・・・・・ごそごそ、ごそごそ・・・
僕「ZZzzz・・・・・・・・・・?」
・・・・・・・ごそごそごそ・・・
誰か・・・いる?
ごそごそごそごそごそ・・・
下から布団の中に入ってきている!?
そして僕の胸まできて・・・またいで座った!?
雪巳「お兄ちゃーん」
僕「・・・んんっ!?」
ゆっくり目を開けるとそこには・・・!

僕「ぶっ!!」
雪巳「おきたー?」
僕「な、なにをっ!?」
いきなり凄いアングル!
下から雪巳ちゃんの、おっぱいの、どアップ!!
服の中が下から丸見えで・・いや、僕の顔が雪巳ちゃんの服の中に入れられているようなもん!?
雪巳「目、さめたー?」
僕「さめた、けど・・・」
ちょっと汗っぽいけど、いい匂い・・・
この服・・・セーラー服か、ってじゃあブラは!?
雪巳「ねー、ねー、ねー」
僕「雪巳ちゃん・・・ぶ、ぶらぢゃあ、は?」
雪巳「暑いから脱いだよー」
僕「どこで?」
雪巳「いまだよー、ねーおにーちゃん、私のおっぱい、おっきい?」
う・・軽くぽよんっ、て揺れた・・・
前かがみの雪巳ちゃんがさらに前に倒れて、
おっぱいが近づいてきたようだ、このまま来ちゃうと・・・やばい!
僕「お、大きいよ、すごくおっきい」
雪巳「どれくらいおっきいか、さわってみてー」
僕「う・・おっきいけど・・・それは・・・」
何とか話題をそらさないと!
僕「そ、そーいえばさあ」
雪巳「なーにー?」
・・・雪巳ちゃんの顔が見えないから、
まるでおっぱいと喋ってるみたいだ。
僕「雪巳ちゃんがおっきいのはわかったけど、雪沙ちゃんってちっちゃいよね」
雪巳「おっぱいがー?」
僕「ち・・ちがう!体の大きさが。雪巳ちゃんが大きいのは牛乳のおかげだけどさ、でも・・」
雪巳「雪沙がちっちゃいのはー、双子だからだよー、雅幸とはんぶんこー」
僕「それだ!・・・あ、そうだ、雪沙ちゃんと約束があったんだ!!」
体を横にひねって起き上がる!
雪巳「きゃー!」
逆にパタン、と仰向けに倒れる雪巳ちゃん、
僕の胸にまたいで座ってたから・・・セーラー服のスカートがめくれて、
グレーのパンツが丸見えだ、ってそこ見てないで早く逃げなきゃ!抜け出して、っと・・・
僕「ゆ、ゆきさちゃ〜〜〜ん」
雪巳「もーーー!!」
僕「ご、ごめんね」
まあ布団に倒れたんだから大丈夫だろう。
それより雪沙ちゃんはどこだ・・・僕の部屋に・・・いない?
いや、いた!もう外は夕方で、干した布団をベランダからしまっている。
僕「雪沙ちゃん、その・・・」
雪沙「な〜にぃ〜?」
僕「ええっと・・・」
約束なんてしてないし・・・どうしよう。
僕「駄菓子やさん行く約束してたよね?」
雪沙「え〜?」
僕「してたよね?ね?ねー♪」
雪沙「・・・・・うん〜♪♪♪」
僕「じゃあ、いこっ」
サイフを持って、と・・・
一緒に廊下へ・・雪巳ちゃんが来た!?
僕「じゃあ雪沙ちゃんと行ってくるから」
雪巳「どこいくのー?」
雪沙「おかし〜」
雪巳「約束してたんだー」
僕「う、うんっ!!」
・・・雪沙ちゃんが手をつないできた!
雪沙「いこ〜」
僕「すぐ戻るからねっ」
雪巳「はーい」
・・・・・ほっ、逃げ切れた。
雪沙ちゃんはご機嫌だ、う〜〜〜ん、
本当に約束してたって思っているのか、
それとも勘が良く、空気を読んでくれたのか・・・
ま、どっちにしても駄菓子くらいで済むなら安いもんだ。
雪沙「おにぃちゃんとふたりっきりでお出かけうれしぃ〜」
僕「久々だね、デパートでは也幸くん中心だったし」
雪沙「なりゆきにみつからないよ〜にはやくかお〜」
僕「・・・ひょっとして雪沙ちゃん、也幸くん・・・きらい?」
雪沙「すきだよぉ〜?でも〜、おにぃちゃんはべつですきぃ〜」
別で好き、って・・・
姉弟の好き、とは別って意味だろうな、
と、いうことは・・・あ、あまり深く考えないようにしよう。
雪沙「ゆきさ、あめがすき〜」
僕「デパートで買った飴、也幸くんが持ってっちゃったもんね」
雪沙「だからぁ〜、ゆきさだけにかってねぇ〜」
僕「いいよ、でも買いすぎないようにね」
雪沙「うん〜♪」
ああ、手だけじゃなく体もぴったり寄り添ってきた、
也幸くんがいたら、ここまでべったりはしてこなかったのに・・・
そういえば僕を見る目も、色っぽいようなそうでもないような・・・
雪沙「あ〜!」
僕「ん?あ!三悪兄弟!」
雪沙「またやってる〜」
駄菓子屋からお菓子をムンズと掴んで逃げてった!
万引きというより山賊だな、ありゃ・・・酷い連中だ、
80くらいのおばあさんが1人で店番しているお店なのに・・・
僕「ちょっと入りづらくなったね」
雪沙「いっぱいかお〜よ〜」
僕「そうだね」
あいつら、早くバチが当たればいいのに・・・
僕「ただいまー」
雪沙「ただいまぁ〜〜」
雪菜「おかえり・・・ごはん・・できてるよ・・・です」
僕「はい、おみやげ」
雪菜「・・・ありがとう」
雪巳「あー、雪沙、晩御飯の前にお菓子食べないのー」
雪沙「いっこだけだよ〜?おなかふくれてないよぉ〜」
僕「さ、食べよう食べよう」
なんとなく雪巳ちゃんの顔が怒ってふくれているような・・・
そう思うと雪菜ちゃんも何となく恐く感じる・・・一緒に駄菓子買いに行っただけなのに!!
・・・今夜は1人で寝た方がいいな、うん、しっかりと鍵をかけて・・・身の危険を感じる、いろんな意味で。
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めくる |