・・・・・・・すっかり遠い世界へイッてしまっているようだ。

 

「しばらくはそっとしておいた方が良いな、自然に意識が戻るのを待とう」

 

すると今度はゴソゴソとリリが何かを持ち出した。

 

「起きられましたらー、次はこれを使いましょうー」

「その瓶は何だ?濃い紫のジャムのような・・・まさか!」

「はいー、媚薬の実をローションにしましたー、こちらへ来てからつくりましたー」

「ううむ、食べさせただけでは物足りず、体に塗るとなるとこれは・・・普通なら悶え死ぬぞ」

「文献によればー、快感が倍増しますがー、すでに実を食べた後ならー、免疫が付いて死ぬまでは無いそうですー」

 

だが我々の虜になる度合いがグンと高まりそうだな・・・

男を狂わす魔の実、だがそれで犯される事をこのお方が心から望むのであれば、

私はその実の使い手として淫魔となろう、私の手で狂い、墜ちていく様子を心の底から喜んでみせよう。

 

「ハプニカ様!私も、その、トレオ様に、覚えたばかりの記憶再生魔法を使いたいのですが・・・」

「では快楽の絶頂を、先ほどのように時間を引き延ばしてではなく、何度も何度も繰り返すのか?」

「何度もと言いますか、1人1人でお相手したのを1度に、という方法をしてはいかがかと・・・」

 

ふむ、それだと快感が7人分1度に・・・凄まじいことになりそうだな。

 

「わかった・・・そろそろ意識が戻りそうだな」

 

ようやく視点が合ってきた愛しいお方、

目をキョロキョロさせつつも、快楽の余韻に軽く震えている。

止まった時の中で無限とも言えるほどの射精に浸った後ゆえに無理もない。

 

「・・・・・気がついたようであるな」

「ハプニカ様!」

「そなたはもう、どこへ逃げることもできぬ、永遠に私達のものだ」

 

心を射止めるがごとく、心臓のあたりから塗り始める!

 

ぬちゃあっ!!

 

「ひっ!・・・こ、これは!?」

「あの魔の実で作ったローションだ、女には肌に良い」

「では・・・男には・・・はあっ!!」

「気持ちいいであろう?男はこれを塗られて交じわると、相手の女の虜になる。食べたときと同じだ」

「そ、それを・・・ひあっ!?体が・・・熱いぃっ!!」

「いや、体に直接塗る分、快感は倍増するようだ、文献にそうあった・・初めて試すのでまだわからんが・・・」

 

ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃあっ・・・

皆も遠慮なく魔のローションを塗りたくっている、

瓶も用意していたのは1つではなかったようだ、あっという間に全身くまなく塗りつくした。

 

「はあああああ!!」

「そなたを感じさせるには手だけでは足りぬ・・どれ・・」

 

私の体にも、ぬちゃぬちゃと塗りたくる・・・

皆もローションまみれになる、ミルとレンは互いに塗りあっているくらいだ。

やがてシャクナまでも塗り終えると皆で一斉に愛しいお方を抱き、にゅるにゅると絡みつく!

 

「ふふふ、これだけ皆で絡み付けば、どうあっても逃げられぬであろう」

 

全身を使っての愛撫、卑猥な音がぬちゃぬちゃと絡み合う・・・

愛しいお方がクネクネと体をくねらせる程、心地よい快感がまとわりつく・・・

我慢できなくなったミルが、股間で顔を被せるように、愛しいお方へあそこを突き出した。

 

「お兄様ぁ、ミルのはしたないここをなめてくださぁい」

 

4姉妹も負けずに両腕両足を攻める、どうあがいても逃げられぬように。

 

「ほぉら、関節をきっちり極めさせていただきましたわ、痛気持ちいいですわよぉ?」

「おっぱいローションの味はいかがでしょうかー、よいですかー?、私も気持ちがいいですー」

「ほらほら、足の指の関節をローションマッサージしながら・・私の足の指でアナタのお尻の穴を・・・」

「ダーリンの体とぉ、レンの体をぉ、知恵の輪みたいにするですぅ、すっごくからまっちゃったぁ♪」

 

