
ルリーの髪は無数の束となり、
僕の体を埋め尽くしていく。
両手、両足、胴体、首、頭を、
あっという間にルリーの髪がきゅっとまとわり、覆う。
「る、るるるるる、ルリー・・・・・」
「こういう事もできるのですぅ〜☆」
僕の全身をミイラの包帯のように覆うルリーの髪、
さらに波のように上から髪が何重にも覆う、
やわらかな、ルリーの甘い髪の香りに包み込まれる・・・
髪の隙間からルリーの表情が見える、
ちょっといたずらっぽい表情で、わくわくしているようだ。
「ご主人様、ルリーの髪は、こういう風にも使えるの☆
伸縮自在、硬さの調節もできるから、
いざという時はこうやって敵を絞め殺したり、
髪の毛で串刺しにしたり、ミンチにだってできるわよっ♪」
僕はぞっとした、
絶対にありえないとわかってはいても、
ルリーはその気になれば一瞬で僕を殺すことができると思うと・・・
「でもルリーは、こんな風に使う方が好きなのですぅ〜☆」
しゅるしゅるしゅる・・・・・
「あ・・・ああ・・・あうっ・・・・・」
とたん、僕を覆うルリーの髪が一斉にうごめき、
僕の体内から大きなピンクのため息がもれる、
髪が全身をさわさわと愛撫しはじめたからだ。
「ああっ・・・あう・・・あああああ!!!」
「くすくす、いいでしょ?ご主人様ぁ」
とろけるような快感・・・
僕の皮膚を、からだ全ての表面を、
ルリーのやわらかい筆のような髪が、
無数に僕の神経をなぞり、ぞくぞくと快楽の渦へ沈めていく。
波打つルリーの青く広がった髪・・・
その中であえぐ僕は、まさにルリーの髪の中で溺れている。
ルリーの髪が僕の背中全体をつつーっとなぞる快感・・・
ルリーの髪が僕の首筋にからみつきうごめく快感・・・
ルリーの髪が僕の両手両足の指の間をしゅるしゅると愛撫する快感・・・
ルリーの髪が僕の脇の下、胸、お腹をやさしく撫でる得も言われぬ快感・・・
ルリーの髪が僕のありとあらゆる部分に滑り込み、愛撫を続ける・・・・・
「あっ・・・はぁっ・・・はぁああっ・・・・・」
頭の先から足の裏まですっぽりルリーの髪で覆われ、
愛撫しつくされる・・・・・
もう、視界にはルリーの透き通る水色の髪しか見えない。
その目の前に火花がバチバチと飛び散るような、
クラクラする、強烈で甘い甘い感覚・・・
「う・・・あ・・・ううう!!・・・・・!!!」
「ご主人様・・・すごいでしょ?・・・もうここも、すっごく大きくなってる・・・」
「あ!ああ!!」
僕の膨らんだモノにも、
ルリーの髪の束が群がる。
まるで、獲物を奪い合っている無数の蛇のように・・・
「い・・・いく・・・うううっ!!!」
「まだ駄目よ♪」
きゅうっ!
「あひぃっ!!」
僕の亀頭をくすぐっていた水色の蛇たちが、
僕のモノを根元からきつく絞め上げる。
「あ、あ、あああ!!!」
髪の毛できつく絞めつけられる快楽を伴った痛み・・・
しかしその僅かな痛みの何十倍、何百倍もの快感が、
僕の全身に、ありとあらゆる触感に注ぎ込まれ続ける。
「ごしゅじんさまぁ、そろそろルリーもぉ・・・
ふふふ・・・今日は一段と燃えるのですぅ・・・」
僕の腰に、髪の毛の上からのしかかる重み、
ルリーが僕の上に乗っかったようだ、
そして髪の毛の海の中から、
僕のモノだけが水面に現われる、
しかし根元はしっかりと絞めつけられたままだ。
「いきますよぉ・・・うふふ・・・」
「・・あ・ああっ・・・・・」
ずりゅ、ずりゅりゅりゅ・・・・・
僕のモノがルリーの性器の中へ埋まっていく、
ぬめぬめとした、底無しの淫口に吸い込まれる。
いつもと比べ物にならないほどの凄まじい快感・・・
体の芯を稲妻のような快楽が走る。
「う・・う、るりぃ・・・あああっ!!」
「ごしゅじ・ん・んっ・・・さまぁ・・・・・」
僕のモノが根元までずっぽりはまると、
ルリーは大きなため息をつく。
「はぁ・・・あん・・・ごしゅじんさまぁ・・・」
「・・・あ・・・が・・・あ・・・」
僕を覆う水色の海、嵐のような愛撫の快楽が、
ペニスを攻めるルリーの膣の感覚で二乗していく。
「ひ・・・ひぃ・・・あがが・・・あああああ・・・」
僕はまるで殺されるような叫び声をあげる、
それは想像を絶する快感・・・
僕の身が、心が、骨が、脳が、血液が、
全てがもう「快楽」しか感じていない。
「うふふ・・・ごしゅじんさまぁ、ルリーも・・楽しませてもらいますですぅ・・・」
ルリーは深くささった僕のモノを楽しむように、
腰をゆっくりと上下させる。
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