僕「次はロッククライミングか」

 

木製のボードに石のようなブロックがいっぱいくっついてる。

 

雪沙「のぼるのぼる〜」

僕「ちょっと危ないよ?ここはよそう」

雪沙「ちょっとだけ〜、すぐにおりるぅ〜」

 

器用に軽々と登っていく・・・

体が軽いもんな、指や足のつま先にかかる負担が小さい。

あっという間に僕の頭上へ・・・そして白いパンツが丸見え、と。

 

僕「・・・そろそろ落ちると危ないよ」

雪沙「もうちょっといけるよ〜?」

僕「駄目!登れても降りられなきゃ意味ないよ?」

 

と、パンツに向かって会話する・・・

このまま落ちたらスカートが落下傘みたいになって僕の顔にズドン、だ。

 

雪沙「わかったぁ〜、おりるぅ〜」

僕「はい、ゆっくりね、ゆっくり・・・」

雪沙「あ〜〜〜、おりるときのあしのかけるところわかんな〜い」

僕「ほら言ったろ?まったく・・・右足はもうちょっと右下・・・そうそう」

雪沙「ねぇ〜、おしりもってぇ〜」

 

し、しょうがないなぁ、しし、仕方なく・・・んしょ・・・

 

むにっ

 

雪沙「ぁん〜♪」

僕「こ、こら!変な声出すんじゃない!」

雪沙「ん〜〜〜・・・・・」

僕「もうこなったら・・・えい!」

雪沙「きゃぁ〜〜♪」

 

強引に引っぺがして抱きかかえた。

 

僕「さ、行くよ」

雪沙「はぁ〜〜い」

 

・・・保護者とお子様って感じなのに、

こんなに胸がドキドキして変な汗が出るのはなんでだろ。

・・・・・きっと保護者とお子様って関係だけじゃ、ないからだろうな。

 

 

 

 

 

僕「ここが3on3、バスケか」

雪沙「どうするのぉ〜?」

僕「ボールを奪い合って、入れた人が勝ちだよ」

雪沙「おんなじかごでぇ〜?」

僕「そう、本当は確か3人対3人でやるから3on3だったはずだよ」

 

バスケットボール、ちゃんと空気もしっかり入ってる。

 

ポンポンポン・・・

 

僕「ほーら、ボール取ってごらん」

雪沙「あ〜、ゆきさとくいだよ〜、え〜い」

僕「おっと!ほらほら、取れるかなー」

 

一生懸命ボールを奪おうと体を右往左往・・・

あ、また袖から乳首が・・・さらに胸元からも・・・

無防備すぎるなぁ、しかも乳首、これって起ってるんじゃ・・・?

 

雪沙「とったぁ〜〜〜♪」

僕「わ!やられた!」

雪沙「え〜〜〜〜いっ!!」

 

ゴールへ投げた・・・が、ふちに跳ね返って戻ってきた。

 

雪沙「とったぁ〜〜」

僕「よし、今度は僕が奪ってやる!」

雪沙「うばってうばってぇ〜〜♪」

 

本気で取るか・・・って、結構すばしっこい!

そして、またもちらちら見える乳首が!チラチラだとこんなに興奮するなんて!!

雑念を振り払わなければ・・・腰をもっと下げて・・・よし、見切った!雪沙ちゃんの動きが・・・って僕に抱きついてきた!?

 

んちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪

 

う、うばわれてるっ!唇をっ!!

てん、てん、てん、と落ちるボール、

夢中で僕の舌に絡みつく、雪沙ちゃんの舌・・・

キャンディでも舐めしゃぶるかのようなチロチロした動きが、

なんだかとってもくすぐったくって、気持ちいい・・・あああぁぁ・・・

 

ちゅぷ・・・ちゅちゅちゅ・・・ぢゅるぢゅるぢゅる・・・・・

 

ほわはわほわはわ・・・・・

力が抜ける・・・汗の甘酸っぱい匂いに犯されるうううぅぅ・・・

 

・・・・・・・・・・・・・

 

ふっ、と唇が離される、

同時に雪沙ちゃんも僕から離れるが、

僕はというと呆然としたまま動けない・・・

雪沙ちゃんは淡々とボールを拾い、籠に向けて投げる・・・

 

ガコッ!!

