雪菜ちゃんと出よう!
僕「夜中だし、あんまり声出さない方がいいから雪菜ちゃんと行くよ」
雪菜「準備する・・・です」
雪沙「え〜〜、ゆきさおとなしくするよぉ〜?」
僕「無理無理、30秒も黙っていられないでしょ?」
雪巳「大きい声出さなかったらついていってもいいー?」
僕「うーん・・・雪沙ちゃんも雪巳ちゃんも、声のトーンが高くて通るから駄目!」
いそいそと着替える雪菜ちゃん、
それに引き換えおしゃべり2人組は不服そうだけど・・・
僕「遊びに行くんじゃないんだから、ね?おとなしく寝てなさい」
雪沙「おくちにチャックできるよ〜〜?」
雪巳「雪菜だけだとー、ぼーっとしてて迷っちゃうかもー」
僕「ちゃんと僕が一緒だから!行って帰ってくるだけだよ?」
雪菜「準備できた・・・・・です」
軽く着替え終わったようだ、
僕と雪菜ちゃんは2人を振り切って部屋から出る、
雪巳ちゃんは不満そうに、雪沙ちゃんは顔を膨らませてドアから覗いてる。
僕「もう遅いから先に寝てなきゃ駄目だよ」
雪菜「はい・・・お部屋の鍵・・・です」
僕「ありがとう・・・2人はちゃんと寝てなきゃ明日遊んであげないからね!」
雪巳「えー、帰ってくるの心配で眠れないよー」
雪沙「ねぇ〜、け〜たいでんわでゆきさとずっと喋りながらいってくる〜?」
僕「だーめ!寝なさい!じゃあ、おやすみ」
あれ?雪菜ちゃん小さい手提げ持って・・ま、いっか。
廊下に出てエレベーターに乗り込む、
さすがにこの時間だと人はうろついていないみたいだ。
僕「ふう、2人置いていくのも一苦労だ」
雪菜「外・・・涼しいといい・・・です」
僕「どうだろう?潮風がちょっとベタつくかも」
1階についた、ロビーは無人・・・
受付だけ電気がついてあってベルで呼び出せる。
裏口は・・・あっちだ、なになに?0時を過ぎたらキーをこちらへ入れて開閉、か。
雪菜「出るときは鍵はいらないみたいです・・・」
僕「ほんとだ、オートロックになってるんだね」
雪菜「・・・・・雪沙、こっそりついてこないか・・・心配・・・です」
確かに遅れてついてきて、
すれ違って僕らが先に戻ったら雪沙ちゃん締め出されちゃう。
はいれないよぉ〜、ってドアバンバン叩いてる姿が目に浮かぶようだ。
僕「確かあっちだったよな・・・」
雪菜「です・・・」
僕「だよね、でも真っ暗だ」
遊園地の裏手へ行く直通の道は、
まわりのテニスコートやパターゴルフの明かりも消えて真っ暗だ、
あれだと入場券を入れるポストさえ確認できなさそう・・・どうしようか。
雪菜「あかり・・・もってきた・・・です」
僕「へ?ほんとに!?」
ゴソゴソと手提げから懐中電灯を取り出した、
赤色灯だ・・・すごく準備がいいな、ほんとこの子、頭がいい。
僕「偉いね、でもそれどこから持ってきたの?」
雪菜「お部屋に・・・さしてあった・・・です」
僕「・・・それ、非常用じゃ!?・・・ま、いっか」
道をゆっくり確認しながら進む・・・
雪菜ちゃんの歩幅が小さいから丁度いいくらいだ。
でも、明かりが小さいから自然と2人で寄り添っちゃうんだよなぁ・・・
・・・
・・・・・
・・・・・・・・
静かだ・・・
歩く足音以外といったら、
かすかに聞こえる波の音と風に揺れる葉音・・・
僕「・・・・・」
雪菜「・・・・・・・・」
僕「・・・・・・・・・・・・・・・!?」
きゅっ、と手をつないできた!
そうだよな、足元照らしてるとはいえ歩きにくい・・・
ちゃんと気付いてあげるべきだった、変に照れてる場合じゃない。
雪菜「ついた・・・です」
僕「え、もう?あ、ほんとだ」
雪菜「入れる・・・・・です」
入場券を4枚・・・と、
これでもう文句は無いだろう、
厳密には閉園後に回収されちゃってるかも知れないけど、
ちゃんと入場券を入れたんだから、やましい思いをしなくて済む・・・心が軽くなる。
僕「さあ、帰るよ」
雪菜「ちょっと・・つかれた・・・・・です」
僕「え?でもこんなとこじゃ・・・」
雪菜「あっち・・・座る・・・です」
僕「ちょ、ちょっとどこ行くの!そっちは遊園地のなか・・・」
あーあ、行っちゃった。
って明かりは雪菜ちゃんしか持ってないんだ!
