「ただいま・・・」 

 

2日めの夕方、僕は美麗家に帰ってきた。 

転校初日だったが、ほとんど勉強に身が入らなかった。 

ゆうべのあの出来事・・・ 

僕はあのまま気絶してしまい、 

気がつくと朝になっていた。 

三久ちゃんの姿はすでになく学校へ出かけたあとだったが、 

僕のからだはきれいにタオルで拭かれた形跡が残っていた、 

一美さんは知らないと言っていたのでおそらく三久ちゃんがしてくれたのだろう。 

しかし、あの壮絶なくすぐりの感触はまだ鮮明に僕の体に残っており、 

学校でもなんだかむずむずして、ちっとも先生の話など耳に入らなかった。 

あの感覚・・・くすぐられてイかされる、信じられないほど凄まじい快感・・・ 

それを思い出すたびに僕の背筋に寒気が走り、股間は熱く硬くなり、 

なんとか気を静めようと精いっぱいだった。 

 

三久ちゃんがあんなことをするなんて・・・ 

三久ちゃんにあんなふうにイかされるなんて・・・ 

三久ちゃんにあんな快感をすり込まれるなんて・・・ 

 

僕はふらふらと三久ちゃんの部屋へ吸い込まれるように入る、 

あいかわらず可愛らしい部屋・・・ 

まだあの夜の余韻が残っているように思えた。 

僕は学生服から普段着に着替える、 

部屋に充満している三久ちゃんの香りが僕の鼻をくすぐる。 

 

「三久ちゃん・・・・・」 

 

僕は気がつくとベッドの中へ入っていた、 

昨夜の疲労が後を引いていたこともあるが、 

あのくすぐりの感覚が僕の脳裏に鮮明に蘇ってきたのだ。 

 

「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」 

 

無意識の内に僕は自分のモノをしごいていた、 

忘れられない快感を思い出しながら、 

三久ちゃんの匂いの染み付いた布団にくるまって・・・ 

 

「・・・み・・・くちゃ・・・ん・・・はぁ・・・はぁ・・・」 

 

学校でずっと我慢していた分、 

辛抱できなくなった僕は自慰行為にふける。 

 

「・・・あんなこと・・・するなんて・・・はぁ・・・ぁぁ・・・」 

 

始めてから30分・・・やけに長い。 

汗だくになりながら自分のモノをしごくのだが、 

興奮はしているものの、なかなか絶頂に達することができない。 

 

「・・・み・・・三久ちゃん・・・あああっ!!!」 

 

ようやくイくことのできた僕は、 

疲労からかそのまま眠りについてしまった。 

 

 

 

「・・・さま・・・」 

「・・・・・ぉにいさま・・・」 

「・・・・・・・有人おにいさま・・・・・」 

 

何度も僕を呼ぶ声に、意識が戻る。 

この可愛らしい声は・・・ 

このくすぐったい声は・・・三久ちゃんだ。 

 

「おにいさまぁ、もうすぐお食事の時間ですぅ」 

 

もうそんな時間か、 

と起きようとしたが、体が引っ張られて起き上がれない。 

なぜ?と見回してみると、僕はいつのまにか全裸にされており、

両手両足が黄色いリボンでベッドの柱にしっかりと括りつけられている、 

これでは身動きがとれないはずだ。 

 

「おにいさまぁ、パンツ汚しちゃって、いけないんだぁ」 

 

セーラー服姿の三久ちゃんが、 

僕に寄り添い左手で股間をやさしくなでる。 

 

「うっ・・・三久ちゃん・・・」 

「だからぁ、おしおきしちゃうんだから・・・」 

 

トローンとした目で僕の太股に馬乗りになる三久ちゃん、 

右手に持っているのは・・・耳かきだ。 

耳かき☆

 

「このふさふさしてるとこ・・・くすぐったそうでしょ?」 

 

耳かきの後ろについている梵天(ぼんてん)を、

僕の目の前に近づける。 

 

「三久ちゃん・・・まさか、それで・・・」 

「ふふふ・・・お・し・お・き」 

 

つ、つーーっと梵天を僕の首筋に這わせる。 

 

「あああっ!・・・くぅぅ・・・」 

 

予想以上のくすぐったさに身をよじるが、 

しっかりとベッドに括られたリボンが僕の手足を押さえつけて動けない。 

 

「おにいさま、すっかり敏感になってる・・・ゆうべたっぷりくすぐったから・・・」 

 

確かに僕の体はくすぐりに過剰に敏感になっているようだ、 

どうやらゆうべのあれで三久ちゃんに感じやすい体にされてしまったらしい。 

 

「こっちも・・・どうかなぁ?」 

「はあああぁぁ・・・あぅ・・・」 

 

梵天が首筋から左耳の方へと動き、 

さわさわっと微妙にくすぐられる。 

 

「あ・・・あ・・・ああっ・・・」 

 

いつのまにか三久ちゃんはもう一本耳かきを手にし、 

両手の梵天で僕の両耳を同時にくすぐる。 

 

「はああっ!・・・くす・・・ぐったぃ・・・や、やめて・・・」 

 

僕が少女のようなか細い悲鳴をあげると、 

すっかり主導権を握っている三久ちゃんはさらに悪戯っぽい表情で、 

梵天を降ろしていく。 

 

「おにいさま、こことか・・・いいでしょ?あと、ここも・・・」 

「あう・・・あああ・・・はぁぁ・・・」 

 

梵天は僕の脇や胸、お腹を縦横無尽に這っていく、 

僕は恥ずかしいこととはわかっていても、 

自然とあえぎ声が漏れてしまう。 

ゆうべと比べてずいぶんとやさしいくすぐりのはずなのだが、 

僕の体がほぐされたためというか、あの夜の後遺症が残っているというか・・・ 

愛撫にも似たこのくすぐりに僕はもうめろめろ、我慢できなくなっていた。 

 

「お願い、やめ・・・やめて・・・もう、駄目・・・はあああ!!」 

「おにいさま、ここが弱いのね・・・」 

 

梵天が僕の両乳首をやさしくくすぐる、 

全身を今までにないほどの快感が駆け巡る。 

 

「うふふふ・・・くすぐられるのって、気持ちいいでしょ? 

