「あら、仲がいいのねぇ、羨ましいわぁ」 

 

キッチンで僕を待ってくれていた一美さんが、 

寄り添う僕と三久ちゃんに嬉しそうにそう言った。 

 

「遅いよ、すっかり冷めちゃったじゃないか」 

 

逆に二恵さんは不機嫌そうだ。 

 

「ごめんなさーい、おにいさまがなかなか起きなくってぇ」 

 

三久ちゃんは僕をイスへと誘導すると、 

三久ちゃんのイスの前にある夕食を僕の方へ移動させ、 

僕の前には2人分の食事が並んだ。 

 

「私、ここで食べるねぇ」 

 

僕の膝の上に、 

三久ちゃんがちょこんと座る。 

 

「三久ちゃん!?」 

「いただきまーーーす!」 

 

目の前の食事をぱくぱく食べはじめる三久ちゃん、 

それを見て夕食を開始する一美さんと二恵さん。 

 

「ちょ、ちょっと三久ちゃん・・・」 

「おにいさま、はい、エビフライ」 

「あ、ありがと・・・んぐ・・・ん・・・」

 

三久ちゃんの箸から運ばれたエビフライを頬張る僕、 

あきらめてご飯のお椀を手にする。 

それを見て、一美さんが嬉しそうに話し掛けた。 

 

「有人さまったら、すっかり三久と仲良くなって・・・嬉しいですわ」 

 

珍しく二恵さんも口を開いた。 

 

「よかったな、三久、有人さんとやらがロリコンで」 

「な・・・!?」 

 

僕はご飯を喉につまらせそうになった。 

 

「おにいさま、お茶、お茶!」 

「ん・・・ごく、ごく、ごく・・・ぷはぁ、ありがとう、三久ちゃん」 

 

僕はもう何も言わず、食事を続ける、 

三久ちゃんの髪の毛が僕の鼻をくすぐる、 

と同時に、僕の上に座っている三久ちゃんのお尻が、 

微妙に動くたびに僕の股間を刺激し、むずむずしてきた。 

 

「その・・・三久ちゃん・・・」 

「なぁに?おにいさま・・・むぐむぐ・・・」 

「あのー・・・その・・・どいて・・・もらえないかなぁ」 

「えーー?おにいさま、私のこと、嫌いになっちゃったのぉ?」 

「いや、そうじゃないけど、その・・・」 

 

一美さんが口を挟む。 

 

「三久!有人さんが困ってらっしゃるじゃないの!」 

「だってぇ・・・」 

 

二恵さんも口を挟んだ。 

 

「何、子供相手にムキになってんだよ・・・いいじゃないかよ」 

 

ただの子供だったら確かに良かったんだけど・・・ 

こ、股間が・・・ああ・・・・・ 

 

「おにいさま、駄目なのぉ?」 

 

上目遣いで僕を見つめる三久ちゃん、 

断ったら・・・あとが恐い・・・・・ 

 

「い、いいよ、大丈夫だよ、うん、やっぱり・・・」 

「わーい!おにいさま、大好き!」 

 

三久ちゃんはお尻をさらに深く腰掛け食事を続けると、 

僕の膨らんだ股間がさらに圧迫される。 

 

「うっ・・・」 

「いいんですか有人さま?」 

「一美さん、心配しないでください、本当に・・・」 

 

僕は震えながらもなんとか食事を終えた、 

三久ちゃんもほぼ同時に食べ終える。 

 

「ごちそうさまでしたー」 

 

三久ちゃんがようやく僕の膝から降りる、 

何度、股間が漏れそうだったか・・・ 

 

「おにいさま、一緒にお風呂入りましょうよ」 

「ええっ!?」 

 

その突然な提案に、 

僕は目を丸くして驚いた。 

 

「お風呂って、一緒に!?」 

「はい、一番風呂よ、一緒に、ね?」 

「そ、それはいいよ、やっぱり、ほら、まずいだろ?だって・・・」 

「えーーーーー!?おにいさまぁ・・・」 

 

まずい!逃げよう!! 

