6日目の朝、ベッドから動けない・・・

全身ボロボロになった僕の体を消毒液で癒してくれる二恵さん。

 

「あんまり酷い傷が残るような事はしてないつもりだけど・・・」

「うっ・・ううっ・・・うううっっ・・・」

「泣かないの、もう希も朱雀も帰ったんだから、安心して休んでよ」

 

タタタタタ・・・

 

駆け足とともに一美さんの声がする。

 

「有人さま、お電話ですわ」

「えっ・・ぼ・・ぼく・・・に」

「動けないんだろ?私が代わりに出るよ」

 

二恵さんが行っちゃった・・・

部屋にひとり取り残された僕。

いっそ今から逃げれば・・・と思ったが、

この全身の酷い噛みあと・傷跡に加え、

犯され続けて一晩軽く眠っただけじゃ歩く体力もままならない。

 

「お腹すいた・・・」

 

うぅ、じっとしてるだけで、

まだ犯されている余韻が全身を這うように襲ってくる。

もちろん傷とかの痛みが治りきってないのもあるけど、

体よりも、もっと大事なものを犯され続けたような感覚だ。

男として大事なものとか、肉体的な内側の、触れちゃいけないような部分とかを・・・

 

タッタッタッタッタッ・・・

 

「はい有人、朝食持ってきたよ」

「ありがとう・・・二恵さん・・・」

「まだ辛いなら食べさせてやるよ」

 

今日はサービスの日なのかな、

責める日と責めない日の緩急をつけてるつもりなのだろうか?

だとしたら明日は、とんでもなく、とてつもなく恐ろしく犯されそう・・・

 

「なに勃起してんの」

「えっ!?あ、こ、これは・・・」

「ほんっと、男の体って我が侭だよな・・・」

 

と、口にサンドイッチを突っ込まれる。

 

「んぐ!ん・・・あむあむ・・・」

「そうそう、電話だけど、菱大路家の大御爺様からだったよ」

「ええっ、じいちゃんから!?そ、それは・・・なんて言ってたんで・・・すか」

「明日の朝、迎えのリムジンが来るってさ、夜明けから朝8時まで待つって」

「そっか・・・そっかそっか、1日くらい早い気もするけど、まあ、1週間だからね」

 

やっと、やっと助かるんだ、この被虐の快楽地獄から!!

 

「あーあ有人は明日で帰っちゃうのか、なんかしらけちゃった」

「そんな投げやりに言わなくても・・・」

「あと一歩だったんだけどなー、ま、いっか、もうあきらめよっと」

 

二恵さんが、婚約・結婚を、放棄した!?

 

「今夜0時に集合かけてあった希と朱雀にも、もう終わったって連絡しとくよ」

「う、うん、そうして、もらえる、なら・・・」

「明日朝まで寝てていいから、何かして欲しい事があったら呼んで、ってここ私の部屋だからここにいるけど」

 

まさかまさかの嬉しい展開・・・

あとは寝てれば何もしなくても僕の勝ちなんだ!

やっと自由が、そして一生困らない大金が手に入るんだ!!

 

「ほらほら寝汗いっぱいかいてたろ、お水ペットボトルごとやるから」

「ありがとう・・・」

 

ごきゅ・・ごきゅ・・・ごきゅ・・・ごきゅ・・ごきゅ・・・んはあっ

 

「じゃ、空のペットボトル捨ててくるよ、ついでに電話もしてくるから」

「うんありがとう、行ってらっしゃい」

「そうそう、これ言っておかなきゃ・・・さんざん酷いことして・・・ごめん」

 

そう謝ったのち部屋を出ていった・・・

二恵さんの敗北宣言、すなわち降参なんだろう。

とたんに僕は嬉しくなって残りの食事をパクつく!!

 

「人間ってどれだけ疲れてても腕と口は動くもんだな・・んぐ・・・うまいっ!!」

 

全てたいらげた僕は、

安心しきったのかお腹がいっぱいになったからか、

眠くなり、そのまますやすやと眠ったのだった・・・・・罠とも知らずに。

 

・・・

・・・

・・・

 

「う〜、寝すぎた・・・」

 

今までの疲労を全て癒すかのような爆睡を経て、

お昼過ぎ、トイレで用を済ませる・・・まだ全身に噛み痕が残ってるけど、

時間が綺麗に洗い流してくれるだろう・・・ふう、体も軽くなってきた。

 

「・・・勃起までしてきてるし」

 

朝まであんなにイカされ続けたのに、

いざ解放されたとなるとあっけなく復活するもんだ。

まあ、溜まっていたおしっこを出して気持ちよかったっていうのと、

単純に朝起ちみたいなもんだろう・・・まだちょっと体がふらつくな、

特に何もしなくても時間切れさえ待てばいいんだ、昼食はとばして夕食までもうちょっと横になろう。

 

「二恵さん、見ないなあ・・・?」

 

一美さんはさっき掃除をしていた、

三久ちゃんは部屋にいるのか遊びに出たのかわからない、

僕は大人しく二恵さんの部屋にこもっていればいい・・・もう勝ったんだから。

 

ガチャ

 

部屋に戻ってベッドに横になる、

う、さっきより勃起がさらに、硬くなってるような・・・

どうしようか?エロい本とかは持って来てないし、ネットで見ようにも、

パソコンはこの部屋にはない、居間にあった気がするけど、一美さんがいるし・・・

外へはこんな噛み痕だらけじゃ恥ずかしくて出られないし、まあ、自然に治まるのを待とう。

 

「眠っちゃえばいいんだ、眠っちゃえば・・・」

 

・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「おい有人」

「さあ、今度はどのように犯してさしあげましょうか?」

「イッた瞬間にタマタマ潰しちゃうのもいいかもねっ」

 

あうっ!?

悪魔のような、淫魔のような三人が、ま、また!?

 

「なんだかんだ言ってこういうの、好きなんだろ?」

「さあ、体中のありとあらゆる性感帯を、この針で」

「またお尻犯してあげるよっ、ほらこれ、ドリルみたいに回るんだっ!」

 

ああっ!僕の両手両足が鎖で縛られてる!?

二恵さんも希も朱雀もSM嬢みたいな格好しているし!

お、犯されるっ!また、全身をめちゃくちゃにされながら、イカされるうっ!!

 

「さあ、正直に言いなよ、どうして欲しい?」

 

ぎゅっ!!

 

「ひいっ!に、握らないでっ!ペニスが、い、いたいっ!」

 

と同時に、奥がムズムズするっ!!

 

「正直におっしゃってくださいませ」

「どうされたいのっ?ねっ、ねえっ!」

 

ううう・・・言っちゃ駄目だ、

言っちゃいけない事を言いたくてたまらない!

でも、でも言っちゃう!言っちゃわないと、イケないっ!!

 

「い・・・い・・・い・・・」

「ん?有人、もっとはっきり言いな!」

「いか・・い・・・いかせてえええええええ!!」

 

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