僕「ふう、お腹いっぱい」

雪巳「おいしかったねー」

雪菜「ごちそうさま・・・でした」

雪沙「次どこいくのぉ〜?」

僕「そうだな・・・そろそろホテルかな」

 

港ではホテル行きバスが早くも待機している、

船が来るまであと20分か・・・歩いたほうが早いかな?

 

雪巳「バス乗ろうよー」

雪沙「ゆきさいちばんのりぃ〜」

僕「あ、ちょっと!」

雪菜「みんなはやい・・・」

僕「うーん、まいったな」

 

しょうがない、中で時間を潰すか・・・

僕たちはバスに乗り込む、もちろん他に客はいない。

遅れてホテルの従業員ぽいお姉さんが乗り込んで、ドアを閉めた!?

 

女性係員「それでは初島ゴージャスホテルへ出発いたします」

 

出してくれるんだ!

凄くサービスいいな、

4人だけのために・・まあ、時間が余ってるからね。

 

ブロロロロ・・・

 

さっき観て回った神社や資料館を過ぎ、

目に入ってきたのは第二港だ、そこには・・・

 

☆クルーザー☆

雪巳「豪華な船がいっぱいー」

僕「クルーザーだね」

雪菜「何に使う・・・ですか」

僕「釣りとか、後は確かスキューバダイビングとか?」

雪沙「別の島も行けるの〜?」

僕「行こうと思えばね、でも多分遠いよ?」

雪巳「乗ってみたいなー」

 

でも、いくらかかるんだろ・・・

と思っているうちに第二港を過ぎ、

坂をどんどん登っていくと・・・見えてきた!

 

☆クルーザー☆

僕「初島ゴージャスホテルだ」

雪巳「おっきー」

雪菜「・・・5・・6・・・7・・・8階?」

雪沙「こことまれるの〜?」

僕「そうだよ、荷物持って!」

 

正面玄関でバスが止まり、

降りるとボウイさんが荷物を持ってくれる。

ロビーはやたら豪華で、7階まで吹き抜けになってる。

 

僕「すごいね」

雪巳「エレベーターが透けてるー」

雪菜「・・・ぴかぴか・・・です」

雪沙「ひろ〜〜い!わぁ〜〜い」

僕「チェックインしよう」

 

時間は午後1時40分か、

チェックインに20分早いけど大丈夫かな・・・?

 

僕「えっと、今日予約した・・・」

 

三姉妹は落ち着かずそわそわしてる。

 

フロント「はい、では707号室になります、2時までウェルカムドリンクをお飲みいただいてお待ちください」

 

荷物だけ先に持っていかれて、

僕らはロビーに座る、運ばれてきたのはジュースだ。

 

僕「なんだろう・・いただきます・・」

雪巳「・・・グレープフルーツー?」

雪菜「これ・・・なんだっけ・・・」

雪沙「すっぱくっておいしぃ〜」

僕「ん・・・これはアロエジュースだね」

 

・・・ちょっと豪華すぎて萎縮しちゃうな、

会員制ホテルだからな、三姉妹が落ち着かないのも無理ない。

 

雪沙「も〜のんぢゃった〜」

雪巳「私もー、おいしかったー」

雪菜「・・・・・ありがとう・・でした」

僕「じゃあルームキーはもう貰ったんだし、ホテルを見て回ろうか」

雪菜「そのほうが・・時間つぶせる・・・です」

 

まずは1階から・・・

日本料理店が2軒ほどあって・・・

こっちはプールみたいだ!屋外プール・・・あった!

 

僕「みんな楽しそうに泳いでる」

雪巳「おっきいねー」

雪菜「人そんなに多くなくて・・よかった・・・です」

雪沙「いまからおよご〜」

僕「でも水着運んでもらっちゃったから一旦部屋に行ってからね」

 

地下へ行く階段があって、

そっちは屋内プールか、雨でも安心だ。

他にも外の施設がいっぱいあるみたいだけどそれは後回し・・・

 

僕「2階へ上がろう」

 

階段を上がると・・・

娯楽室みたいだ、麻雀ルームとか、

図書館とか、茶室もある、後は・・・囲碁クラブもあるのか。

 

雪沙「つぎいこ〜」

 

☆お土産☆

3階にあがってっちゃった。

あ、コンビニがある!朝8時から夜11時まで、

みやげ物からジュース、下着類から電池や雑誌も。

 

雪巳「洋服やさんもあるよー」

僕「こっちは夜10時までか、水着も売ってるね」

雪沙「あそこ〜ゲームセンタ〜だぁ〜〜」

僕「結構大きい!メダルゲームもある」

雪菜「プリクラも・・・ある・・・です」

 

4階は・・・ビデオルームにビリヤード場か・・・

 

雪菜「もう2時・・・です」

雪沙「およご〜およご〜およご〜」

僕「じゃあエレベーターで7階行こう」

雪巳「見て回る続きはプール終わったらねー」

僕「そうだね」

 

☆ホテル内☆

エレベーターに乗って7階へ・・・

707、707・・・あったあった、

カードキーを差し込んで・・・認証・・・OK!

 

ガチャッ

 

僕「入るよ」

 

部屋の中は・・・

 

雪巳「わ〜〜〜海がみえる〜〜」

雪菜「すごいきれい・・・です」

雪沙「おふねもいっぱぁ〜い」

僕「見渡しいいね」

雪巳「それに部屋もひろーい!」

 

ゴージャスだ・・・

3姉妹にはちょっと毒なくらいかも。

 

僕「荷物がまとめてある」

雪巳「机にいっぱい紙があるよー」

雪菜「ホテルの案内と・・・食事の券です・・・」

僕「他にもいろんな施設の割引券があるね」

雪沙「ね〜、も〜水着にきがえていい〜?」

僕「こらこら!ちゃんと更衣室はプールにあるはずだから」

雪巳「あれー?ベット2つしかないよー?」

 

☆ベッド☆

ほんとだ、まさか2つのベットに4人で・・・?

 

雪菜「こっちの部屋・・・お布団・・ある・・です」

僕「和室かー、ちゃんと机とテレビも洋室と別にある」

雪巳「2組に分かれて泊まれるねー」

雪沙「ぢゃあゆきさはおにぃちゃんとぉ〜」

僕「こらこら・・・じゃあプール行こうか」

 

水着を取り出して・・・

3姉妹も準備している、

部屋備え付けのバスタオルも持って・・・

 

僕「こっちは準備できたよ」

雪巳「こっちもー」

雪菜「お財布・・・どうしよう・・・」

僕「んー、大丈夫だよ」

雪沙「こぜにだけもってく〜?」

僕「いらないいらない」

 

・・・ルームキーは忘れちゃ困るな、と。

 

僕「じゃあ出よう」

 

 

 

 

 

1階外のプールサイド、

海水パンツに着替えた僕は三姉妹が出てくるのを待つ。

どんな格好でくるか、ちょっとどきどきだな、そしてわくわく。

雪巳ちゃんは派手で雪菜ちゃんは地味で雪沙ちゃんは子供っぽいかな?

準備運動をしながら待とう・・・いっちに、さーんし・・・いっちに、さーんしっ・・・

 

雪巳「お兄ちーゃん!」

雪沙「まったぁ〜〜〜?」

雪菜「着替えてきた・・・です」

 

声のする方をふりむくと・・・

 

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