くすぐったさって、つまり、強い快感なんですって・・・」 

「あああああああああ・・・・はぁぁぁぁぁぁぁ・・・」 

 

執拗に乳首を攻める三久ちゃん、 

僕の頭はぼーーーっとしてその快楽に浸るしかなかった。 

 

「おにいさま、どう?気持ちいい?」 

「は・・・はあ・・・・あ・・・・・」 

「すっごい気持ちいいみたいね・・・じゃあ、ここを・・・」 

「あ・・・ああ!あああ!!」 

 

乳首をいぢっていた2つの梵天が、 

僕のすっかりそそり立ったペニスを襲った。 

すっかり開いたカリを、敏感にむき出しになっている亀頭を、 

玩ぶようにくすぐりはじめる。 

 

「こちょこちょこちょ・・・いい?いいでしょ?ねぇ、おにいさまぁ」 

「はぁう!やめて・・・三久ちゃん・・・おかしく・・・くっ・・・なっちゃ・・うぅ・・・」

「イっちゃいそう?イきたい?でもこのままじゃいけないよぉ、うふふ」

 

確かにやわらかい梵天のくすぐりは、 

僕の性感を果てしなく高めていくものの、 

射精に至るほどの刺激にはもう一歩足りないものだった。 

 

「イきたいでしょ?おにいさま・・・イきたかったら、素直に・・・ 

『イかせてください』って言ってくださいぃ・・・」 

「そんな・・・はああう!」 

「そしたら、もっとすごいことして・・・ 

もっと気持ちいいことして、イかせてあげますぅ・・・」 

 

僕にはこの凄まじい快感を長時間、 

身動きとれずしかもイけないまま生殺しされている状況で、 

三久ちゃんに逆らう気力などもう残っていなかった。 

僕は顔を真っ赤にしながら三久ちゃんに弱々しい声でねだる。 

 

「お願い・・・三久ちゃん・・・イ、イかせて・・・・・」 

「イかせてください、でしょ?」 

「イかせて・・・くださぁ・・・ああっ・・・いいいぃぃ・・・」 

「・・・まあいいわっ・・・おにいさま、じゃあいきますよ・・・すごいんですからぁ・・・」 

 

ペニスをくすぐっていた2つの梵天のうち1つが、 

そのまま下へ降りていった。 

 

「はああっ!そ、そこは・・・あああああっ!!」 

「ここ、いいでしょー・・・こちょこちょこちょ・・・」 

 

三久ちゃんは指の腹で耳かきの軸を回しながら、 

梵天で僕のお尻の穴をくしゅくしゅとくすぐる、 

お尻の穴から強いくすぐったさ、激しい快感が襲う。 

 

「だめ・・・そんなとこ・・・イ、イっちゃうよぉ・・・」 

「ね、すごいでしょ?おにいさま・・・」 

 

ペニスに残っていた方の梵天も、 

激しいくすぐりを尿道の方に集中させて射精を促す。 

 

「だめだ・・・僕、こんなのでイっちゃったら・・・ああっ、もう・・・あああ!!!」 

「おにいさま、さあ、おにいさま!!!」 

「あああ!!!!!」 

 

お尻の穴と尿道の攻めがさらに激しくなり、 

僕の頭は真っ白になり、そしてついに・・・ 

 

「ううっ!!」 

 

ぴゅっ、どぴゅーーっ・・・ぴゅっ・・・ぴゅっ・・・・・ 

 

昨夜と同じように、またも激しい射精・・・ 

おなかに飛び散った白い精液、 

三久ちゃんはそれを満足そうに眺める。 

 

「ふふ、おにいさま・・・とってもよかったでしょ?」 

 

どこからか濡れタオルと持ち出し、 

丹念に僕のペニスやお腹についた精液を拭き取ってくれる。 

はぁはぁと放心状態の僕に、 

三久ちゃんはそっとやさしく唇を重ねた。 

 

「ん・・・ん・・・んぐ・・・」 

 

ぴちゃぴちゃと僕の舌をなめる三久ちゃん、 

僕はその快感に身を任せる。 

やがて唇を離すと、手首を縛っていたリボンを解いてくれた。 

 

「さ、おにいさま、晩御飯ですっ」 

 

すっかりご機嫌な三久ちゃんは、 

なんとか体を起こした僕のとなりで、 

セーラー服を脱ぎ、普段着に着替えだした。 

僕にも新しいシャツとパンツ、ズボンを渡し、 

着替えを手伝ってくれる。 

 

「行きましょう、はやくぅ」 

 

三久ちゃんはふらふらになってまともに歩けない僕の体を、 

気遣って支えてくれながら一緒にキッチンへ向った。 

 

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