雪沙ちゃんと出よう!

 

僕「じゃあ暗くても大丈夫そうな雪沙ちゃんと行こうかな」

雪沙「うん〜、くらいのへぇきだよぉ〜」

雪巳「えー、私も平気だよー、恐くないよー」

雪菜「雪沙だと・・・迷子になっちゃうかも・・・・・です」

僕「ちょっと行ってすぐ戻ってくるだけだから!」

 

んしょ、んしょ、と着替え始める雪沙ちゃん、

それに引き換え、上の2人は納得いってない感じ。

 

僕「遊びに行くんじゃないんだから、ね?おとなしく寝てなさい」

雪巳「遊びじゃなくてもお兄ちゃんと一緒に行きたーい」

雪菜「あそびじゃないなら・・・手伝いたい・・・です」

僕「ぞろぞろ行くような事でもないんだから、ね?」

雪沙「もういけるよぉ〜、いこぉ〜〜〜」

 

僕の腕を引っ張って外へ出たがる、

それにつられて僕は2人を振り切って部屋から出る、

雪巳ちゃんは不満そうに、雪菜ちゃんは不安そうに顔を覗かせている。

 

僕「帰って来たときにはもう寝てなきゃ駄目だからね」

雪沙「いってくるねぇ〜〜〜」

雪巳「えー、ほんとに帰ってくるか心配ー」

雪菜「おるすばんで・・・おきてる・・・です」

僕「だーめ!寝なさい!じゃあ、おやすみ」

 

部屋のキーは・・・雪沙ちゃんが指でくるくる回してる。

エレベーターを待って2人で乗り込む、

さすがにこの時間だと人はうろついていないみたいだ。

 

僕「夜中だから騒いじゃ駄目だよ?」

雪沙「うん〜、わかってるよぉ〜〜」

僕「外は蒸し暑そうだし、早く済まそう」

 

1階についた、ロビーは無人・・・

受付だけ電気がついてあってベルで呼び出せる。

裏口は・・・あっちだ、なになに?0時を過ぎたらキーをこちらへ入れて開閉、か。

 

雪沙「あれぇ〜?カギいれるところはぁ〜?」

僕「外からだけみたいだね、出るときは必要ないみたい」

雪沙「どろぼぉ〜は、入れないねぇ〜〜」

 

外へ出る・・・雪沙ちゃん選んで良かったな、

これが雪菜ちゃん雪巳ちゃんだと、またきわどい誘惑をされそうだ。

 

僕「遊園地は・・・うわ、裏道まっくら」

雪沙「え〜、そうかなぁ〜、いけるよ〜?」

僕「見えるの?でも、つまずいたりしたら危ないよ?」

 

遊園地の裏手へ行く直通の道は、

まわりのテニスコートやパターゴルフの明かりも消えて真っ暗だ、

あれだと入場券を入れるポストさえ確認できなさそう・・・って雪沙ちゃんもう行っちゃってる!?

 

雪沙「おにぃちゃん、はやくぅ〜」

僕「ちょっと待って・・・よく見えるね」

雪沙「ここちょっと、みちがへこんでるよぉ〜?」

 

ここ、って言われてもよくわからないよ、

何とかうっすら見える雪沙ちゃんの背中についていく・・・

ぐいぐい進んでるよ、ここではぐれちゃったら泣くのは僕のほうだ。

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・・

 

静かな夜道をついていく、

後姿だけじゃなく足音も目印にして・・・

そろそろつくかなー・・・僕が追ってるの、雪沙ちゃんじゃなく幽霊だったりして。

 

雪沙「あ〜〜〜」

僕「え!?ど、どうしたの!?」

雪沙「あったよぉ〜〜」

 

ぺしぺし、と箱を叩いてる、

この形は・・・入場券ポストだ、

サイフを出して入場券を取り出し、手探りで4枚入れた。

 

僕「はい、おしまい。さあ帰るよ」

雪沙「ん〜、そっちいやぁ〜」

僕「嫌って、帰らないと・・・ちょっとどこ行くの!」

 

たたたーーーっ、とミニ遊園地の中へ・・・

まずいぞ?雪沙ちゃんを置いていく訳にいかないし、

僕1人で暗闇を帰るのはちょっと不安だ、姿が見えているうちに追いかけよう!

 

雪沙「おにぃちゃん、こっちだよぉ〜」

僕「ちょっと待って!これって不法侵入だよ?」

雪沙「だってにゅ〜じょ〜けんいれたも〜ん」

僕「そういう問題じゃ・・・あわわっ!!」

雪沙「段になってるからあぶないよぉ〜?」

 

いつのまにか植物園の所まできちゃった、

蚊が多い・・・はやく走り抜けたいけど道が・・・

ここは素直に雪沙ちゃんについて行くしかないか。

 

雪沙「あ〜、むこ〜あかるいよ〜?」

僕「ほ、ほんと?はぁっ、はぁっ・・・待って・・・」

 

そうか、突き抜ければ正門に出るよな、

そっから遠回りで港へ出て戻ればいい訳か。

向こうに見える明かりはきっと港の・・あ、雪沙ちゃんが立ち止まってる!

