「ハプニカ様・・・ハプニカ様・・・」

 

やわらかな魔法で意識が回復していく・・・

術の使い手は・・・・・うっすら見えてきた、シャクナのようだ。

 

「ぁ・・・す、すまな・・・ぃ・・・」

「まだもう少しは動けないと思います、余韻にお浸りください」

「いま・・あのお方・・・は?」

 

耳を傾けると・・・

 

「うぅ・・やっぱりちょっと、きつい・・・」

「レンが動くねぇ」

「待って!・・・そのままで・・・」

 

どうやらレンが相手になっているようだ。

シャクナは邪魔せぬようにか私の耳元で語り続ける。

 

「よろしければ、これをお使いになられますか?」

「それはエリクサー・・・しかも、かなりの上質なものであるな」

「はい、そこそこ本数を持ってきてあります、こういう大事な日には使って良いかと」

 

・・・いや、これを使うべきは、私ではない。

 

「いただいておこう、ただし、あのお方に使う」

「わかりました、でしたら私もとっておきの奥義といえる魔法を使ってトレオ様を・・・」

「ああ、エリクサーで回復させてからが良かろう」

 

・・・愛しいお方はレンとクライマックスを迎えているようだ。

 

「あああ・・・レンちゃん・・」

「気持ちいぃぃ・・・だぁりぃん・・・」

 

確かにかなり疲労しておられる。

 

「ではトレオ様の元へ行かせていただきます」

「ああ・・・シャクナが最後か?ならば、終わったら次のラウンドをさせていただこう」

「・・・・・終わったようですわ」

 

愛しいお方がへばっているのを見て介抱するシャクナ。

 

「トレオ様!」

「シャクナさん・・・」

 

とりあえず回復魔法をかけてはいるが、

長時間の性行為による疲労はそう簡単には治らない、

精神的磨耗もあるため、気付け薬のようなものでなければリフレッシュできまい。

 

「つ・・つぎは・・シャクナさん・・・」

「いえ、私は今度でいいですから、ご無理なさらないでください」

「でも・・みんな、平等に・・・ううっ!!」

 

ただでさえ体力の無い体になってしまったのに、

それでも7人全員を満足させようとするのが、このお方らしい・・・

しかし無理なものは無理だ、それを管理しなくてはならぬのが、これからの私たち、妻の役割・・・!

 

「シャクナさん・・・ちょっと、待ってて・・そうだ、あの実を・・・」

「もうじゅうぶん召し上がったではありませんか」

「でも・・・シャクナさんと・・する・・分・・」

「これ以上、お体に負担をかけてはいけません!」

「俺・・・シャクナさんと・・・ちゃんと、したい・・・」

 

ふう、とため息をつき困った表情のシャクナ、

まるで大戦時の無茶を思い出しているかのようであるな。

 

「とにかく今日はもう動いては駄目です」

「は・・はい・・じゃあ、明日は最初、シャクナさんからで・・・」

「わかりました、私も楽しみにさせていただきます」

 

ここで一旦終わると思わせる、

しかしこれでは後味が悪い、そこで私たちの登場だ、

皆もすでに意識を取り戻して、起きるタイミングを狙っておる・・・愛しいお方はまたもや、股間がムクリムクリと!!

 

「・・・やはりまだ、あの実の効果が残ってたようですね」

「どうしよう・・うぅ・・俺・・動けないのに・・我慢できない・・・」

 

・・・我慢できない、の言葉を合図に起き上がる!

私だけでなく、4姉妹や妹のミルも・・・そして皆で取り囲む。

 

「・・・さて、次は私たちが攻める番だ」

「お兄ちゃぁん、覚悟できてるって最初に言ってたよねー?」

「あの実を全て体内から出尽くさせていただきますわ」

「たっぷりとー、お返しをさせていただきますー」

「あれだけお尻いじめたんだから・・・わかってるよね?ね?ね?」

「今度はぁ、体を使ってぇ、ダーリンを大満足させますぅ」

「トレオ様、私、ずっと見てるだけで、もうこんなに・・我慢できないんです」

 

愛しいお方の表情から血の気が退いて行く・・・

もう私たちは何も我慢する事は無いのだからな・・・

1人1人のお相手は単なる前戯だ、これからが本当の・・・

 

「今夜はとっておきの奥義を体感していただくぞ」

「ねーお兄ちゃん、逃げようとしてるでしょー?逃がさないよー」

「あまりに気持ちよすぎて頭がおかしくなるといけませんので、ゆっくりじっくりさせていただきますわ」

「今夜もー、明日もー、明後日もー、毎晩ー、一生忘れられないような事をしますねー」

「私の顔見ただけで反射的にお尻を突き出すように、調教しちゃうんだから」

「ダーリンの気持ちいいとこ、ぜぇんぶイジめちゃうからぁ」

「回復魔法はお任せください、もちろん同時に快楽魔法もかけさせていただきます」

 

