僕「雪沙ちゃん!?」

雪沙「えへへぇ〜、きちゃったぁ〜」

 

夜光灯の下でニコニコしながら座ってる。

 

僕「もう寝るから、テレビは向こうの部屋で・・・」

雪沙「テレビぢゃないよぉ〜、おにぃちゃんに会いにきたのぉ〜」

僕「そう・・・じゃあ、もういいよね・・・」

 

テンション変わってないなー、

いつもみたいに、ぱうだぁつけてぇ〜って言いそうな雰囲気だ。

 

パチッ

 

僕「・・・・?」

 

小さな明かりすら消して部屋が真っ暗闇になった。

 

雪沙「おにぃちゃん、あのねぇ〜」

僕「ど・・・どうして・・・消したの?」

雪沙「みすずおねぇさんに、いいこととわるいこときいたのぉ〜」

 

いったい何を吹き込んだっていうんだろうか?

 

雪沙「わるいことはぁ〜、みすずおねぇさんの、むかしのはなしぃ〜」

僕「昔のっていうと、その・・・」

雪沙「ゆきさとおなじくらいのときのぉ、しんぢゃったこいびとのはなしぃ〜」

 

そっか・・・雪沙ちゃんたちにも話したんだ。

 

雪沙「いいことはぁ〜、おにぃちゃんをどうしてあげたらいいかっていう、おはなしぃ〜」

僕「ど、どうすれば、いいって?」

雪沙「あのねぇ〜、おにぃちゃんってぇ〜・・・」

 

どきどきどき・・・

 

雪沙「いま、いっちばん、おんなのこにあまえたいんだってぇ〜」

僕「えええええええええええええ」

雪沙「一人になりたいくらいおちこんでるときは、一人のおんなのこにあまえさせてほしいんだって〜」

僕「そんなこと・・・美鈴ねえさん、言っていたの!?」

雪沙「うん〜、いつもゆきさたちばっかりあまえてたからぁ〜、ぎゃくにおにぃちゃんをあまえさせないといけないのぉ〜」

 

・・・確かに的を得ているかも知れない、

誰か1人、女の子がいてくれて、しっとり甘えさせてくれれば・・・

 

僕「でも、雪沙ちゃん、小5だよ!?」

雪沙「でもぉ〜、でんきまっくらにしたらぁ〜、わからないよぉ〜」

僕「あ、それで消したのか・・・」

 

でも声はロリロリだぞ!そして体もな!!

 

雪沙「だからぁ〜、ゆきさをとしうえのおねぇさんだとおもって、あまえてぇ〜」

僕「それは・・・無理があるよ」

雪沙「ゆきさだってぇ〜、ちゃんとした、おんなのこだよぉ〜?」

 

・・・実は雪沙ちゃんの方が僕に甘えたくって、その口実できてるんじゃ?

 

僕「じゃあこうしよう、僕が雪沙ちゃんに甘えるかわりに・・・」

雪沙「うん〜、なあにぃ〜?」

僕「僕が、あ、子供だな、僕より年下だなって思ったら、その時点で終わり、ってどうかな」

雪沙「ん〜・・・いいよぉ〜、ゆきさがんばるからぁ〜」

僕「決まりだね、終わりって言ったら、すぐに出ていくんだよ」

 

どうせすぐボロを出すだろう・・・

 

雪沙「ぢゃ〜・・・」

僕「はい終わり!その声、どう聞いても小学生だもん」

雪沙「え〜〜〜〜〜」

 

真っ暗なのにムクれてるのがわかる。

 

僕「嘘、嘘!ちょっとは僕も大目に見るからさ」

雪沙「いっしょにねよぉ〜、あまえさせてあげるぅ〜」

僕「う、うん・・・真っ暗だから気をつけてね」

 

なんか電気をつけられない・・・

これはきっと、雪沙ちゃんのおかげで今、普通に話せてるのが、

明るくなったとたんに魔法が解けたかのように、また暗く沈んじゃうからだろう。

 

雪沙「ベットここだよぉ〜」

僕「もうついたの?早いね」

雪沙「ゆきさのこえのほ〜にきてぇ〜」

僕「本当のお姉さんなら『ここよ、さあいらっしゃい』とか言うんだけど』

雪沙「ここよぉ〜さぁ〜、いらっしゃぁ〜〜〜い」

 

桂三枝みたいだ、さすがに無理があるだろう。

 

雪沙「おいでぇ〜おいでぇ〜」

僕「海の妖怪じゃないんだから・・・」

 

ムードも何もないな。

 

僕「ここかな・・・」

 

むにゅっ

 

雪沙「んぁ〜〜〜♪」

僕「わ!ごめん、変なトコさわっちゃった?」

雪沙「ん〜、ふともものぉ〜、うえのほうだよぉ〜」

 

・・・あ、ちょっとだけグッときちゃったかも?

 

雪沙「はぁい、ここぉ〜」

僕「うん・・・あれ?マクラは?」

雪沙「ゆきさがまくらだよぉ〜」

 

寝ると雪沙ちゃんの胸に誘導される、

おっぱいは大して膨らんでないけど、

やっぱり女の子の体って柔らかいなぁ・・・小5でも。

 

僕「あ・・・雪沙ちゃん、実は枕を占領したかっただけじゃ・・・」

雪沙「もぉ〜、そんなことないのぉ〜!」

僕「ご、ごめんごめん・・・じゃあ、大人しくしてるよ」

 

・・・やばい、小5の胸の中でも、ぽーっと安らいじゃう・・・

このまま素直に寝ちゃったら、雪沙ちゃんに『落とされた』って感じがしちゃうかも・・・

 

僕「ん・・・ちょっと頭のポジションが・・・難しいかも・・・」

雪沙「ぢゃ〜ゆきさがうでまくらしてあげるぅ〜」

僕「いいよ、寝返り打ったときに、折れちゃいそうだし」

雪沙「そんなことないよぉ〜・・・ぢゃあ、おやすみのちゅ〜してあげるぅ〜」

僕「ええっ!?それは・・・」

 

真っ暗な中で雪沙ちゃんの小さな指が僕の顔をまさぐる、

両手で頬を挟んで、そのまま・・・やわらかい感触が・・・・・!

 

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