雪巳「ゆきさ〜、もう行くよ〜」

雪沙「まってぇ〜」

雪菜「じゃあ、行ってきます・・・です」

美鈴「行ってらっしゃい、こっちの夕食は私が作るから心配しないでね」

雪菜「也幸を・・よろしく・・・です」

雪巳「そういえば也幸はー?」

雪沙「ねことねてたよぉ〜」

 

みんなでエレベーターに乗って1階に降りる、

そして待たせてあるタクシーへ・・・美鈴義姉さんが運転手と話を済ませ、 

お金を渡し、続いて雪巳ちゃんにも1万円札を渡した。

 

美鈴「わかってると思うけどタクシー代にしか使っちゃ駄目よ?」

雪巳「お釣りちゃんと貰うねー」

美鈴「領収書もよ・・・じゃあ楽しんでらっしゃい」

雪菜「雪沙、はやく乗って・・・」

雪沙「前にのる〜〜〜」

僕「ちゃんとシートベルト締めるんだよ」

美鈴「行ってらっしゃい!寄り道しちゃ駄目よー!」

 

タクシーが出て行く・・・

みんな楽しんでくれるといいな。

 

美鈴「さ、上に戻りましょう」

僕「はい、すみません」

美鈴「いいのいいの、久々に夕食作ってあげなきゃね」

僕「僕も手伝いますよ」

美鈴「その前に・・・しなきゃいけない事があるでしょ?」

 

お説教タイムか!?

 

美鈴「来るんでしょ?雪香っていうのが」

僕「・・・そ、そうでした」

美鈴「なーに忘れてるのよ、あの子たち追い出したのは雪香って子を迎え撃つからじゃないの!」

 

ピンッ!と鼻をはじかれる!

そうだよな・・・何とか雪香を退治しないと。

僕と美鈴義姉さんはマンションの20階に戻るのだった。

 

 

 

 

 

僕「静かだな・・・」

 

耳を澄ませば台所から料理を作る音が聞こえる、

そういえば三姉妹が来る前、たまーに美鈴義姉さんが様子見に来たとき、

料理をご馳走してくれたっけ、1ヶ月ちょっと前の事なのにずいぶん昔のことのようだ。

 

僕「三姉妹もいない事だし・・・」

 

久々にオナニーでもするかな、かなり溜まってるし・・・

って、三姉妹はいなくても美鈴義姉さんがいるじゃんかよ!

書斎に篭るか・・・美鈴義姉さんが料理作り終わらないうちに、ささっと・・・

 

ぴんぽ〜ん

 

僕「・・・・・きちゃった」

 

ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽ〜ん

 

僕「あーうるさい!」

 

玄関に行きモニターを見ると・・・雪香だ、

タバコ吸ってやがる、それで親指でインターフォン連打・・・

パチスロじゃないっつーの!鍵をあけてやると音を察知し、タバコを捨て扉を開けて階段へ・・・

 

僕「・・・そうだ、とっとと追い返せば・・・」

 

家に入れずに玄関できっぱり断れば、

意外と簡単にあきらめてくれるかも知れないぞ?

僕は玄関のドアをチェーンロックがついたまま少し開ける。

 

雪香「よっ!」

僕「・・・なんだよ」

雪香「入れてよ」

僕「やだよ」

雪香「・・・大声で叫んじゃおっかなぁー」

 

それはやばい!

 

カチャカチャカチャ・・・

 

雪香「おじゃま〜♪」

 

いかにも上がりこむといった感じで入ってきた、

しょうがない・・・ここは素直に美鈴ねえさんにお願いしよう。

 

雪香「外、蒸し暑くってさー」

僕「おいおい、玄関から上がっていいって言ってないぞ」

雪香「なーにいまさら・・・雪巳たちはどっち?」

僕「いないよ」

雪香「え?なんでよ?」

 

ドアが開いたままの僕の部屋へズカズカと入っていく・・・

そしてここがさも雪香の部屋であるかのように中央へドカッと座る。

あぐらをかいているせいでスカートの中が丸見え・・・こいつはまったくもう・・・

 

雪香「いやー、逃げるの大変でさー、まー多分ばれてないとは思うけどー」

僕「警察へちゃんと行った方がいいんじゃないか?」

雪香「なんで捕まりに行くのさー?ばっかじゃねーの?」

 

むかつく言い方をしやがる。

 

雪香「まー、ここなら涼しいしー、しばらく世話になるわ」

僕「勝手に決めるなよ!」

雪香「私が捕まったら雪巳たちも警察になんか聞かれるじゃん?」

僕「・・・やましい事はないぞ」

雪香「うっそー?来たら困るっしょ、ぜってー」

 

まあ、確かに来るよりは来ないにこしたことはないけど・・・

 

雪香「で、雪巳たちはどこサ」

僕「ちょっと出かけてるだけだよ、帰れよ、通報するぞ」

雪香「通報されて困るのはそっちじゃね?」

僕「とにかく!もうあの子たちでいっぱいだから!」

雪香「じゃ、1人私が追い出すよ、それでいいっしょー」

 