私たちを見回して怯え、震えている・・・

だが股間はさらにビクンビクンと勃起し、期待しておる・・・

さあ、いただこうか・・・あまりの恐怖に顔がひきつり、そして・・・

 

「あは、あはは、ははははは・・・・・」

 

もう笑うしかないようであるな・・・

示し合わせたかのように皆で手を伸ばし、

体中を14本の手が愛撫する、あっという間に狂い、とろける・・・

特に敏感な部分を重点とし、頭の先から足の先まで、まんべんなく旋律を奏でる・・・

体をくねらせ、乳首やペニスをピクピクさせ、よだれを垂らし、表情が狂っていく・・・

 

「そなた・・ここをこうなぞると・・・良いであろう?」

「脇の下くすぐったいー?でもいいでしょー?おにいちゃーん」

「足の指の間というのも、立派な性感帯なのですのよ?」

「乳首のくすぐりかたにもー、たくさん方法があるんですー」

「ほらほら、おしりいいよね?いいでしょ??ほーら股が開いてきたよ」

「おちんちんぴくぴくしてるぅ、さわさわしててもあついぃ」

「トレオ様、こうして首筋を撫でさせていただいているだけで光栄です」

 

このまま皆の手だけでイカせるのも良かろう、

だが、今夜はそんな生ぬるい手法だけでは済ませない、

今までの想いを、全て肉体に込めていたすため・・・さあ、これを使おう。

 

「そなたよ・・・」

 

そっと愛しいお方に顔を近づけ目を合わせる。

 

「回復魔法だけでは一気に楽にはならぬであろう・・・これを・・」

「それは・・エリクサー・・・・・綺麗・・・」

「ああ、最上質の物であるぞ、回復魔法を使う者がいない時のために持ってきてあるものだ」

 

まあこれはミルではなくシャクナが持ってきて、さっき渡してくれた物であるが・・・

 

「そなたに本当にふさわしいエリクサーは、こういう物だ・・・」

 

そうだ、聞けばトーナメントの時には、

店主から粗悪なエリクサーを法外な値段で売りつけられたのだ、

これはそれを取り戻すためのもの・・・これで少しでもあの時の、心の傷も癒せれば良いが・・・。

 

「では使うぞ・・」

「そんな、もったいない・・・」

「安心するがよい、あと300本ほど蓄えはあるぞ」

 

エリクサーを使うと体の根本的な部分で治癒がはじまる、

回復魔法では不可能な、細胞単位の活性化だ、とはいえ失った力までは取り戻せぬが・・・、

強い気付けの作用もある、スバランの紫の実との相乗効果で、激しい精力剤にもなっているはずだ。

 

「・・・・・どうであるか?」

「はい・・・体が・・・動く・・・」

「そうであろう、そうであろう」

 

一気に活力を取り戻したようだ、

それだけ最高級のエリクサーだったのであろう・・・

事を始める前、いや、それ以上の状態だ、これならば遠慮はいらぬだろう。

 

「これなら・・・あらためて、皆さんを・・」

「いや、これからそなたは私達にたっぷり可愛がられるために、エリクサーを使ったのであるぞ」

「あ・・・う・・・」

 

自分の状況を思い出したようだ、

せっかく回復した気力、体力も、全て我々に奪われると・・・

さらに怯えているが、我々に罪悪感など無い、なぜならば・・・

 

「嫌であれば逃げても良いのだぞ?」

「あぁ・・・」

「ただし、本当に嫌で逃げるのか、それとも嫌がって逃げる所を襲われたくて逃げるのか、見極めさせてもらう」

 

そうだ、本心では襲われたがっているのだ、

犯されて、めちゃくちゃにされてしまいたいと、

恐怖に満ちた瞳の奥でそう懇願してらっしゃるのが見えるからな・・・

 

「た、た、たすけてっ!!」

 

慌ててベッドから逃げ出そうと皆を掻き分ける!

だが、その気なら5・6歩で降りられるものを、明らかに自らの意思でよろけている、

膝の力を抜いているようだ、体は逃げても心が残りたがっているよう・・・あきらかに形だけの逃避だ。

 

「やはりな・・・そうであろう・・そうでないとな」

 

ガシッ!!

