ぴんぽ〜〜ん

 

雪巳「見てくるー」

 

来客か、このお昼過ぎに誰だろう?

8月に入ったことだし、美鈴ねえさんが様子でも・・・?

 

雪巳「きちゃったー」

僕「え?来たって、まさか、相談所?」

雪巳「ううん、雪音と雪絵ー」

僕「あ、昨日のお菓子取りにきたんじゃないの?」

雪巳「・・・と、也幸ー」

 

えっ?一番下の男の子も!?

 

雪巳「あげていいー?」

僕「うん、いいよ」

雪沙「ほへぇ〜〜、なひゆひぃ〜?」

 

マシュマロを頬張る雪沙ちゃんが立ち上がって玄関へ。

雪巳ちゃんは・・・あ、昨日不二家レストランでもらった、

雪音ちゃん雪絵ちゃんの分のお菓子を持って、玄関へ・・僕も行こう。

 

 

雪絵「こんにちはー」

雪音「昨日はありがとーーー」

僕「こんにちわ、お菓子取りにきたんだよね?」

也幸「・・・・・」

僕「也幸くん、は?」

 

ビクッ、と反応する也幸くん、

雪絵ちゃん雪音ちゃんのうしろに隠れてるけど、

あれで案外、2人に隠れて忍び込んできたつもりなのかも。

 

雪巳「お菓子ー、はいー」

雪音「ここで食べていいー?」

雪絵「公園でたべられないのー」

僕「なんで?・・あ、祭りの準備か」

雪巳「それに悪いお兄ちゃんたちに見つかっちゃうもんねー」

 

家に上げる訳にはいかないから玄関で・・・

いや、でも抜き打ちで児童相談所とかが来たら、

まずいかな?逆にいい事してる、はずだよな・・・うん。

 

僕「いいよ、あんまり長居されると困るけど、玄関で腰掛けて食べるなら、ね」

雪音「ありがとー」

雪絵「たべるねー」

也幸「・・・・・・・」

僕「あ、そうだ、也幸くんには・・・ちょっと待っててね」

 

一旦部屋に戻って・・どこだったかな・・・

あったあった、これだ、昨日もらった新幹線のおもちゃ。

 

僕「はい、これ也幸くんに」

也幸「・・・・・・・・」

 

おそるおそる受け取って、

中を覗いてる、まじまじと・・・

振ってる?そしてまた見て・・あ、逃げた!

 

雪沙「も〜〜!なりゆきったら〜〜」

 

新幹線持ったまま玄関を出てっちゃった、

ここに残ってたらせめてマシュマロでもあげようかと思ってたのに。

・・・・・新幹線の中を覗いてたのは、ひょっとしてお菓子でも入ってるかと思ったのかな?

 

雪絵「おいしー」

雪音「おいしーねー」

 

座って早速ミルキーとかを食べはじめる雪音ちゃん雪絵ちゃん、

ペコちゃんの指人形をつけながら・・・そうだ、ゴミ箱、ゴミ箱、

と思ったら雪巳ちゃんがすでに電話機の横から持ってきてくれてた、気が利く。

 

僕「じゃあ、食べ終わったら帰るんだよ」

雪音「うんー、でもトイレいきたいー」

雪絵「おみずのみたいー」

僕「・・・まあ、それくらいなら・・・」

雪沙「お水もってくるね〜〜」

 

・・・・・何だか少しずつ侵略されているような気もしないでもないな・・・

気をつけよう。油断してるといつのまにか雛塚家全員がここに・・うぅ、悪寒がしてきた。

 

 

 

 

 

もう夜11時か、

雪菜ちゃんはテレビのニュースを眺めてる。

雪巳ちゃんはパジャマ姿で漫画を・・読み終わって立ち上がった。

 

雪巳「じゃーもう寝るねー」

僕「おやすみ。雪菜ちゃんは?」

雪菜「・・・台風が、できてる、です・・」

僕「本当?あ、ほんとだ、明日あさってとお祭りなのに」

雪菜「・・・日本へは・・・日曜の夜くるって・・・」

 

上陸しそうだな、

せっかくの三姉妹とのお祭りなのに。

へたすると明日土曜日だけのお祭りになっちゃうかも。

 

雪菜「寝る・・・・・です」

僕「そうだね、おやすみ」

雪菜「おやすみなさい・・・・・」

 

僕も寝ようかな、カーテン閉めて、

ベットへ・・あれ?布団が盛り上がってる?