・・・僕はお前を追い出したいんだって。

 

美鈴「来たようね」

雪香「げっ、出た」

美鈴「何よ、人をお化けみたいに」

 

エプロンを外す美鈴ねえさん、

雪香と向かい合って座る・・・う〜ん・・・

目と目がバチバチと、火花散らすように睨みあってるよ。

 

美鈴「相当悪い事やってるみたいね」

雪香「なんのことー?」

美鈴「・・・まあいいわ、いい?よく聞きなさい」

雪香「それより風呂入りたいんだけど」

美鈴「聞きなさい!いい?女の体っていうのはねえ・・・」

 

はじまった・・・色々と言い合ってる。

こういう時って、僕はいるべきなんだろうか?

それとも席を外したほうがいいかな・・・う〜ん・・・

 

雪香「説教くさい話はどーでもいーよ」

美鈴「あら、ここに住むっていうのなら毎日休まず説教してあげるわよ?」

雪香「関係ないっしょ、そんなの聞かなーい」

美鈴「じゃあその荷物まとめて出ていくことね」

雪香「それもきかなーい、雪巳や雪沙がよくて、なんで駄目なんさ?」

 

むう・・・雪香も減らず口だけど、

美鈴義姉さんも全然言い負けてない・・・

僕が口を挟む必要はなさそうだ、ちょっといづらいし避難しよ・・・

 

美鈴「ちょっと、どこ行くの!」

僕「あ・・えっと・・・お・・お風呂にお湯入れてくる」

雪香「あんまり熱いのやーよ」

僕「うん・・・」

美鈴「あなたは入らないでしょ!」

 

・・・やっぱりいないとまずいみたいだ、

とはいえ立ち上がった以上、お風呂の様子を見て、また戻ってこよう・・・

廊下に出てお風呂へ・・・自動でお湯が入ってる、そのへんは雪菜ちゃんかな?ぬかりは無い。

台所は・・・料理を作っている最中だ、火とかはかけっぱなしになってない、味噌汁のいい匂い・・・

ちょっと椅子に腰掛けて落ち着く、僕1人だったらきっと勝てないだろうなー、美鈴ねえさん様様だよ・・・

 

僕「さあて・・・行くか」

 

廊下に戻ると言い合いがヒートしてきたみたいだ、

もし喧嘩になったら僕が仲裁に入らないと・・・と部屋に戻ると・・・

 

美鈴「じゃあ勝負よ、いいわね」

雪香「勝ったら住むかんね」

美鈴「そのかわり負けたらあきらめて帰るのよ?」

雪香「楽勝っしょー、めっちゃ慣れてるもん」

美鈴「あ、戻ってきたわ、じゃあルールを決めましょう」

 

何をするんだろ・・・

 

美鈴「スタートって言ったら始めて、時間を計る」

僕「ふむふむ」

美鈴「ストップウォッチある?」

僕「そんなの持ってない・・・でも時計で計れるから」

雪香「誰がタイム計るのさ」

僕「じゃあ僕が」

雪香「そんなの信じらんなーい、相手が計ろうよ」

美鈴「・・・まあいいわ、じゃあ私の番はアナタが、アナタの番は私が計るわ」

雪香「ズルすんじゃないよー」

美鈴「それはこっちの言う事よ・・・で、出たらストップ、タイムが早いほうが勝ち」

僕「え?何が出るの?」

 

どこから何が?

 

美鈴「精液」

雪香「ザーメン」

僕「!!!」

 

・・・・・僕のか!?

 

雪香「じゃ、先行取った〜」

美鈴「・・・いいわよ」

僕「ちょちょ、ちょっと、僕の意思は・・・」

雪香「そんなのあるの?」

美鈴「まあ、ないわね・・・弟クン、協力してね」

 

そそそそそ、そんな・・・!!

 

僕「本気ですか!」

美鈴「真剣勝負よ・・じゃあ、私は持ってる時計で計るわ」

僕「ま、待って・・心の準備が・・・」

雪香「ちょっと、チンポ出してよ、そうでないと不公平っしょ」

僕「だだ、だって・・・」

 

ジーーーッ、と雪香にチャックを下ろされる・・・

 

僕「まま、待って!雪香が先行って、有利すぎないか?」

美鈴「弟クンが我慢すればいいだけの話よ」

雪香「・・・そーだ、出した後、出すまでにかかった時間休んで、その後スタートってどう?」

美鈴「いいわよ?3分で出したらその後また3分インターバル計って、時間がきたら私の番スタート、ね?」

雪香「こっちも時計用意しよー・・・あ、目覚まし借りるよ」

 

僕のベットの上にある目覚ましを取り、

床に置いて・・・ベットに腰をかけ、服を脱ぎはじめた!!

 

僕「お、おいおい、フライングじゃないのか?」

雪香「チンポさわってからスタートね、ほら、どう?」

僕「うぅ・・・」

 

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