さぞかし身も心も束縛される恐怖を、激しい快感として感じているであろう・・・

その証拠に、これ程までも、というくらいの勃起・・・

シャクナがそれを手で、ローションできつく弄ぶ、

少女にしてはかなり指に力を入れているのか、きゅっ、きゅっ、とグリップが強いのが見てとれる、

だが回復魔法をその手から放っているため痛みは感じない筈だ。

 

「・・・・・トレオさま、これでまた感度が上がりました・・・たっぷりとお楽しみくださいませ・・・」

 

さあ、間もなくイッてしまうだろう、だが、このままではスッキリせぬ・・・

愛しいお方がミルの割れ目を必死に舐めしゃぶっているのを見て、嫉妬心が燃え上がってきた。・・・

 

「んんっ・・おにいさまっ・・・ミル・・気持ちいいよぉ・・・」

 

その声にシャクナのこめかみがピクリと動き、

負けてなるかとペニスに絡ませる指の動きを早く激しくする!

私はイク寸前を見計らってシャクナに止めるよう、合図を送った。

 

「・・・・・っ!?」

 

ビクビクと射精する寸前でシャクナは手を離す・・・

私は愛しいお方の耳たぶを、ひとしゃぶりしたのち、意地悪をするように呟く・・・

 

「さあ・・・誰のを入れてほしい・・・のだ?」

 

この射精したくてしたくて堪らぬ瞬間に、選択肢を並べてさしあげよう・・・

 

「私とならそなたを永遠の桃源郷に連れて行ってみせようぞ・・・」

「ねぇお兄様ぁ、お兄様がなめてくれたから、すっごくほぐれて気持ちいいよぉ?」

「旦那様、私、膣を動かせるテクニックを身に付けましたわ、お試しになりませんこと?」

「ご主人様ー、私のおっぱいに溺れながらいかせてあげますー、どうですかー」

「アナタ、ローションのおかげでお尻の穴に指を出し入れしやすくなってるよ、どう?」

「ダーリンのおっきいあそこをレンのちっちゃいあそこでキュッキュッてしたいよぉ〜」

「トレオ様、これから毎日快楽魔法を勉強させていただきます、その1ページ目を・・・」

 

さあ、誰を選ぶのだ!?

これからは毎晩、いや、事ある毎に選択も必要となる。

たとえ順番を決めるとなっても、その順番は誰が先か、順位が必要となる。

今までのような地位の順番、私・ミル・四姉妹・シャクナの順番は利便性のものだ、

しかしそれも、もう関係なく横一線からゆえ、嫌でも、せめて今現在の順位付けが必要だ。

そのためには、こうやって追い詰め、射精寸前という時間制限のようなもので縛り、

嫌がおうでも、まずは1番を決めていただく・・・そして7番までつけていただき、

その順番通りに犯すのだが、シャクナが言っておった記憶再生魔法で7人全員の快感を覚えていただき、

1度に体験させる・・・まあ今夜は無我夢中で狂いのたうち、細かく感じる余裕は無いであろうが、

慣れればそれぞれの比較ができ、順序付けもしやすくなるであろう、今夜はそのための第一歩だ。

 

「え、選べないよぉ・・・で、でも・・・」

 

さあ、今現在の、第一王妃の名は!?

 

「じゃ、じゃあ・・・うぅ・・・ま・・・マリーさん!!」

 

・・・なんという名前!

馬鹿な・・・皆が皆、自分の名前を呼ばれるのを心待ちにしているというのに・・・

よし、これは、我々の愛が、我々の攻めが、我々の犯す容赦が、まだまだ満足には足りないという事であるな?

もちろんマリーの快楽拷問がいかに凄まじいか身をもって知っており、それにはまだ敵わぬというのであろうが、

このまま易々と引き下がる私、いや、私たちではない!居もしないマリーになど、すぐに勝ってみせるぞ!!!