 

「あうっ!!」

 

ずるずるずる・・・

 

「ああ、あ、足があっ!ひっぱられ、るうっ!!」

 

期待に応えるよう、無慈悲にベッドの中心へと引き戻す!!

私を含めた皆は、獲物を貪ろうとする野獣のごとく、一斉に群がる!!

 

「うああぁぁああああ!!」

 

さらにもうひと暴れして逃げ出そうとするが、故意に力を抜いている!!

 

「そうか、そなたはそんなに犯されたいのであるか」

「お兄ちゃん、おちんちん立てて逃げたいはずないよねー?」

「さあ、両腕をしっかり押さえさせていただきましたわ」

「エリクサーの効果でー、これから20回は連続できますねー」

「さあ、両手10本の指、1本ずつ全部おしりの穴に入れるからね」

「いっぱい声出してあえいでくださぁい!いっぱい声ださせてあげますぅ!」

「トレオ様・・・私はトレオ様のご希望通り、気が狂うほど犯させていただきます・・・」

 

押さえつけ、今度は両手どころか体をも使ってのハードな愛撫だ!!!

 

「あひいいいいいいいい!!!」

 

さらにビクンッ!ビクンッ!と反り返るペニス、

やはり襲われると今まで以上に感じるようであるな!!

 

「ふふふふふ・・・」

「うふふふふ〜〜〜〜」

「ほほほほほほほ・・・」

「ふふっ、ふふふふふ・・・」

「ははははは・・・ははは・・・」

「えへへへへへ〜〜〜〜〜」

「くすくすくすくすくすくすくすくす・・・」

 

愛しいお方の表情が絶望に似た観念へと変わっていき、

やがてすぐに快楽で悶えはじめる、あっという間に目がとんでいく、

力もみるみる抜けていき、とろけはじめた・・・それでも逃げようとしているのか、

体を起そうとするが、すぐに押さえつけられ、そのたびにペニスがグンッと良い反応をする!

これがマゾというものか、なればなるほど快感がより高くなるなら、それを極めさせてあげなければ!!

 

「ではまずは・・・先ほどの逆がよかろう」

 

シャクナを愛しいお方の上へうながす。

逆といっても先ほどはできなかったからな、

エリクサー使用直後の濃いのを・・・馬乗りになり、そして・・・

 

ずぶっ!!

 

「ううあ!!」

 

すでに濡れそぼったシャクナの膣へ入るペニス!

まだ小さいであろが、だからこそ、しっかり、がっちりと咥えておる、

挿入だけで意識を失いそうなシャクナが気を持ち直し、愛しいお方に語る。

 

「トレオ様・・・私の魔法で、1秒の射精を10時間に感じていただきます・・・」

「しょ、しょんな・・ぶふっ!!」

 

私も愛しいお方の顔面に乳房を乗せ、押さえつける!

窒息させてしまわぬよう、僅か微妙な呼吸場所を谷間に作って・・・

ララは脇を、リリは乳首を、レンは足の指を1本1本しゃぶっておる、

ミルはへそを、ルルはしゃぶった小指を立てて愛しいお方のアナルへと・・・

ずぼっ!と入りぐりぐりっ、と動かすと全身がビクビクビクッと痙攣した!!

 

「んぶぶぶぶぶ・・・」

 

愛しいお方のあえぎ声が、私の乳房の中でくぐもっている!

 

「わかるぞ・・・顔は見えぬとも、そなたの快楽に悶える鼓動が!」

 

ようやくペニスの感触に慣れたシャクナが腰を動かしはじめた!!

 

「んあっ!ああっ!トレオさまっ!射精の瞬間にっ!トレオ様のっ!時を止める魔法をっ!ああっ!!」

 

ずにゅ!ずにゅ!ずりゅずりゅずりゅずりゅずりゅ!!

 

それに合わせる様に、皆も動きを激しくする!

 

「アナタ、ここを指でえぐるとすごいだろ?イッちゃいなよ、ほらほら」

 

ずぼずぼ!ぐりぐりぐり!ぐにゅぐにゅぐにゅ!!

 

いつのまにかルルの入れている指が中指になっており、奥の奥を刺激するっ!!

 

びゅうううううううううううう!!!

 

「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 

ついに訪れた射精の瞬間!!私が胸を外すと、

シャクナが白く光る、まばゆい魔法を頭部にかける!!

時の流れをゆるやかにする魔法・・・動きを遅くする魔法の進化系だ、

これで、ほんの僅かな、3秒程度の射精でも丸一日以上の時に感じるだろう、

愛しいお方は悶絶死する瞬間のような表情で呆けている、快感の炎に焼き焦がされているようだ・・・。

 

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