☆神社☆

ちょっと歩くとすぐに神社についた。

 

僕「う〜ん・・・神社だ」

雪巳「神社だねー」

雪菜「神社・・・です」

雪沙「じんじゃだよぉ〜」

僕「・・・・・神社以外、何もない」

 

一応、お賽銭入れていくか・・・ぽいっ

 

ガランガラン

 

僕「・・・・・よし!資料館行こう」

 

☆資料館☆

資料館はどこかな〜・・・

あった、隣だ、ログハウス風だ、

ぱっと見、ちょっとした別荘みないな感じ。

でもちゃんと資料館なんだな、中に入ると小さな受付が・・・

名前を書くみたいだ、ついでに初島の案内パンフレットも置いてある。

 

僕「じゃあ代表して名前書いておくよ」

 

住所電話番号も書かないといけないのか、

面倒くさいな、簡単な住所だけでいいか・・・よし、と。

 

僕「書いたよ・・あれ」

 

三姉妹はすでに思い思いの展示物に見とれている。

 

雪巳「海の生き物のテレビやってるよー」

僕「クラゲ特集か、いっぱい種類があるんだね」

雪巳「足がいっぱいあるー」

僕「それは足っていうより触手だね」

雪巳「さされたら痛いんだよねー」

 

えっと、雪菜ちゃんは・・・

いろんな船の模型を見ている。

 

☆船の模型☆

僕「これは石油タンカーかな?」

雪菜「・・・・・です」

僕「よくできてるね」

雪菜「・・・・・雅幸とか・・こういうの好きそう・・」

僕「プラモデルとか?作るのに夏休み丸ごとかかっちゃいそうだね」

 

・・・いろんな展示物を見て回る。

何より涼しいのがいい!暑さを退かせるには丁度いいや。

これでお茶とか飲めて普通のテレビも見れたら・・ってそれじゃあ資料館じゃないか。

 

僕「本なんかも置いてあるな・・・」

 

純粋な資料のみ・・・

お土産売り場とかも無いんだな。

 

僕「・・・・・あれ?雪沙ちゃんは?」

 

どこにもいない?

見えるのは雪巳ちゃんと雪菜ちゃんだけ、

外へ行ったか?ならドアが開くからわかるはず・・・

 

僕「・・・・・あ、2階か」

 

小さな階段を上げると日が差し込むロフトがある、

そこに展示されているのは、石、石、石・・それを雪沙ちゃんが眺めてる。

 

☆石☆

僕「面白いのあった?」

雪沙「ん〜これぇ〜」

僕「この・・・火山岩がどうしたの?」

雪沙「ちょっとママに似てる〜」

僕「・・・そう言われてみると、そうも見えないこともないような」

 

おもしろい、雪沙ちゃんらしい着目点だ。

 

僕「ふむ・・・珊瑚なんかもあるのか」

雪沙「・・・・・おにぃちゃぁ〜ん♪」

僕「どうしたんだい?下はもう見て回った?」

 

後ろから抱きついてきた、

って手を僕のシャツの中へ!

 

雪沙「ねぇ〜おにぃちゃ〜ん」

僕「な、なにするの・・・」

雪沙「おにぃちゃぁ〜〜〜ん♪」

 

はぁう!

手がズボンの中に入ろうとしてくる!

ベルトで隙間が無いのに無理矢理手を突っ込んで・・・

雪沙ちゃんの手って小さいから、無理に押し込んだら入ってっちゃう!

さらに、後ろからガッチリくっついて離れようとしない・・や、やば、そ、そこはぁぁ!!

