つづき。
夜、ベッドの中で下着姿のルリー、
今日の下着はルリーカラーの薄いオレンジだ。
「ご主人様ぁ、はやくぅ」
ルリーは僕にすぐにでも脱がしてもらおうと、
切ない表情で僕に訴えかける、
色っぽい目、そしてしぐさだ、でも・・・
「ねぇご主人様ぁ、どうしたんですかぁ、ぼーっとして・・・
ルリー、もう我慢できないですぅ、ねぇー・・・」
身をよじってだだをこねる、
ちょっと子供っぽくもあり、
むにむにした可愛らしい肌が僕をそそる、
はずなのだが・・・
「ご・じゅ・じ・ん・さ・まぁ・・・」
「わっ!!」
いつのまにかルリーの顔が僕の目と鼻の先に近づいた、
視界いっぱいにルリーの不思議そうな表情が入る、
ほんのり赤らめているような・・・
ルリーはいつでも受け入れ体制なのだろう、
それだけ僕とのHを心待ちにしている、だけど・・・
「そ、そういえばルリー、いつも思うんだけど、
Hの時って必ずリボンつけてるよね?」
ルリーはリボンにさわりながらにこやかに答える。
「ええ、暴走しないためにですぅ」
「暴走?」
「それよりご主人様ぁ、はやくぅ・・・脱がせて♪」
くるりと後ろを向くルリー、
僕は薄オレンジ色のブラジャーのホックに手をかける。
「うふふ、脱がされるのって、いつも興奮しちゃいますぅ♪」
ブラが外れると、
ぷるんっ、とかわいらしい二つの膨らみがあらわになる、
みずみずしい果実のような、むしゃぶりつきたくなる胸、ピンクの乳首・・・
の、はずなのに・・・・・
「ごしゅじんさまぁ・・・」
すっかりその気で顔を紅潮させるルリー、
が、僕の目を見たとたん、
不思議な表情で僕を見つめる。
「今日のご主人様、やっぱり変ですぅ・・・」
「う、うん、ごめん、ちょっと・・・」
「どうしたのですかぁ?らしくないのですぅ、ふみぃ・・・」
実を言うと、正直いって、
この3週間、ルリーと愛し合いすぎたような感じだ、
あの最初の強烈な夜以来、毎晩ルリーと抱き合っている、
やみつきになるほどの最高の快楽・・・しかしそれも、
なんというか・・・「あきた」という事ではないのだが、
少々「物足りない」と感じるようになってきた、
例えるならば「ごちそうは豪華であればあるほど、
おいしければおいしいほど、早くなれてしまう」とでもいうのだろうか・・・
「ルリー・・・」
僕はちゅっ、とルリーのおでこにやさしくキスをする。
「あん、ご主人様・・・」
もちろん、もう僕はルリーの与えてくれる快楽でしか感じない、
快楽に対する最低限の基準が普通の人間では到底達することのできない所まで、
振り切ってしまっているのだろう。
でも人間は貪欲な生き物だ、
魔女から与えられる人知を超えた快楽にも、
耐え切ってしまえばそれは、普通の快楽の基準となってしまうようだ。
「・・・ご主人様、刺激が足りないのね・・・」
寂しげな表情のルリー、
全てを見透かしたような、
ルリーの綺麗に透き通った瞳・・・
僕はやさしくルリーの頭をなでる。
「大丈夫だよルリー、今日は僕がルリーを喜ばせてあげるから・・・」
「ご主人様・・・ありがとう・・ううん、ルリーに任せて☆」
ルリーは明るい表情を取り戻すと、
パンティーを脱ぎ捨て、僕の手をそっとリボンに添える。
「取って♪」
「え?」
「ルリーのリボン、ほどいてほしいのだ☆」
「う、うん・・・」
僕はルリーのリボンを解こうとする。
「・・・なかなか取れない・・・」
「あん、そこをそっちじゃなくて・・・そう、そっちですぅ・・・」
「・・・・・ほどけた・・・」
リボンを外し、
髪を下ろしたルリー、
流れる滝のように美しい・・・
まるで吸い込まれるような、きらきらと光る水色の髪・・・
しゅるしゅるしゅる・・・・・
!?
しゅるしゅるしゅるしゅるしゅる・・・・・
な、なんだ!!???
見とれていたルリーの長い髪が、
さらに長く延び、増えていく。
それはたくさんの触手のように放物線を描き、
僕の体を捕まえ、絡みついてくる!
「わ、わ、うわーーー!!」
「ふふ、ご主人様♪」
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