ガバッ!!
「!!!・・・・・ゆ、夢かあ!!」
脂汗びっしょり・・・
ううっ!股間がズキンズキン疼いて痛い!!
今は・・・午後5時半、もう夕方だな。
「お風呂・・・入ろう」
それにしても酷い夢だった・・・
まさに淫夢・・・せっかく解放されたっていうのに、
夢の中でまで、あの三人に犯されるとは・・・うぅ、体がゾクゾクする。
「夢の余韻が残っちゃってるよ・・・」
後味悪い・・・なのに凄い勢いで勃起してる・・・
冷水と熱いお湯を交互に入れば治まってくれるかな?
いや、何の根拠もない憶測だけど・・・風呂場は誰もいないな。
ガラガラガラ・・・
「・・・お湯は入ってる、一番風呂だ」
シャツを脱ぐと痛々しい噛み痕が目について視線を逸らすものの、
その先が鏡でよりリアルに今の体、状況を認識させてくる・・・
パンツも脱ぐとビンッ!と勢い良くペニスが跳び出す、血管が浮き出ているくらいだ。
「うー、なんだか知らないけどムズムズするような・・・」
そうだ、ゆうべあれだけ針を刺されたりしたんだ、
思い出すと乳首までムズムズしてきた、水のシャワーで落ち着かせよう。
キュッ、キュッ、キュッ、シャーーーー・・・
「抜き忘れてる針とかないよ・・・な?」
あったら寝返りしたとき痛くて起きてるか。
シャワーを浴びると身が引き締まってくる、
と同時に全身を痒いようなくすぐったいような感覚が這いずり回る。
「皮膚の下に虫でもいるみたい・・・だ・・・」
冷えてきた、温水に切り替えよう。
ついでにボディソープで念入りに洗って・・・
気持ちいい・・・色んな意味で汚された体を隅々まで綺麗に・・・
「ううぅ・・・勃起しすぎだよ・・・」
膨張しきったペニスにもボディソープをつける、
そしてきゅっ、きゅっ、と丁寧にこすり、しごく・・・
いつしかそのまま僕は、射精させようと夢中になっていた。
キュッ、キュッ、キュッ、キュッ、キュッ・・・・・
「はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」
あの恐ろしい淫夢を思い出しながら必死にしごく。
さらに、現実にされたあの快楽針地獄や、屈辱的な射精の数々も・・・!!
キュッキュッキュッキュキュキュキュキュキュキュキュキュ・・・・・
「はあっ!はあっ!はあっ!うはあっ!あぁあああっっ!!」
お、おかしい!?
もうとっくに射精していてもいいはずなのに、
最後の最後で寸止めのまま、いくらしごいても達する事ができない!!
「なんで・・・ど、どうして・・・」
そのうちペニスが物理的な痛みを伴ってきた、
少しインターバルを置こうとシャワーでソープを流し、
湯船に浸かる・・・そうだ、さっきは立ってたから、今度は横になりながらなら・・・!?
ジャブジャブジャブ・・・
お湯の中で今度はグリップをしっかりきかせてしごく、
出ちゃったら桶ですくって外へ流せばいい、それより今はイク事が先決だ!
せっかくこれからは自分で好きなようにできるのに、好きな時に好きなだけイケるはずなのにぃ!!
「んはあっ・・・あぁ・・・あ・・・だ・・・だめだ・・いけ・・ないっ!!」
興奮が高まるだけで、
ペニスの怒張がより大きくなるだけで、
肝心の射精ができない!ああう!全身を何かが這う感覚が、より強くなってきた!!
「で、出よう・・・お風呂を出て・・・なんとか・・・しよう・・・」
夕食までに1度出しておかなきゃ、気が狂いそうだ・・・
いっそ道具か何かを使うか?って何をだろう?まあいいや、
部屋に戻ってベッドで集中すれば、なんとか・・な・・る・・は・・・・・ず・・・。
部屋に戻ると二恵さんが机に座って勉強をしていた。
いつのまに・・・まあここは二恵さんの部屋だから仕方がない。
邪魔にならないようにベッドに入って・・・ってそれはさすがにやりにくい。
「お風呂、出ました・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
返事はない、
あれだけ集中してくれているなら、
ベッドでゴソゴソしててもバレないか!?
いや、逆に僕が集中できない、じゃあリビング・・・は三久ちゃんがいそう。
トイレは・・・誰か来るかも?と思ったら集中できない、じゃあどこでやればいいんだ!
「ちょっとティッシュ借りるね・・・」
「・・・まさか変なことするんじゃないよね?」
「いっ!?ち、違うよ・・・邪魔して、ごめん・・・」
釘をさされた・・・
そりゃそうか、股間をこんなに膨らましてちゃ、バレバレだ。
かといって外は・・・風俗だなんて行った事ないし、なにより年齢的にもアウトだし。
「その・・・二恵さん・・・」
「・・・・・」
「も、もう1回だけ、さ、最後に・・・」
「・・・・・・・・・・」
「1回だけでいいから、い、い、い・・・・・」
言えない!
これは言ったら負けになるような気がする!
開き直って明日の朝まで我慢するしかない、もうこうなったら!!
「ね、寝ます・・・」
「もうすぐ飯でしょ」
「う、うん・・・それまでちょっと・・・」
・・・寝ようとしても落ち着かない、
仕方がない、家の中をウロウロしてやり過ごそう!
どこか隠れられる部屋でもあればそこに篭って・・・いざとなったらパンツの中で出すのも仕方ない!
「じゃ、ご飯の様子見てくる!」
「・・・・・せいぜいがんばって」
「え!?う、うん・・・」
全てを悟られてるような言葉を投げかけられた僕は、
手のひらで踊らされているかのように感じ背筋がゾクッとしたのだった。
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めくる |