 

とたとたとた・・・

 

雪巳「お兄ちゃんこっちにいたんだー」

雪菜「ゆきさ・・・狭い所で遊んでちゃ駄目・・・」

雪沙「はぁ〜〜〜い」

 

・・・・・ほっ・・・助かった。

 

僕「こ、ここトイレ無いんだね・・・待合所で済ませてくる!」

 

・・・・・・・・半分以上、勃起しちゃったよ。

 

 

 

 

 

もうすぐ午後1時、

そろそろお昼御飯を食べちゃおうかな。

食堂街ではさすがに客引きの群れはいなくなってる。

 

僕「次の船まで55分だもんな・・・」

雪巳「何たべるー?」

雪菜「定食・・・1500円・・・」

雪沙「えびがいっぱ〜い」

僕「ほんとだ、1人1本サービスだって」

 

☆伊勢海老☆

ここでいいかな。

入ってお座敷席に座る。

 

店主「へいらっしゃい!」

僕「定食4つください」

店主「あいよ、伊勢海老のサービス付きね!」

 

窓全開のお店、

潮の香りが入ってきて、

AMラジオが流れ、扇風機が涼しい・・・

いかにも海の家っていう感じがする、そういえば、

シャワーなんかも備え付けてあるみたいだし、知らない荷物も・・・

 

雪沙「あそこおよいでる〜」

僕「本当だ、岩場で・・・ここも一応海水浴場なんだね」

雪巳「砂浜はないんだねー」

雪菜「今から泳ぐ・・・ですか」

僕「うーん・・・御飯食べたら落ち着きたいな」

 

店主がお茶を持ってきてくれた。

 

店主「お客さんたち、泊まりは決まってるのかい?」

僕「ええ、一応・・・」

店主「ウチの民宿、安くしとくよ?」

僕「ごめんなさい、もう予約入れちゃったんで」

店主「そうかい、じゃあ海で泳ぐときはここで着替えなよ!」

 

☆初島海水浴場☆

料理が作られている間、ぼーっと浜辺を見る・・・

砂浜が無いのは、きっと離島で砂はみんな流されちゃうんだろうな。

って、沖へ行くと僕らも流されちゃいそうで、ちょっと恐いかもしれない。

 

僕「そうだ!みんなの水着、どんなの?」

雪巳「赤ー」

雪沙「ピンクぅ〜」

雪菜「・・・きみどり・・・」

僕「色はいいから!」

 

ほんとに見てのお楽しみなのか。

 

雪巳「プール2つあるんだねー」

雪菜「遊園地のプールと・・・ホテルのプール・・・」

雪沙「どうちがうのぉ〜?」

僕「さあ?ホテルのプールは宿泊客だけなんだろうけど」

雪巳「じゃあ空いてるのかなー」

僕「どうだろ?夏休みだからね」

雪菜「・・・ごはん来たです・・・」

 

☆定食〜♪☆

うん、普通の定食だ、

これで1500円・・・普通、かな?

 

僕「いただきます」

雪巳「いただきまーす」

雪菜「いただき・・・ます・・・」

雪沙「いただきまぁ〜〜す」

僕「・・・・・うん、新鮮でおいしい」

 

でもやっぱり刺身の量が少ないかな、

何か足りないような・・・何かが・・・う〜ん・・・

 

店主「はい、おまち!」

 

これだ!!

 

僕「忘れてた」

 

☆伊勢海老♪☆

伊勢海老だ!

 

雪沙「まだうごいてるぅ〜」

雪菜「ちょっと・・・ざんこく・・・」

雪巳「でもおいしそー」

僕「まだヒゲが動いてるね、活きがいい証拠だよ」

雪沙「足もうごいてるぅ〜」

 

ヒゲをつんつんする雪沙ちゃん、

合掌しながらゴメンナサイと食べる雪菜ちゃん、

殻をたたいて、これは食べられなさそう、といった雪巳ちゃん。

 

☆伊勢海老中身♪☆

僕「よし、じゃあ早速・・・」

 

・・・・・プリプリしてて、うんまい!!

 

雪沙「ね〜、このあたま、もってかえっちゃだめ〜?」

僕「・・・くさっちゃうよ?」

雪巳「写真とるー?」

僕「そういえばカメラ用意してこなかったな」

雪菜「使い捨て・・・どこかで買う・・・です」

 

騒がしいながらも、

みんなあっという間にたいらげたのだった。

 

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