朝、出たままになってるのかな?いや、ゆうべは三姉妹の部屋で寝たはず・・・

 

僕「・・・・・?」

 

掛け布団をめくると、そこには・・・!!

 

☆えへへ〜〜〜☆

 

雪沙「えへへ〜〜〜」

僕「なっ!雪沙ちゃん!しかも、裸で!?」

雪沙「ね〜〜〜、パウダーつけて〜〜」

 

布団の中でずっと隠れてたみたいだ、

お風呂出てすぐ潜り込んでいたのか?

手を伸ばして催促してる、パウダーは・・あった、目覚ましの横だ。

 

雪沙「ね〜ね〜ね〜、終わったら雪沙もおにぃちゃんにつけてあげるから〜〜」

僕「うっ・・・それはいいよ・・・パウダーはつけてあげるから」

雪沙「え〜?きもちよくなかったの〜〜?」

 

気持ち良過ぎたから問題なんじゃないか・・・

あんなこと毎日されたらやみつきになっちゃいそうなうえに、

エスカレートして、もっと・・いや、想像するのはやめておこう、うん。

 

僕「はいはい、まずは背中からね」

雪沙「おしりも〜〜」

僕「わかってる、わかってる」

 

四つんばいの雪沙ちゃん、

変な所は見ないように・・・ぽんぽんぽん、っと・・・

さすがにもう慣れてきたぞ、脇の下から・・乳首もこう後ろからなら見なくて済む・・・

 

雪沙「んぁ〜〜〜っ・・・」

僕「へ、変な声ださないで」

雪沙「きもちい〜んだも〜〜〜ん」

 

お尻を突き出してきた、

この角度で見るあそこって・・いや、やめとこう、

無心、無心、医療行為、医療行為、っと・・・お尻をぽんぽんぽん・・・

 

雪沙「〜〜〜〜〜〜〜♪」

 

・・・・・そういやこのポンポン、いつのまに洗って干したんだろうか。

 

 

 

僕「・・・・はい、おしまい」

雪沙「ありがと〜、おにぃちゃんもする〜?」

僕「いいよ、それよりもう寝るから」

雪沙「うん〜〜、おやすみ〜〜〜」

僕「おやすみ・・ってこら!ここで寝るんじゃないって!」

 

どさくさにまぎれて、もう!

 

雪沙「え〜〜?だってもうねむいよ〜〜〜?」

僕「僕は揚げてない天ぷらと寝る気はないから、ほら出て出て!」

雪沙「・・・・・はぁ〜〜〜い」

 

パウダーまみれのまましぶしぶベットを降りる雪沙ちゃん、

下着はどうしたんだよ、まったく、すっぽんぽんのままで・・・

一緒に寝たら絶対なんかされるよ、甘えさせてあげたいけど襲われたくはないからな。

 

僕「一緒に寝るときはあっちでみんなと寝てあげるから、今夜はおとなしく寝なさい」

雪沙「おやすみぃ〜〜〜」

僕「おやすみ」

 

廊下へ出て行った雪沙ちゃんを確認して鍵を閉める。

電気を暗くしてベットへ潜る・・・パウダーと雪沙ちゃんの匂い・・・

う・・夢の中で雪沙ちゃんが出てきてイケナイことされそうだ・・・うぅむ・・・

 

僕「・・・・・やばい、ちょっとだけ、パウダーつけられたかったかも・・・」

 

幼い三姉妹の手に落ちそうで、こわい・・・な。

 

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