・・・・・ちくっ

 

「!?」

 

睾丸の痛みで目が覚めた!

何か、刺されてる!?う・・まだ体が痺れてる。

目をこらすと・・・ウィンドルージュが何か注射してる!!

 

「おはよう・・・さあ、第二ラウンドのはじまりよ」

 

☆お注射☆

針を抜くと、見せ付けるかのようにピュッと注射した液を押し出して見せる、

そして再び、今度はもう片方の睾丸に・・・チクッ、とした痛みとともに液が注ぎ込まれる。

 

ちゅーーーーー・・・

 

「うはぁっ・・・な・・・何を・・・」

「すーぐにきいてくるわ」

「え?・・・・・あ・・ああっ・・・熱いっ!?」

 

すぐに睾丸が煮えたぎってきた!?

カッカカッカ燃えるような熱さがマグマのように溜まり、

あっという間にペニスが勃起していく!これはいったい、なんなんだ!?

 

「たっぷりきいてるみたいね」

「これは・・なん・・だぁ・・・はぁっつ!!」

「南米の、新種の毒蛇の毒よ」

 

みるみるペニスに血管が浮き上がる!!

 

「これを注射されるとね・・・あと1回しか射精できなくなるの」

「そんな・・・うそ・・・だろ」

「嘘じゃないわ、毒が精液を射精で追い出して、精巣に染み込む性質があるのよ」

「じゃあ・・・あと1回出したら・・・もう、立たなくなるのか!?」

「甘いわ、そんな甘いものじゃないわ・・・玉も竿も、腐り落ちちゃうのよ」

 

ひ、ひどい!ひどすぎる!!

 

「射精するとすぐに毒が染みはじめて、24時間で完全に腐らせるわ」

「なんとかならないのか!」

「ま、すぐに去勢すればー?もしくは・・・射精しないことね」

「この先・・ずっとか」

「後はー・・・その毒の血清、私しか持ってないのよねー♪」

 

透明な小瓶を取り出す。

 

「これを注射すれば、射精した後でも大丈夫」

「治るのか!?」

「ええ、射精も元通り、好きなだけ好きにできるわ、正常に戻るの」

 

ゆらゆらとその血清を揺らすウィンドルージュ。

 

「・・・落としちゃおっかなー」

「ど・・・どうすればいいんだ!!」

「話が早いわね・・・じゃ、今回の私の、ウィンドルージュ最後の作戦を教えてアゲル」

 

注射器を静かに置き、

僕の睾丸を揉みはじめた・・はあう!

 

「やめろ!毒が・・・回る!」

「今回、私が盗む真のターゲットは、君なんだけど・・・」

「僕は・・・盗まれないぞ!」

「その時のための保険に、君の子供を盗もうと思ってね」

「子供・・・股間のことかぁ!?」

「ちがうわよ、子供っていったら子供よ」

「精液・・・か!?」

「ま、おまけの正解。つまり・・・君と私の間の子供よ」

 

ふうっ、と息をペニスに吹きかけてくる!

 

「あつっ!!」

「すっかり敏感ね、最後の射精を前にして」

「子供なんか・・・いないぞ」

「これから作るのよ、私の中にた〜っぷり出してね」

「そ・・そんな・・・」

 

レオタードごしにあそこの割れ目をなぞって見せ付けてくる・・・

 

「今日を選んだのは一番、私が妊娠する確率が高いから」

「でも・・・確実じゃないだろ!」

「だ・か・ら、さっき採取したの、この中に冷凍保存してあるわ」

 

クーラーボックスをポンポン、と叩く。

 

「もし駄目でも向こうで君の精液を何度も体外受精するわ」

「ど・・・どろぼう!精液泥棒!!」

「ぴんぽーん♪まだ半分しか盗んでないけどネー♪」

 

ぐりぐりぐり!!

 

「あ”ぢっ!!」

「それで、私の中に射精したら毒が回りはじめるわ、そうなったら君に選択は2つ」

「何と・・・何だ」

「私に協力して、私の怪盗退職金・ラストセンチュリーを奪う手伝いをして、一緒に逃げる」

「・・・・・断れば!?」

「君の子供だけ奪って去るわ、そのかわり・・・君の男としての人生は、おしまい」

「ぐぐぐ・・・」

「それだけじゃないわ、私、向こうで君の子供を一人前の怪盗に育てるの」

「なんだと!?」

「素晴らしいでしょ?親子対決。君は無理矢理奪われた自分の子供にまで辱めを受けるのよ!」

 

・・・なんという恐ろしい計画なんだ!!

 

「選んでしょうだい、貴方は追い続けたウィンドルージュのモノになるか、

 それとも貴方の子供であるウィンドルージュJrを追い続けるのか・・・」

「・・・どっちも無理だ・・・射精しなければ・・いいんだろ?」

「強情張るわね、まだたてつこうっていうの?・・・いいわ、犯してアゲル」

 

れろーーーっ、とペニスを舐めあげる!

 

「ヒイッ!!」

「熱い・・・出さないと冷めないわよ」

「出して・・たまるかっ!!

 

出したら・・・射精したら、終わりなんだっ!!

逃げる方法を・・・といっても体はまだ痺れている・・・

何とか脱出しないと・・・そうだ!ウィンドルージュをイカせて気絶させてしまえば・・・!!

 

「・・・ウィンドルージュ」

「なによ」

「そんなこと言って・・・本当は入れるのが恐いんだろ」

「はぁ?」

「お前・・・本当に生で入れる気あるのかよ」

 

あきれた表情でほっぺをポリポリかいてこっちを見てる。

 

「・・・・・今の立場、わかってる?」

「もちろん」

「私の言ったこと・・・理解してる」

「ああ、もちろん」

「・・・・・・・・・そっか、私にそんなに犯されたいんだ♪」

 

レオタードの股間をぐいっと横にずらすと、

すっかり濡れたあそこがよだれを垂らしていた。

 

「もっと恐がらせたり、じわじわ虐めたかったんだけど・・・

 相思相愛なら、それはそれでいいわ、遠慮なくいただくわね」

「わわわ!ちょっと待って!」

「?・・・何よ、忙しいわねぇ」

 

やっぱりあっさりやられちゃったら、

こっちの方が不利だ・・・ここはあえて恐がってみせて、

ウィンドルージュを興奮させた方がいいかも・・よし、これでいこう。

 

「やっぱり・・・やめてくれ・・・そんな・・・子供を奪うだなんて・・・狂ってるよ」

「そうね・・・狂ってるわね・・でも・・・狂ってでも私は・・・君が・・・欲しい・・・の」

「まだ、まだ間に合う・・・無理矢理僕を奪って・・・そこに愛は・・あるのか・・・」

「あるじゃない・・・君はずっと私に・・・ウィンドルージュに恋焦がれていた・・・そうでしょ?」

「そんなの・・違う・・・君は・・・僕の体を奪っても・・・心までは奪えない!!」

 

・・・言い合いになって顔が熱くなる、

いや、今はとにかくペニスが熱い・・・うぅ・・・

 

「・・・そこまで言うなら、君、私の中で出したりしないわよね?」

「ああ、もちろん」

「・・・・・入れた瞬間に出したら、ひっぱたいてやるわ」

 

しまった!

恐がって興奮させるつもりが、

喧嘩になって怒らせちゃった・・でも興奮はしてる・・・か?

 

ずにゅっ!!

 

「!!」

「っ・・・!!」

 

抜き打ちで、入れられたぁっ!!

 

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