・これが本来あるべき家族、だよな・・・

確か雪香と雪菜ちゃんって、あんまり仲が良くない感じがしたけど、

やっぱりこういう事態になると・・・平気そうな雪巳ちゃんや雪沙ちゃんも傷ついてるはずだ。

 

雪菜「うぁ・・・ぁ・・・あああぁぁぁ・・・・・」

僕「・・・・・・・」

雪菜「ぁぁぁぁぁ・・・・・・うぁぁぁぁ・・・」

 

・・・・・助けてあげたい、

ここまで震えて雪香を嘆き悲しんでる雪菜ちゃんを抱いていると、

何でもしてあげたい、そして、支えてあげたい、面倒を見てあげたくなる・・・まだ小6だもんな。

 

雪菜「・・・ぅ・・ぅ・・・ぅぅ・・・・・」

僕「・・・雪香は・・・強い子だよ・・・きっと大丈夫・・・だから雪菜ちゃんも・・・」

雪菜「・・・・・・・ぅ・・・ぉにぃ・・・ちゃ・・・ん・・・」

 

眼鏡が邪魔になるな、

外してあげよう・・と腕を解くと、

目を真っ赤にしながら僕を見つめる雪菜ちゃん・・・

 

雪菜「なぐさめて・・くだ・・・さい・・・」

僕「うん・・・いいよ」

雪菜「ほんと・・・?・・・・お兄ちゃん・・・・だい・・・て」

 

抱いて、って!

 

僕「う、うん、ほら、眼鏡を外して・・僕の胸なら貸してあげるから」

雪菜「・・・・・脱ぐ・・・です」

僕「か、勘違いしないで!そういう、意味じゃあ・・・ぎゅううって抱きしめてあげるだけで・・・」

 

聞く耳もたない感じでシャツを脱ぎ始めた。

ブラを外そうとする手を奪い、雪菜ちゃんに真剣に語る。

 

僕「駄目だよ、そういう事は」

雪菜「お兄ちゃん・・私・・・・・嫌い!?」

僕「嫌いとかじゃなくって、今は、そういう事をする時じゃない」

 

・・・朝、雪沙ちゃんにあんな事しておいてなんだけど。

 

雪菜「今は・・・抱いて・・・慰めて欲しい・・・です」

僕「まだ早いし・・・もし家族になるなら、そういう事は、できない」

雪菜「じゃあ・・・恋人にして欲しいです・・・ずっと言ってる・・・です」

 

そうだ、愛の告白の返事も、まだだったんだ。

 

僕「・・・・・ごめん、僕を・・・困らせないで・・・」

雪菜「・・・・・・・・・・・・」

僕「だから、脱がないで!スカートも脱いじゃ駄目!」

 

無言で押し通そうとする雪菜ちゃん、

芯は強情そうな子だから、一筋縄では行かないだろう。

何かこう、一発で終わるような特効薬みたいなのは・・・あれだ!

 

僕「雪菜ちゃん、目を瞑って」

雪菜「・・・・・ぇ」

僕「お願い、そのまま目を瞑って」

 

・・・言われるままにする雪菜ちゃん。

これでする事といえば・・・・・・・・・ひとつだ。

 

ちゅ・・・ちゅうううっ・・・

 

重ねあった唇・・・

とたん舌をもぐりこませて来る雪菜ちゃん、

両腕を首に絡みつかせ、獲物を逃がさない様にする蛇みたいに・・・

 

ちゅう・・・くちゅ・・・くちゅくちゅうっ・・・・

 

僕「・・・・っ・・・んっ・・・」

雪菜「・・・・・・・・・・・・っ・・・・・」

 

れろっ・・ちゅぶちゅぶ・・・ぢゅぶうっ・・・

 

僕「ぅ・・・ぅぅぅ・・・・」

雪菜「んっ・・・・っ・・・・っっ・・・」

 

や、やばい、激しいキスで押し倒すつもりだ!

このまま僕を落として、放心状態でのびてるところへ、

下着も脱いでそのまま犯すつもりでいる・・・今の雪菜ちゃんなら、最後までやっちゃう!!

 

僕「んんん!!!」

雪菜「っ!・・・・・っ・・・」

 

舌で責め返す!

大人のテクニック、なんて上等なものは無いけど、

勢いで押し切って、雪菜ちゃんを落としてしまわないと・・・!!

 

れろれりれろ・・・

じゅつじゅるじゅる・・・

がぽがぽ・・・ちゅううっ・・・くちゅくちゅ・・・

 

雪菜「ん・・・っ・・・っ・・・・・」

 

よし、何とか僕の方が上になってきた!

でも舌と唇がジンジンしてきた僕もやばい!

脳髄に流れ込むゾクゾクした快感にカクッと落ちそうになるけど・・・でも・・・

 

僕「んんんんんんん!!!!!」

 

ぎゅううううううっ、と抱きしめながら舌をフル回転させる!

雪菜ちゃんの口の中、ありとあらゆる場所を舌で舐めしゃぶる!

無我夢中で唾液を流し込み唇をはめ続けると、やがてカクッ、と雪菜ちゃんの全身から力が抜けた。

 

僕「・・・・・ぷはあっ・・・・はぁ・・はぁ・・・」

雪菜「「・・・・・・・・ぁ・・・・ぁ・・・ぁ・・・・・・・」

僕「・・・・・はぁ、はぁ・・・・・雪菜・・・ちゃん?」

 

・・・・・目の視点が合ってない、

ずれた眼鏡を直してあげても無意味みたいだ、

落ちたみたい・・・しばらくは快楽の余韻で夢の中だろう。

 

僕「・・・・・勝ったぁ・・・」

 

雪菜ちゃんを寝かせて・・・

床じゃ可哀想だ、僕のベットへ・・・今朝もこんな事あったぞ!?

うわ、足が・・僕の足がふらふら・・・半分落とされてるみたいだ、太股も持って・・・

 

ぬるっ

 

僕「え!?」

 

スカートの中・・・

わ!雪菜ちゃん、ショーツ濡れてる・・・

ティッシュ、ティッシュ!ちょっとキスだけでイカせすぎちゃったみたいだ。

 

僕「ごめんね雪菜ちゃん・・・」

 

・・・よし、これでいいだろう。

本当に危なかった・・・もう1度したらわからないだろう、

負けてたら今頃、雪菜ちゃんの事だから無理矢理に入れられちゃってるだろうな。

これが雪巳ちゃんくらい大きい子だったら、逆に力負けしてたかも知れない。

でも雪菜ちゃんだって、もっと繊細さやテクニックで勝負してきたら・・・末恐ろしい。

 

僕「また書斎へ篭ろう・・・」

 

そしてまた、自分で沈めよう・・・

今夜はそのまま寝ちゃった方がいいな。

そして明日、明日こそは、全ての結論を・・・・・出そう。

 

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