・・・・・ごそごそ、ごそごそ・・・

 

僕「ZZzzz・・・・・・・・・・?」

 

・・・・・・・ごそごそごそ・・・

 

誰か・・・いる?

 

ごそごそごそごそごそ・・・

 

下から布団の中に入ってきている!?

そして僕の胸まできて・・・またいで座った!?

 

雪巳「お兄ちゃーん」

僕「・・・んんっ!?」

 

ゆっくり目を開けるとそこには・・・!

 

☆下乳どアップ☆

 

僕「ぶっ!!」

雪巳「おきたー?」

僕「な、なにをっ!?」

 

いきなり凄いアングル!

下から雪巳ちゃんの、おっぱいの、どアップ!!

服の中が下から丸見えで・・いや、僕の顔が雪巳ちゃんの服の中に入れられているようなもん!?

 

雪巳「目、さめたー?」

僕「さめた、けど・・・」

 

ちょっと汗っぽいけど、いい匂い・・・

この服・・・セーラー服か、ってじゃあブラは!?

 

雪巳「ねー、ねー、ねー」

僕「雪巳ちゃん・・・ぶ、ぶらぢゃあ、は?」

雪巳「暑いから脱いだよー」

僕「どこで?」

雪巳「いまだよー、ねーおにーちゃん、私のおっぱい、おっきい?」

 

う・・軽くぽよんっ、て揺れた・・・

前かがみの雪巳ちゃんがさらに前に倒れて、

おっぱいが近づいてきたようだ、このまま来ちゃうと・・・やばい!

 

僕「お、大きいよ、すごくおっきい」

雪巳「どれくらいおっきいか、さわってみてー」

僕「う・・おっきいけど・・・それは・・・」

 

何とか話題をそらさないと!

 

僕「そ、そーいえばさあ」

雪巳「なーにー?」

 

・・・雪巳ちゃんの顔が見えないから、

まるでおっぱいと喋ってるみたいだ。

 

僕「雪巳ちゃんがおっきいのはわかったけど、雪沙ちゃんってちっちゃいよね」

雪巳「おっぱいがー?」

僕「ち・・ちがう!体の大きさが。雪巳ちゃんが大きいのは牛乳のおかげだけどさ、でも・・」

雪巳「雪沙がちっちゃいのはー、双子だからだよー、雅幸とはんぶんこー」

僕「それだ!・・・あ、そうだ、雪沙ちゃんと約束があったんだ!!」

 

体を横にひねって起き上がる!

 

雪巳「きゃー!」

 

逆にパタン、と仰向けに倒れる雪巳ちゃん、

僕の胸にまたいで座ってたから・・・セーラー服のスカートがめくれて、

グレーのパンツが丸見えだ、ってそこ見てないで早く逃げなきゃ!抜け出して、っと・・・

 

僕「ゆ、ゆきさちゃ〜〜〜ん」

雪巳「もーーー!!」

僕「ご、ごめんね」

 

まあ布団に倒れたんだから大丈夫だろう。

それより雪沙ちゃんはどこだ・・・僕の部屋に・・・いない?

いや、いた!もう外は夕方で、干した布団をベランダからしまっている。

 

僕「雪沙ちゃん、その・・・」

雪沙「な〜にぃ〜?」

僕「ええっと・・・」

 

約束なんてしてないし・・・どうしよう。

 

僕「駄菓子やさん行く約束してたよね?」

雪沙「え〜?」

僕「してたよね?ね?ねー♪」

雪沙「・・・・・うん〜♪♪♪」

僕「じゃあ、いこっ」

 

サイフを持って、と・・・

一緒に廊下へ・・雪巳ちゃんが来た!?

 

僕「じゃあ雪沙ちゃんと行ってくるから」

雪巳「どこいくのー?」

雪沙「おかし〜」

雪巳「約束してたんだー」

僕「う、うんっ!!」

 

・・・雪沙ちゃんが手をつないできた!

 

雪沙「いこ〜」

僕「すぐ戻るからねっ」

雪巳「はーい」

 

・・・・・ほっ、逃げ切れた。

雪沙ちゃんはご機嫌だ、う〜〜〜ん、

本当に約束してたって思っているのか、

それとも勘が良く、空気を読んでくれたのか・・・

ま、どっちにしても駄菓子くらいで済むなら安いもんだ。

 

雪沙「おにぃちゃんとふたりっきりでお出かけうれしぃ〜」

僕「久々だね、デパートでは也幸くん中心だったし」

雪沙「なりゆきにみつからないよ〜にはやくかお〜」

僕「・・・ひょっとして雪沙ちゃん、也幸くん・・・きらい?」

雪沙「すきだよぉ〜?でも〜、おにぃちゃんはべつですきぃ〜」

 

別で好き、って・・・

姉弟の好き、とは別って意味だろうな、

と、いうことは・・・あ、あまり深く考えないようにしよう。

 

雪沙「ゆきさ、あめがすき〜」

僕「デパートで買った飴、也幸くんが持ってっちゃったもんね」

雪沙「だからぁ〜、ゆきさだけにかってねぇ〜」

僕「いいよ、でも買いすぎないようにね」

雪沙「うん〜♪」

 

ああ、手だけじゃなく体もぴったり寄り添ってきた、

也幸くんがいたら、ここまでべったりはしてこなかったのに・・・

そういえば僕を見る目も、色っぽいようなそうでもないような・・・

 

雪沙「あ〜!」

僕「ん?あ!三悪兄弟!」

雪沙「またやってる〜」

 

駄菓子屋からお菓子をムンズと掴んで逃げてった!

万引きというより山賊だな、ありゃ・・・酷い連中だ、

80くらいのおばあさんが1人で店番しているお店なのに・・・

 

僕「ちょっと入りづらくなったね」

雪沙「いっぱいかお〜よ〜」

僕「そうだね」

 

あいつら、早くバチが当たればいいのに・・・

 

 

 

 

 

僕「ただいまー」

雪沙「ただいまぁ〜〜」

雪菜「おかえり・・・ごはん・・できてるよ・・・です」

僕「はい、おみやげ」

雪菜「・・・ありがとう」

雪巳「あー、雪沙、晩御飯の前にお菓子食べないのー」

雪沙「いっこだけだよ〜?おなかふくれてないよぉ〜」

僕「さ、食べよう食べよう」

 

なんとなく雪巳ちゃんの顔が怒ってふくれているような・・・

そう思うと雪菜ちゃんも何となく恐く感じる・・・一緒に駄菓子買いに行っただけなのに!!

・・・今夜は1人で寝た方がいいな、うん、しっかりと鍵をかけて・・・身の危険を感じる、いろんな意味で。

 

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