ルージュの最期☆

 

「ギヒイイイィィィィィ・・・アァァ・・・マスタァ・・・」

「こんなになってもまだ喋れるの?丈夫ねえ・・・より苦しむだけですわよ」

 

目を見開き、口を大きくあけ舌をこぼれ出すルージュの顔、

ぶざまとしか言いようがないわ、本当、私の記憶メモリに一生残しておかなくっちゃ!

 

「タス・・ケ・・ワタ・・シ・・ワ・・・マスター・・ノ・・タ・メ・・ニ・・・」

「あらあら、オイルの他にも愛液も出てきてるみたいですわよ?下品ねえ」

「マスター・・・マスター・・・マスター・・・マスター・・・マスター・・・」

 

全身がひときわ大きくバチバチッ!と感電する!

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・

 

「あらら、警告音かしら?感電してるのにいやらしい液を滴らすから・・・」

「・・・ゴ・・・ゴメン・・ナ・・サイ・・・ティア・・サン・・・ゴメン・・・」

「かわいそうに、壊れちゃったみたいね、私に謝るなんて・・・電池の漏電のせいだわ」

「・・・・・ゴ・・・メ・・・・・・・マス・・・・ァ・・・」

「じゃあ、このまま蓋してあげる・・・この状態で、このまま苦しみ続けるがいいわっ!」

 

ガスッ!!

 

ビニールに張り付いた無残なルージュの顔を蹴り、蓋を閉める・・・

その時、ルージュ最期の言葉が私の耳に届いた・・・

 

「・・・マ・ス・ター・ガ・・シ・アワセニ・・・ナリ・・マス・ヨ・ウ・・・ニ・・」

 

ガコンッ!!

 

・・・ふう、気が晴れたわ、

まだ箱ごとスパークしてるけどじきに治まるでしょ。

これで三体とも収納完了だわ、本当に良かった良かった。

 

「さあて、ご主人様のお世話をしなくちゃ!」

 

 

廊下に出るとご主人様の声が聞こえる・・・

 

「ルージューー?おーい、ミュウー?キスティー?」

 

探してるみたい・・・

もう、探すのは私だけでじゅうぶんなのに!

あちこちキョロキョロウロウロしてる・・・さあて・・・

 

「ご主人様」

「あ、ティア!いたいた・・・他のメイドロボは?」

「もう収納いたしましたわ、ご命令通りに」

 

その言葉にぽかーんとしてる・・・

 

「ご主人様、ふふふ・・・」

「ティア・・・」

 

私はご主人様を見つめる・・・

見つめられて、みるみるうちに目がトロンとしていく・・・

まるで催眠術にかかったようにボーっとなっていく・・・ふふふ・・・

 

「ご主人様・・・さあ、こっちに来てください・・・」

「・・・・・はい・・・」

 

ふらふらと私の後をついてくる・・・

行く先は私の部屋・・・ご主人様が入るとガチャリと鍵をかける・・・

 

「抱いてさしあげます・・・」

「あ・・・あ・・・・・」

 

ベットに横になってご主人様を手まねきする、

しかしご主人様は震えながらとまどっている・・・

それもそのはず、私のベットはメイドロボ用充電器・・・

ベッドには「危険・稼動中に人間は近づかないでください」って書いてあるわ、

絶えず電気が流れ、へたに近づくとバチバチッてなっちゃう・・でも今のご主人様は・・・

 

「安心してください、恐くありませんから」

「・・・うあ・・・あ・・・」

「さあ・・・私の胸の中へ・・・」

 

メイド服をはだけ、両足をゆっくり広げる・・・

もうこれだけでご主人様は私しか見えなくなって、

私の体へと吸い寄せられる・・・甘い蜜に誘われた蝶のように・・・

 

「・・・・・ふふ・・私の新しい機能・・・完璧でしょ?」

「ああ・・・ち・・ちがう・・あああああ・・・」

「ほらぁ・・・私のここは・・・準備できていますから・・・」

 

するするっ、とパンティーを脱ぐ・・・

ご主人様のあそこが膨らんでいるのがわかるわ、

そしてもう我慢できないといった感じで私の胸へ・・・ふふふふふ・・・

 

バチバチッ!

 

「あつっ!!」

「初めだけですわ・・ほら・・・」

「ぁぁぁ・・・」

 

ついにベッドの中へ入ったご主人様、

電気が充満する私の体に抱かれて目をチカチカさせている・・・

ふふふ・・・これからだわ・・・私にゆっくりと体を重ねる、そして・・・

 

・・・・・ピピッ・・・

・・・・・・・・・・「ご主人様の脳と全神経のハッキングを開始します」・・・

・・・ピピピピピ・・・・・ピッピッ・・・ピーーーーー〜〜〜〜〜

 

ビリビリビリビリビリ!!

 

「ぐあああっっ!!」

「どうですか?・・・痺れる程、気持ちいいですよ・・・」

「あひ!ひいっ!ぎいいいいいいっっ!!!」

 

電気信号がご主人様の中へ次々と送られていく・・・

人間だって私達メイドロボと同じ、元素の集まりですもの、

そのひとつひとつを侵食して私の意のままに感じさせる事ができる・・ふふ・・・

 

「凄いでしょう?ご主人様は人間が感じる最高以上の快感を味わっているんですよ」

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

「ここまでご主人様を感じさせられるのは・・・私しかいません・・ご主人様・・・」

 

ビリビリビリ〜〜〜〜〜!!!

 

あぁ、私も感じてきてしまう・・・

人間をハッキングするなんて、しかも、愛しいご主人様を!

ヨナミの最新プログラム技術に惚れ惚れしてしまうわ・・・あぁぁ・・・

 

服を脱がすとビンビンに勃起したご主人様のペニス、

そりゃそうよ、強制的にプログラムが勃起を命令しているんですもの!

もうこれ以上ない程にパンパン・・でも射精はできない、それもまた命令・・・!!

 

「ご主人様・・・ご主人様の全てをいただいていますわ・・・ふふふふふふふ・・・」

「〜〜!〜〜〜〜〜!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

もう声を出せない程に感じているようだわ、

白目をむいて・・・全身鳥肌をたてて、毛も逆立たせて・・・

髪の毛も乳首も立っているわ、感じすぎて汗もびっしょり、それがさらに電流の流を良くする・・・

 

・・・・・ピピピ・・・「間もなくハッキングを完了します」・・・・・ピピピ・・・

 

「さあ、もう終わりますわ、これでご主人様は私のものに・・・」

「ち・・ちが・・こんなの・・ティアじゃな・・あああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」

「もう余計な事は考えなくていいんです・・私だけを・・・見てください・・・」

 

ととどめ口付けを・・・

 

・・・・・ちゅうっっ!!!

 

ビビビビビ!!!ビビビ!!ビビビビビビビビビビ〜〜〜〜〜!!!!!

 

「〜〜〜!!!」

 

私の脳とご主人様の脳が完全に繋がる!!

電子の滝が快楽信号を無限に流し込む!!

全細胞を完全に掌握し、私の思い通りに命令を強制させる!!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・ピッ

 

<<<<<ハッキングを完了致しました>>>>>

 

唇を静かに離すと放心状態のご主人様の顔・・・

ヨダレをダラーッと垂らして目はうつろ、まだバチバチと体は電気を帯びている、

このベット自体が電気を帯びてて、ここから出ない限りは永遠に私の思うがまま・・・

 

「ふふふ・・これで・・・私だけの・・・ご主人様」

「ティア・・・ティア・・・・ティア〜〜・・・」

「さあ、我慢できないココを、楽にしてさしあげますわ」

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