 

「僕、トイレに行ってきます!!」 

「おにいさま!!」 

 

僕は慌ててトイレに駆け込んだ。 

・・・・・冗談じゃない、一緒にお風呂なんて入ったら、 

どんな目にあわされるか・・・ 

でも、今夜も一緒に寝なきゃあいけないんだろうなぁ・・・ 

まずい・・・三久ちゃん、怒ってるだろう・・・ 

どうしよう・・・どんなお仕置きが待っているか・・・ 

気が狂うまでくすぐられるに違いない・・・ 

そんなことを考えているうちに、股間の疼きが大きくなってきた。 

 

・・・・・そういえば、さっきから刺激されっぱなしだったもんな・・・ 

 

僕はその場で一度出してなんとか静めようと、 

自分のモノをしごきはじめる。 

 

「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・」 

 

自然と昨夜のこと、そして今日、ベッドでされたことを思い出す、 

僕のモノは興奮し、射精の寸前まではすぐに達する、 

しかし、あと一押し、もう一歩のところでイくところまで行かない。 

 

「なんで・・・はぁ・・・はぁ・・う・・・はぁ・・はぁ・・・」 

 

あれだけ強烈な快感を浴び続けたのに、 

どうしてイけないんだろう? 

・・・まてよ、だからこそ、もう自分一人では・・・!? 

 

恐い考えが浮かんだとともに、 

トイレのドアを蹴る音がした。 

 

「おーい、まだ入ってるのかぁ?」 

 

二恵さんの声だ、早く出よう。 

 

ガチャ 

 

「ごめんなさい、どうぞ・・・」 

「あんた、まだ入ってたのか?1時間はたってるぞ」 

 

自慰に熱中していう内に、 

いつのまにかもうそんなに時間がたっていたようだ、 

廊下で一美さんとすれ違う。 

 

「あら、有人さま、三久はもうお風呂出ましたわよ、次どうぞ」 

「あ・・・ありがとうございます」 

 

まずいことしたかなぁ、 

と軽く後悔しながらお風呂へ入る、 

湯船に三久ちゃんの髪の毛が浮いている。 

 

「・・・・・三久ちゃん・・・」 

 

昨夜のあのハードなくすぐり攻撃、 

そして今日のあの耳かきの後ろを使ってのくすぐり攻撃、 

食事中のお尻での攻撃・・・・・ 

無邪気に僕を犯す三久ちゃん、 

僕は・・・僕は・・・・・ 

 

ズキン、と股間が疼く、 

まだ僕の体にあの感触が確かに残っている、 

あいかわらず起ったままの自分のペニスをしごく、 

僕は再び自慰行為にふけいった。 

しかしあいかわらずいつまでたってもイくことはできない、 

気付くとすりガラスごしに人影が見える・・・ 

 

まさか、三久ちゃんじゃあ!? 

 

「おーい、まだ入ってるのかぁ? 

風呂まで長いのかよ、もう2時間以上になるぜ」 

「ごめんなさい、すぐに出ます!」 

 

あわてて湯船を出たが、 

頭がボーっとしてクラクラする、 

体はすっかり茹ってしまっていた。 

 

ヨロヨロになりながらも、 

なんとかパジャマを着て風呂を出る、 

勃起したままの僕のモノが少し邪魔で歩きにくい・・・ 

居間で髪を乾かせながら、あたりを見回す、

一美さんがアイロンをかけているだけで、三久ちゃんは見当たらない。 

 

「あの、三久ちゃんは・・・」 

「もう寝ちゃったわよ、だって、ほら・・・」 

 

時計を見ると、もう夜中の11時すぎだ、 

やばい・・・三久ちゃん怒ってるだろうなぁ・・・ 

お仕置き・・・今日のお仕置きでさえあれだけ強烈だったんだから、 

今夜は何をされるか・・・ 

 

「あの、一美さん、僕、今日は一美さんの部屋で寝るっていうのは・・・」 

「それは駄目ですわ、だって最初に三久の部屋を選んだんでしょ? 

着替えとか学校の道具とか、もう三久の部屋に移動させてありますから・・・」 

 

これはもう覚悟を決めるしかない・・・ 

こんなので僕、あと5日もつかなぁ・・・ 

そんなことを考えながら三久ちゃんの部屋の前に来た。 

 

「・・・三久ちゃん?」 

 

返事はない、僕は静かにドアを開けた。 

 

ガチャッ 

 

部屋に入ると、 

三久ちゃんの可愛らしい寝息が聞こえる、 

ベッドの中にくるまって眠っているようだ。 

 

「もう、寝ちゃったの?」 

 

静かに近づくと、 

三久ちゃんの表情が見えた、 

頬に涙が通った後の筋が2本・・・ 

 

「ごめんね、三久ちゃん・・・」 

 

そう語り掛け、僕も同じベッドに入る。 

僕のモノも眠れば静まるだろう、 

そう思いながら目を閉じ、夢の世界へ落ちていった・・・

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