 

雪沙「はいったよぉ〜〜〜」

僕「う・・・・うん」

雪沙「かったかったぁ〜〜〜♪」

 

つつーーー、と唾液の糸がこぼれる・・・

 

雪沙「ゴルフでかったごほうびもらっちゃった〜♪」

僕「はは・・・・ははは」

 

もう笑うしかない・・・

 

僕「・・・・・行こう」

雪沙「うん〜、ボール戻してくるぅ」

僕「偉い偉い」

 

・・・舌にまだれろれろとした感触が残ってる、

やばいなぁ、まずいなぁ、いろんな意味で・・・・・はぁ。

 

 

 

 

 

僕「これで1周したね、まだ30分くらい時間あるけど・・・」

雪沙「ん〜、もっとあそびた〜い」

僕「でも僕ももう、ちょっと休憩したい」

 

少し疲れちゃったよ、肉体的にも精神的にも。

 

雪沙「え〜、もっとほかのひともいれてあそびた〜い」

僕「他の人っていっても、午後から雪巳ちゃんたちも入れる?」

雪沙「いまあそぶ〜、だれかさそってきてぇ〜」

 

そんな事言われても、

他のお客さんは真面目そうなおば様やサラリーマン風のおじさんだし、

そもそもお盆だからお客さん自体も少ないんじゃ・・・宿泊客専用のはずだから。

 

少年の声「ちょっとそこの女の子ー!」

雪沙「え〜?わたしぃ〜〜?」

 

いつのまにかグラウンドから少年少女がやってきた。

 

少女「私達、サッカーやりたいんだけど1人足りないの」

少年「7人だから4対4でやりたいんだ、一緒にやろうよ」

雪沙「やるやるぅ、さんぢゅっぷんだけ〜」

僕「じゃあベンチで見てるから行っておいで」

雪沙「うん〜♪じかんはかっててねぇ〜」

 

丁度良く遊んでる子供達がいてくれてよかった、

雪沙ちゃんと同じかちょっと上くらいの子たちだ、

もちろん小5か小6くらいだから、雪沙ちゃんが一番ちっちゃいけど・・・

 

僕「わ、全然当たり負けしてない・・・」

 

運動は得意だったもんな、

体はちっちゃいけど活発すぎるくらいだし。

・・・ほんと活発。スカートからパンツひらひら見せまくってる。

他の女の子は半ズボンとかスパッツなのに・・・あ、シュート入れた!

気のせいだろうか?他の7人の子たち、雪沙ちゃんに気を使ってあげてるような・・・

 

僕「みんな運動神経良さそうだもんな、動きがなんか野生っぽい」

 

島っ子って、たくましいんだな・・・

雪沙ちゃんもあの大家族にそだって、たくましいんだろうけど、

こういう所に連れてきてあげるのって、すごく正解のような気がする。

 

僕「ぼーっと見てたら時間を忘れそうだよ・・・」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・はっ!もう時間だ。

 

僕「雪沙ちゃーん、30分過ぎたよーー!」

雪沙「え〜〜〜、もぅ〜〜?みんなごめんねぇ〜」

少年「またいつかあそぼうよ」

少女「この島にまた遊びにきてね」

雪沙「うん、みんなありがとぉ〜、ばいばぁい」

 

ぶんぶん手を振りながら僕の方へ・・・

 

雪沙「たのしかったぁ〜〜〜」

僕「汗びっしょりだね」

雪沙「のどがかわいたぁ〜」

僕「そうか・・・そうだ、あの子たちも一緒にジュースでも」

雪沙「みんなでのむぅ〜」

 

グラウンドに目を向けると・・・

 

僕「あれ?もういない?」

雪沙「かえっちゃったみたぁ〜い」

僕「早いなぁ・・・」

雪沙「あれかなぁ〜」

僕「どれ?・・・・わ!」

 

☆猫7匹☆

グラウンドの隅っこに!

 

白猫「にゃ〜」

黒猫「ふにゃぁ〜〜」

 

いちにいさん・・・7匹いる。

 

僕「ま、まさか、ね」

雪沙「みんなおひるごはんにかえったんだよ〜」

僕「きっとそうだね、うん、そうだ」

 

雪沙ちゃんのために従業員猫さんたちが

人間に化けてサッカーしてくれたなんて事、

あるわけが・・・・ない、よな、うん、ないない、ない。

 

縞猫「ふぁ〜〜〜」

 

 

 

 

 

事務所に戻ってきた。

 

僕「終わったらノートに終了って書かないといけないんだよな」

雪沙「にもつにもつぅ〜〜」

僕「そうか、タオルとかここに置いといたんだった」

雪沙「あ〜、おにぃちゃんこっちこっちぃ〜」

僕「え、どこどこどこ?」

 

奥には更衣室がある、

男性更衣室、女性更衣室、あと・・・更衣室、とだけ書かれた部屋。

 

僕「ジュース買うから戻っておいでー」

雪沙「こっちであせふくぅ〜、ぢゅ〜すもってきてぇ〜」

僕「しょうがないなぁ、まったく」

 

オレンジジュースでいいか・・・

2本買って、奥の更衣室へ・・・どこだ?

男性・・・誰もいない。女性・・・は覗く訳にはいかない。

 

雪沙「こっちだってぇ〜〜」

 

何も書いてない更衣室・・・いや、扉には書いてある、

家族更衣室・・・広さは狭いけど綺麗に掃除されてる、それどころか、

花が刺してあってコーヒーカップにはお香が・・・さすがゴージャスなホテルの設備だ。

 

雪沙「かぎしめてぇ〜」

僕「はいはい・・・って汗ふくだけだよね?」

雪沙「ううん〜、ぱうだ〜もつけてぇ〜」

 

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