ついていかなきゃ。でもいいのかなー、不法侵入だよなーこれって・・・
僕「ど、どこまでいくの?」
雪菜「・・・・・・・・・・」
黙ってくればいい、といった感じで奥へ奥へと歩いていく・・・
恐くないんだろうか?そういえば初めて会った時なんかも、
真夜中の公園で1人ベンチに座って寝てたんだよな、恐ろしい・・・
ザッ、ザッ、ザッ、ザッ・・・・・
あれ?ベンチってゴーカートの前にあったはずなのに、
無視してさらに奥へ奥へ・・・闇に吸い込まれていくみたいだ、
これが怪談とかだったら雪菜ちゃんがお化けか何かに変身するとこだけど・・・
雪菜「ここがいい・・・・・です」
道から外れた、奥まった芝生にポツンとあるベンチ・・・
明るい昼でもここにこんな椅子があるって気付かないような場所だ、
後ろは林だし、照明はまわりにまったく無い・・・雪菜ちゃんが座った隣に僕も腰掛ける。
僕「なんでこんな所に・・・あ、従業員さんが来ても気付かれないように?」
雪菜「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
僕「静かだね・・・ちょっと蒸し暑いけど・・・」
懐中電灯をうつぶせで横に置く雪菜ちゃん。
僕「あれ?そんなことしたら真っ暗に・・・」
雪菜「・・・・・」
僕「あ、蚊が寄ってこないようにするため?でも蚊って人間の吐く二炭化酸素に・・・」
ガバッ!!
わわ!?抱きついてきた!!???
僕「どどどどど、どうしたの!?誰か来た!?」
雪菜「・・・・・好き・・・です・・・がまんが・・できない・・・・・です」
きゅうううっっ・・・
両腕を僕の背中に回して、しっかりと・・・
少女のやわらかな肌、そして心地よい女の子の香りが僕をくすぐる・・・
真っ暗でよくわからない分、触覚と嗅覚が研ぎ澄まされて、ちょっとクラッときた。
僕「我慢できないって・・・そんなこと言われても、ちょっと・・・・困る・・・」
雪菜「わたしも・・・がまん・・できな・・くて・・こまって・・・・・・ます・・・・です」
僕「ほんと困った・・・・・じゃ、じゃあ・・・・・ちょっとだけこのままで・・・・・ね?」
息が荒くなってる雪菜ちゃん、
ちょっと声が泣き声に近くなってた、
落ち着くまでこうやって抱きしめさせてあげよう・・・
僕「・・・・・」
雪菜「・・・・・・・・・」
ほんとに真っ暗だ・・・
雪菜ちゃん、暗いところは恐くないのだろうか?
そういえば実家ではいつも押入れに入ってたんだっけ、慣れてるのかも・・・
雪菜「・・・・・・・・す・・・・」
僕「ん?」
雪菜「・・・・・・・・・・・・き・・・・・・」
・・・ちょっと暑くなってきた、
こういう年齢の少女って体温高いもんな、
汗もでてきた・・・ちょっと離れてもらおうかな・・・
僕「雪菜ちゃん・・・そろそろ・・・・・いい?」
雪菜「・・・・・はい・・です・・・」
顔が僕の胸から離れた、と思った次の瞬間!
ぎゅっ!!
首の後ろを掴まれた!?そして・・・
ちゅううっっ・・・!!
僕「!!」
幼い唇が僕のあごにあたり、
そのまま手さぐりで唇がずり上がり、
僕の唇に重なると、探し当てたかのように舌を入れてきた!!
ちゅうっ・・・れろ・・・ちゅぱっ・・・・・
ねばっこい、ねちっこいキス・・・
そろそろ、ってそういう意味じゃなかったのにぃ!
で、でも、小6の幼い唇と舌が必死に貪る、情念のこもったキスにすっかり動けなくされている・・・!!
れろれろ・・・ひろちろちろ・・・ぺちゃぺちゃ・・・ぬちゃぬちゃっ・・・・・
幼くもいやらしい悪戯のようなキス、
少女が大人をもてあそぶには充分な破壊力だ・・・
もう、このキスだけで雪菜ちゃんに夢中になって身を破滅させられてしまいそうな、恐怖さえ感じる・・・・・
にちゃっ・・ちゅぱっ・・・ぬちゃぬちゃぬちゃぁっ・・・ぢゅるっ・・・れろぉおっ・・・・・
みるみる唇が痺れてくる、
されるがままに唇と舌を奪われている僕、
それは大人の僕からはする事ができないため受け身に回っているのか、
はたまた雪菜ちゃんの情熱的なキスにまったく隙を与えてもらえず、なすがままに犯されているのか、
どちらにしてもクラクラするような快感に、交じ合う唾液の味に陶酔し心を吸われていく感覚に陥っていく・・・・・

・・・・・・・・・
僕「・・・・・んはぁっ!!」
雪菜「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ようやく唇が離れたとき、
ニンニクの匂いが鼻から抜けた・・・
夕食の焼肉の残り香が急に強烈に込み上げる、
と同時に現実に引き戻される。
僕「じゃあ・・・行こうか、雪巳ちゃん雪沙ちゃんが待ってる」
雪菜「・・・・・・・・・・・・」
助かった・・・焼肉食べてなかったら、
このまま雪菜ちゃんの手に落ちてたかも。
小6の手に落ちる、って情けない言い方だけど、
事実なんだからしょうがない。
それだけ雪菜ちゃんのキスは凄かった、
焼肉の匂いを忘れさせる程、情熱的でトロケさせるキス・・・
僕「懐中電灯は・・・あれ?」
雪菜「・・・・・・・」
僕「どこへやったの?これじゃあ、帰れないよ」
まさか雪菜ちゃんが隠した!?
しまった、こんな真っ暗じゃ危なくって逃げられない、
それに雪菜ちゃん1人置いていく訳にはいかないし・・・ひょっとして全て計算ずく!?
雪菜「おにぃちゃん・・・こっち・・・・です」
僕「ど、どこ?どっちへ行けばいいの?」
幼い指で手首を掴まれ、
引っ張られたその先は、雪菜ちゃんの・・・スカートの中!!
雪菜「ここ・・・・してほしい・・・・・です」
にゅるっ、とショーツごしに温かい感触が!!
もどる |
めくる |