美鈴「こんな夜遅くに明りがついてて君と話してたら、雪巳ちゃんたち心配するでしょ?」
それでもなお、ここまで気配りができるなんて、大人ってこうあるべきなんだな。
美鈴「一旦帰ったわよ、君のお兄さんを1時間で眠らせて・・・精魂尽き果てさせたから大丈夫」
それとも本当に、元ナースのテクニックで、すんごい事を・・・・・
美鈴「先が見えないってこれくらい怖いものよ、今の雪巳ちゃんたちはこういう思いをしてるの」
美鈴「君にだけ話すのは、ある意味不公平だから、雪巳ちゃんたちにも話したわ」
美鈴「まあ、こういう時は君が雪巳ちゃんたちを甘えさせるべきなんだけど・・・」
美鈴「そうね、ハタチになったばかりで、まだまだ子供だものね君は」
美鈴「あの子たちを甘えさせるべき君が今、甘えさせてあげないといけない状況なのよね」
僕「でも・・・甘える相手はいませんよね、だから自分で踏ん張らないと・・・」
美鈴「そうね、あの子たちに君を甘えさせる度量なんて、ある訳ないもの・・・あったら大したものよ」
僕「僕にすらその度量は無いから・・・1人で・・・・・耐えます」
美鈴「それを聞いて安心したわ・・・その心があるだけで、じゅうぶん、甘えさせてあげる価値がある男の子よ」
美鈴「雪巳ちゃんたちを甘えさせられる君を、さらに甘えさせられるとしたら・・・」
僕「あ・・・もしかして・・・美鈴・・・ねえ・・さん・・・が?」
美鈴「しかいないでしょ?義理とはいえ君のお姉さんなんだし、ね?弟クン?」
香水の匂いを漂わせながら、そっと僕を後ろから抱きしめる・・・
僕「そ・・その・・・甘えさせて・・くれるって・・いう・・のは・・・」
美鈴「弟クンが甘えたいだけ甘えていいのよぉ?どこまで甘えるかは・・・弟クン、し・だ・い」
完全に、僕を甘えさせるためだけが目的の、イケナイお姉さんモードに入っちゃってる!
美鈴「お風呂借りるわね〜、先に眠っちゃってもいいわよ?寝られるなら・ね」
外は雨で蒸れてたから、一緒に寝るとなると汗臭く・・・あ、いま汗臭いのは僕か。
美鈴ねえさんがこれからしようとしてる事の邪魔になるかも・・・
せっかく美鈴ねえさんが甘えさせてくれるって言ってるのに、それを流しちゃうのは、もったいないかも。
お風呂の音が聞こえるかもと思ったけどドアがしっかり閉まってるし・・・
いや、別に聞きたいとか覗きたいとかじゃなくって・・・もう!美鈴ねえさんが、あんな変な事言うから!
美鈴「そうよ、今夜は特別に、君のお兄さんが入院してた時を再現しようと思ってね」
美鈴「ここは個室よ?明りをつけたら監視カメラに映っちゃうじゃないのぉ」
美鈴「病院の個室は患者さんの急変に備えて、ナースステーション直結のカメラがついてるの!」
やさしく拭かれる感触はお風呂に入っていない事もあって気持ちいい・・・
首筋の次は脇、そして腕、手のひらなんか濡れタオルで包んでマッサージまでしてくれる・・・
これがやたら気持ちいい、ジンジンと快感が全身を駆け巡るようだ・・・
反対の腕をやってもらう時も、指の付け根や関節をクイクイ押されると震えるくらい気持ちいい・・・
僕「あ・・はい、ナースさんって・・・美鈴さんって、マッサージが、やたらうまいですよね」
僕「あぅ・・・あぁぁ・・・・・またポキポキ・・・鳴ってるぅ・・・」
愛撫が混じったような、やさしく汗をぬぐう拭き方だ・・・これも気持ちいい。
美鈴「でもちょーっと、肉が目立ってきてるかも知れませんわね」
なんて言うか、幸せ太り?このままデブっちゃわないように気をつけなくちゃ。
やさしく円を描くようで、まるで、おっぱい揉まれてるみたいで、
やばいくらい気持ちいい・・・これは変な気持ちになってきちゃうかも・・・ぁうぅ・・・
美鈴「はぁい、次は足を拭きますから、仰向けで足を伸ばしてくださぁい」
上半身を拭かれただけで、なんでこんなに興奮しちゃうんだぁ・・・
しかも、ナースさんの、医療行為の延長なんだから、こんな気持ちになっちゃいけないのにぃ・・・
ポキッ、パキッ、と鳴ると足の先から痺れるような快感がピリピリッと伝ってくる。
これがたまらなく心地よく、さらに足の指と指の間をしゅるっと通る濡れタオルが、
愛撫のように、くすぐった気持ちいい・・・足の指10本のマッサージだけで、い、いかされちゃいそ・・・
関節の音がバキバキ漏れ、と同時に僕の口から吐息も漏れるぅ・・・
いや、指先だけじゃない、手のひらをも使ってのハンドテクニックだ。
美鈴ねえさんの言った通り、めちゃくちゃ癒してくれてるぅ・・・
片足を持ち上げられて、大きくグリグリ回される・・・太ももの付け根が気持ちいい・・・
美鈴「はい反対も〜・・・まぁ、太もももいっぱい汗をかいてるみたいですね、拭きますねぇ〜・・・」
あ・・・ふくらはぎから、膝、膝の裏と順番にゆっくり拭かれる・・・
濡れタオルで念入りに・・・そして太もも・・さらにその付け根、際どい部分もぉ!
美鈴「あれぇ?患者さん、トランクスから何か出て、あたってますよぉ〜」
さらに片方の足も、ふくらはぎから徐々に上へと拭かれ、太ももの上へ・・・さらに上へ!!
トランクスの袖に指先を突っ込まれて、濡れタオルでコチョコチョ拭かれてる!
いつものきつい感じとは違い、やさしく、いやらしく、ねちっこく、真っ暗の中で問いかけてくる美鈴ねえさん・・・
美鈴「そうですねぇ、ここは病室ですから、いくつか条件を守ってくださればぁ・・・」
美鈴「まずはぁ、普通、ナースは絶対にこんな事はしませんからぁ、それはわかってくださいねぇ」
僕「でも、み・・・美鈴さん、じゃなくナースさん・・もう『ナースの美鈴さん』でいいんですよね?美鈴さんは、現にこうやって・・・」
美鈴「あら、わかってくださらないのであれば、このまま私はナースステーションに帰りますよ〜」
僕「わ、わかりました!他のナースさんとかは、絶対やらない事ですよね?」
美鈴「そういう事、だ・か・ら、他言無用!絶対誰にも言わない、いいですわね?」
アダルトビデオやえっち漫画じゃないんだから、現実にはある訳ないよな、こんな事。・・・・・美鈴ねえさん以外は。
美鈴「それと、どんなに気持ち良くても大きな声は出さないでくださいね・・・廊下に響きますからぁ」
美鈴「あと・・・先程も申しました通り、監視カメラがありますから、絶対に明りはつけないで・・・」
美鈴「カーテンも開けては駄目ですよぉ、真っ暗闇での、ひ・み・つ・の、看護ですからぁ」
・・・こりゃあ僕の兄も、ドキドキのバクバクのビンビンだっただろうなぁ。
美鈴「ではぁ・・・契約のキスを、してさしあげますねぇ・・ふふふ・・・」