「えー、今日からみんなの仲間になる、転校生の菱大路くんだ」

「菱大路有人です、よろしくお願いします」

 

2日目、僕は高校に来ていた。

 

「それで席は・・・美麗くんの隣に用意した」

「あ・・・はい」

 

一番後ろの席に不自然に用意された2つの机、

その片方に二恵さん・・・こういう用意はちゃんとされている、

鉛筆を咥えてのへへんとしてるけど・・・でも、ゆうべの悪魔のような顔が思い出されて・・・

 

「早く行きたまえ」

「はい・・・」

 

ちょっと足が震える・・・

こ、こわい・・・慎重に椅子に座る・・・

 

「な〜にびびってんの」

「・・・・・なんでも・・ないよ」

 

そう言ったものの・・・恐い・・・

いや、ここは、なめられないように毅然とした態度を取らないと!

 

「二恵さん・・教科書、見せて・・・」

「はいよ」

 

あわせた机の上で普通に見せてくれる・・・って、これは!?

 

「こここ、これ・・」

 

ゆうべの、メチャクチャにされた僕の写真だ!

いつのまに・・・失神した後に撮ったんだろうな・・・

 

「逃げたら、これ、ばらまくからね」

「ひ、卑怯!」

「・・・ま、1週間耐え切れたらなんもしないよ」

「こんなもの!」

「取ったってネガはこっちなんだから・・ま、1週間も耐え切れず私のモノにしてみせるけど」

 

ぎゅっ

 

「あう!!」

「・・・声出すと、ばれるよ」

 

もみもみもみもみ・・・

股間を掴み、荒々しくにぎにぎされる!

 

「・・ぁ・・・ぁあ・・・」

 

耳元でささやく・・・

 

「ふふ、足がガクガクしてるよ?・・・そんなにいいの?」

「ち・・が・・・」

 

ぎゅむ!!

 

「っ・・・!!」

「その顔・・・夜のこと思い出して・・興奮しちゃうよ」

「ぁはぁ・・・」

「有人、授業中なのに、なんでこんなにおっきくしてんだ?」

「はぁぁぁぁ!!」

 

じーーー・・とチャックを下ろされる!

すすっ、と指を差し込んできて・・・あああぁぁ・・・

 

「や、やめ、ろ」

 

慌てて振り払う!しかし・・・

 

「逆らっていいの?これ、ばらまくよ?」

「うるさい!・・・ぅ・・」

 

いけない、声が大きくなっちゃった、

一番後ろの席だから、下手に目立つと見られちゃう、

逆を言えば黙っておとなしくしていれば、ばれない・・・

 

「ほらほらほら」

「ぅ・・・」

 

おとなくしくなんか、できるか!

何度も何度も攻めてくる手を振り払う、

そのたびに執拗に手を出してくる・・これじゃあ、勉強できないよ。

 

「ほぉら」

 

きゅっ!

 

「ぁ!!」

 

一瞬の隙をかいくぐり、

手を突っ込まれ、指でクリュクリュクリュクリュとぉ!!

 

「安心しな、イカせやしないから」

「ぇっ!?」

「そのかわり・・・やめもしないけどな」

 

キュムキュムキュムッ!!

 

「くぁっ!!」

 

・・・こうして二恵さんの悪戯は延々と全授業に及んだのだった。

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