シャワーを終え服を着る。

 

僕「・・・戻るときもパンツ無しか、いや、まだ濡れてるから家に帰るまで・・・?」

魅衣「それでしたら、あいちゃんが新しいのを用意していましたわ」

 

コンコンと合図すると外で見張ってた2人が入ってきた。

 

あい「長かったねー」

マイ「ちょっち声、漏れてたかなー」

魅衣「新しい下着を渡してあげて」

 

僕に渡されたのは・・・女物の、ショーツ!

 

僕「これ、あ、あいさん・・・の!?」

あい「1度しか履いてないから、安心して」

マイ「どーせ100円ショップのだから、気にせず履いて帰ってよ」

魅衣「そういえば、お時間はまだ大丈夫ですか?」

僕「そ、そうだ!もうやばい・・・じゃ、じゃあ、ええい、履いちゃえ!」

 

即効で全てを着終え、

逃げるようにシャワー室を出る!

 

あい「じゃあね」

マイ「また会えるかもねー」

魅衣「本当にありがとうございました」

 

軽く手を振りながらダッシュで自分の部屋へ!

時間は・・・やっぱり!20分オーバーしている!

ゆっくりしていってね、とは言われたけど、まさかこんな事に・・・!

 

僕「・・・ふひぃ、ゆっくりした結果がこれだよ」

 

結局、タワーオブサキュバスはスタートすらできなかった、

いや、ある意味、現実世界でサキュバスを3人相手にしたようなもんだけど・・・

あつつっ、走ってお尻の穴の、奥の痛みが響いちゃったよ・・・もうさっさと帰ろう。

 

僕「もたもたしてるとさらに追加料金になっちゃう!」

 

荷物をまとめて・・・そもそも、そんなに散らかしてないや。

・・・よし、出よう!伝票を持って・・・レジへ向かうと丁度、3人がシャワー室から出てきた!

なんだか気まずい・・・顔を合わせないようにして、そそくさと伝票を店員に渡す・・・店員の顔も見れないや。

 

あい「シャワー30分で切れるの忘れてたね、おかげで3分しか浴びられなかったー」

魅衣「仕方ありませんわ、2回目からは有料ですし、後の人が来てしまいましたから」

マイ「ま、今日からは今までみたいに、三食ちっちゃいザブトンとかじゃなくなるからいっかー」

 

ちっちゃいザブトンってなんだよ・・・

あ、これか、レジ横の売店に並んでる、ランチパックの事だな。

 

店員「延長料金が400円になります」

僕「はい・・・あれ?500円玉あったのにな・・・千円札で・・・あ!」

 

千円札を店員に渡して気がついた!

財布に入っていた一万円札が、な、無い!!

6枚あったのに・・・残されたのは五千円札1枚と、

千円札2枚・・・それと、あったはずの500円玉もきっと・・・!

いつ抜かれたんだろう?まあ、タイミングはいくらでもあったのだろう。

 

店員「600円のお返しです、ありがとうございました」

僕「は・・・い」

店員「またのご来店をお待ちしております」

 

うー・・・6万5百円・・・

すんごい風俗に入っちゃったみたいだ、

こんなにむしられるとは・・・お尻の穴も奪われちゃったし。

 

僕「も、もう・・・来るもんかー!!」

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・・

 

=翌日=

 

僕「あー、やっぱり家でやってると効率悪い気がしてきた、遠くのネットカフェでも行こうかな?昨日の所はもうこりごりだし・・・」

 

ピンポーン

 

僕「誰だろう?こんな時間の来客・・・」

 

コンコンコン!!

 

僕「あれ?もうマンション内に入ってる!?」

 

じゃあ管理人かな?とドアを開けると・・・!

 

あい「こんにちはー、昨日はありがとう」

マイ「邪魔すんねー、おー広い広い!やっぱいいトコ住んでんなー」

魅衣「失礼いたしますわ、荷物が多いので手伝っていただけると嬉しいのですが」

 

な、なな、なんでこの3人が、僕の家に!!

 

僕「ちょ、ちょっと!なんでここが!」

あい「お代を貰うときに学生証が見えてて、そこからちょっとね」

マイ「ここ無用心だなー、引越しだって言ったら下、すぐ開けてくれたよ?」

魅衣「申し訳ございません、やはり昨日、やりすぎてしまったようで、店員さんに怒られてしまいまして・・・」

僕「それで追い出されちゃったの!?だからって、この荷物は・・・!」

 

完全に住む気で来てるよ!

 

あい「半分は君にも責任があるんだから、ね?いいでしょ?」

マイ「そーそー・・・あ、これ!忘れ物、洗濯したパンツ、もう乾いてっから」

魅衣「当分、1人暮らしなのですよね?私達でお世話させていただきますから、色々と」

 

お、押しかけメイドかよ!しかもかなりのやっかいな・・・!

 

僕「その・・・断ったら、ど、どうなるん・・です・・・か」

あい「どうなっちゃうんでしょうね」

マイ「昨日のこと、色々と歪曲してどっかにタレこむかもね〜」

魅衣「あら、断る勇気がおありですか?昨日、あんなにも楽しんでおいて」

僕「楽しんだっていうより、お、犯されて、む、むしられた・・・はう・・・」

 

耳元でそっと、魅衣さんがささやく。

 

魅衣「何でしたら、一生消えない性的トラウマを、1ダースほど植え付けて差し上げても良いのですわよ?」

僕「こ・・・こわ・・・い」

魅衣「私、本気ですから・・・本気にさせた貴方には、責任を取っていただきますからね・・・ふふふ・・・」

 

ひいいいぃぃぃぃぃ・・・・・

 

あい「こういうのはどう?3人の恋人と同棲するっていうのは」

マイ「ナイスアイデア!じゃ、荷物頑張って運んでね、カ・レ・シ♪」

魅衣「今夜はご馳走にいたしましょう!台所をお借りしますわね、あと食材のお金を・・・」

 

こうして僕とサキュバスの戦いは、現実世界に場所を移したのであった。

 

僕「勝てそうに・・・・・・・・・・ないな、あははは・・・・・はは・・・・・はぁ」

 

おわり。

 

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