 

「そうか・・・マリーか・・・」

 

私は激しい嫉妬で逆に冷淡になる・・・

 

「残念だがマリーはまだここには来れないようだ・・・」

「そうですか・・じゃ、じゃあ・・・」

「だが・・・マリーと同じことはできるぞ」

 

きゅうっ!!

 

「はあっ!?」

 

ペニスの根本を縛る!

発射寸前で苦しいであろうが、

私の髪でぐるぐる巻き、尿道を塞いだ。

 

「そなたがマリーに受けた性の拷問、シャクナから聞いておる」

「あぁ・・・」

「私たちの責めではまだまだ生ぬるいようであるな・・・では本気を出そうか」

「しょ、しょ、しょんなあぁぁ!!」

「マリーがまだ来なくとも、マリー以上の事をしてみせようぞ」

 

そうだ、マリーを超えなくてはならぬ、

あやつとて、ここへ来れば間違いなく強力なライバルだ、

今のうちに皆で差を開き、マリーが来た頃にはどうあがいても8番目にしかならぬよう、

マリーにされた事を完全に忘れてしまうように、マリーのするような事が、生ぬるく感じるほどに・・・

地上でマリーに私の体を弄ばれた仕返しだ、あの時、私の体からマリーの残り香を消すのに必死になったように、このお方の体からも・・・!

 

「あの・・その・・ああっ!!」

 

くいっ、くいっ、とペニスの根本を縛る髪の毛を引っ張り、

さらにペニスをいたぶる・・・ピクピクと血管が浮き出ている。

 

「だ、出させて・・誰でもいいから・・あああっっ!!」

 

それはすなわち、マリー以外は全員、同じ扱いということか・・・

 

「では・・・皆で入れさせてもらうぞ!」

 

私の合図でシャクナが魔法を始めた、

愛しいお方の頭部へ・・・これから起きる体感を記憶させ、

後でまとめて再生させる魔法だ、かかっている瞬間は何も感じることができない、

よし・・・やるぞ、まずはミルからだ!私が促すと、遠慮なくまたがりペロリと舌なめずりをする、

幼い妖艶さを身につけはじめたか・・・待ちきれないとばかりにまたがり、そのまま真っ直ぐに腰を下ろす!

 

ずぼおっっ!!

 

「うひゃっ!!」

 

髪で縛ったままのペニスがミルの中へ!

媚薬のローションとミルの垂れるほどの愛液のおかげで一気に挿入できている、

ミルは全身を激しく弾ませるが、愛しいお方は入れた瞬間に悲鳴をあげたのみで、

あとは、ぼーっとして何が起きているのかわからない様子だ、シャクナの魔法が強くなる・・・

ペニスだけでなく、全ての感覚が麻痺している状態に入るからな、ミルがいくら激しさを増して動いても・・・

 

ずぢゃずちゃずちゃ、ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ・・・

 

気持ちよすぎて声も出ない、といったミル、

このまま朝まで、いや、いつまでも繋がっていたいであろう、

だが、そうもいかないのだ、後で7人分を同時に感じるのだから、

いきなりあまりに長時間するのをかぶせると、精神に支障をきたす恐れもある!

それにシャクナの魔法をかけ続けられる時間も無限ではないゆえ・・・次の者に譲る時間だ。

 

にゅぽんっ!!

 

続いて今度はララが!!

 

ずにゅううっっ!!

 

「あぅ・・・」

 

挿入の気配と音で声を漏らしたが、それも先ほどに比べたら小さい・・・

シャクナの魔法が強すぎるゆえ、視界もおそらく真っ白になっているはずだからな・・・

 

「その・・シャクナ・・さん・・・」

「・・・・・はい」

「これって・・・我慢できない感覚を抑えて・・・精液を、せーえきを・・ためて・・るん・・じゃ・・・」

 

ずぬずぬずぬ!ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ・・・・・

 

「トレオ様、確かにそれもありますが・・・」

「そ、れ、も!?」

「・・・・・もうすぐわかることです」

 

シャクナもなかなか、攻める表情が様になってきたようだ・・・

 

・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

 

もどる めくる