 

僕「こら!つかまえたぞっ!!」

雪沙「ねぇ〜、あれうらやましぃ〜」

僕「え?どれどれ?」

 

手すりにつかまって見下ろしている雪沙ちゃん、

僕も覗き込むと・・・あぁ、昼間に泳いだ海水プールだ、

照明が1つだけついててその側でお兄さんぽい人だけが泳いでる。

 

雪沙「おっきいプールにたったひとりでおよいでるぅ〜」

僕「うん、昼の芋洗い状態が嘘みたいだね」

雪沙「ゆきさもおよぎたい〜、きいてくるねぇ〜」

 

え?聞いてくるって・・・

わわ!あっという間に階段を駆け下りてっちゃった!

僕も行こう、プールの明かりがあるとはいえ足元に気をつけながら・・・

 

むにゅっ!!

 

猫「ふにゃーー!!」

僕「あ、ごめん・・・って黒猫がこんな所で寝てるなよ」

猫「ふしゃーーーーー!!」

 

・・・・・ゆっくりと歩いて下についた、

レストラン跡の無料休憩所も明かりがついてるな、

あれ?プールのほうから雪沙ちゃんが泳いでた人と出てきた。

 

雪沙「およいでもいいってぇ〜」

僕「ええー!?ほ、本当にいいんですか?」

男性「いいよいいよ、こんな可愛いお嬢さんの頼みなら断れないよ」

僕「でも怒られたりしませんか?」

男性「ここの責任者は俺だから、問題ないけど事故にだけは気をつけてくれれば」

 

そう言いながら海水パンツのまま正門の方へ・・・

 

雪沙「シャワーはないのー?」

男性「あるよ、使っていいよ!俺は家で風呂に入るからこのまま帰るわ」

僕「レストランの明かりは・・・?」

男性「あぁ、泥棒よけにつけてるだけだから、開いてるから中で休んでもいいよ」

雪沙「ありがとぉ〜〜〜、おにぃちゃ〜ん、あそこで着替えよ〜」

 

着替えるったって海水パンツはホテル・・・

あれ?お兄さんは・・・もういない、いた所は濡れてるけど・・・

さっさと正門に行っちゃったのかな?まあいいや、じゃあお言葉に甘えて・・・あれ?

 

僕「雪沙ちゃんまで消えた?・・・いた、無料休憩所だ」

 

中に入ると早速、服をいそいそと脱いでいる。

 

僕「クーラーもつけっぱなしか・・・涼しいや」

雪沙「おにぃちゃんもぬいでぇ〜」

僕「水着をホテルで取ってこないと!そうだ、雪巳ちゃんたちも呼んで・・・」

雪沙「やぁ〜!ぢゃあ先にプールいくねぇ〜」

僕「え?ちょ、すっぽんぽんで!まてまてまて!!」

 

あーあ、脱ぎちらかしちゃって・・・

それより全裸でプールへとんでっちゃった。

僕もつきあうか・・・トランクスだけは一応はいたまま行こう。

 

・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

 

プールではすでに雪沙ちゃんがバシャバシャ泳いでいた。

 

雪沙「はぁ〜やぁ〜くぅ〜、いっしょにおよごぉ〜」

僕「準備運動はちゃんとしたの?」

雪沙「ん〜〜、中でいましてるぅ〜〜」

 

おしりをぷかぷか浮かせて犬掻き・・・

あぶないなぁ、いろんな意味で・・・軽く準備体操しよう、

いっちに、いっちに・・・月がプールに反射して綺麗だなぁ・・・

 

僕「よし、泳ぐぞ!!」

 

飛び込む・・・のは危険だから足からゆっくりと・・・

夜中のプールってなんかいいな、明かりも少なくってちょっとミステリアス。

でも監視員とかいないし底が見えないから、本当に事故には気をつけないと・・・あれ?

 

僕「雪沙ちゃん?雪沙ちゃーん?」

 

消えた!?

まさか、おぼれちゃったんじゃあ!?

 

ジャバーッ!!

 

雪沙「ばぁ〜〜〜!!」

僕「わ!びっくりしたっ!!」

雪沙「えへへへぇ〜〜〜」

 

潜ってたのか・・・

水面から見える乳首がえっちぃ、

その下は本当に何もつけてないんだよなぁ・・・

 

雪沙「向こうまでおよごぉ〜」

僕「海側まで?あっちはほんとに真っ暗だよ」

雪沙「え〜、ひろいのにもったいなぁい」

僕「だったらウォータースライダー・・・は水が流れてないか」

雪沙「きょ〜そ〜だよ〜、よ〜いど〜ん!!」

 

バシャバシャバシャバシャ!!!

 

僕「うわっぷ!しょっぱい!!」

 

よーし、こうなったら追い抜いてやる!!

 

バシャッ!バシャッ!バシャッ!

バシャバシャバシャバシャバシャバシャ・・・・・

 

うわ、意外に追いつけない!?

ちょこまかと・・・そうか、体が軽いからか、

それに両腕両足の動きも小さい分、小回りがきいて・・・

 

雪沙「ひきかえしぃ〜♪」

 

はやっ!!

でもこっちだってスピードにのれば・・・

あ?あわわ?と、トランクスが脱げる!ちょっと直そう・・・

 

雪沙「なにやってるのぉ〜?」

僕「ちょっとね、脱げそうになって・・・」

雪沙「ぬいぢゃったらぁ〜〜?」

 

わ!僕の胸まで泳いできて・・・

 

きゅっ!!

 

僕「うあっ!ど、どこ掴んでるんだよっ!」

雪沙「ここだよぉ〜?」

 

きゅ、きゅ、きゅっ!!

 

あぁあああ!!小さな手で、股間をきゅっきゅきゅっきゅ、握られてるぅ!!

 

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