トク、トク、トク、トク、 胸の鼓動が早くなってる・・ ドキドキして落着かない、眠れない・・・ 体がムズムズする・・・耳に吐息がかかってくるような錯覚が!? なんか、ララさんやリリさん、ハプニカ様の声が幻聴のように思い出される・・・   「そなたを・・愛しているぞ・・・」 「さあ、感じてくださいませ・・・」 「喉かわきましたー?どうぞぉー・・」 「ほら、背中こっち向けて・・気持ちいい?」  「あったかぁい・・・このまま寝てもいぃかなぁ?」 「おにぃちゃん、ずっとこうしていようね・・・」   ああ・・・あああ!!! 体が凍えるように震えている! 切ない・・どうしようもなく切ない!!   「ハプニカ様っっ!!」   せえ、せえ、せえ・・・ 飛び起きてしまった・・・ そ、そうだ、これが、あったんだ、 快楽漬けの毎日を送ったがゆえの、 禁断症状が・・・身も心も枯渇してしまっている!!   「しまった・・どうしよう・・・!!」   激しい勃起・・・ パンツの中を覗く・・・ うっ!今、レンちゃんにしゃぶられてる幻覚が・・!! も、もうそうとうやばいぞこれは・・・全身の汗が止まらない!冬なのに。 我慢できない・・自分でしごくか・・でも、そんなんじゃあ物足りない・・よな・・・   「ああ、ハプニカ様の・・香りが・・恋しい・・・」   あの胸に顔をうずめた時のやさしい香りとぬくもりが・・・ そして全身をくまなくしゃぶりつくす、4姉妹やミルちゃんの責めが・・ 木の上でも毎晩必ず誰かと交わっていたから・・もう、SEX中毒に、なってるようだ・・・   「み、水・・・」   ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく・・・・・    落着かない・・・ 胸のドキドキする鼓動がさらに早まる・・・ でも、みんなはスバランの木の上・・もう我慢できないっ!!   「ハプニカ様・・い、今、行きます・・・・・」   憑りつかれたようにふらふらと廊下に出る・・・ そして城の屋上へ・・ああ、ハプニカ様の、みんなの呼び声が・・・ はやく、みんなの所へ・・行かなくっちゃ・・うう、勃起しすぎて痛い・・・・・   「・・・寒い」   雪は降っていないもののあなり寒い・・ でも、俺の身体は火照ったままだぁ・・・ 大きい小屋へ入る・・その中には・・いた!   「白竜・・・・・」   白竜が丸まって眠っている・・・ 気分よさそうに・・良かった、まだ木の上に戻ってなかった。   「白竜!起きて!起きて!」   ゆさゆさゆさ   「白竜!白竜よ!白竜さーん!」   ・・・・・   「お願いだよ・・白竜、俺を、ハプニカ様の所へ・・・!!」   ・・・・・zzzzz・・   「・・・はく・・りゅ・・・う・・・」   駄目だ、びくともしない・・・ どうすればいいんだ、もう、我慢できないよ・・・ 無理矢理上に乗ってみるか・・でも寝返りとかされたらひとたまりも・・・   「・・そうだ」   小屋から出る・・・ 屋上の端へと歩く・・・ こ、ここから飛び降りれば、白竜はきっと起きて助けてくれるはず・・ すぐ近くで俺がピンチになれば、きっと・・これだけの高さなら大丈夫だと思う・・・ 恐いけど・・戻るには、もうこれしか・・城壁をまたごうと足をかける・・・白竜、たのむ!!   ガシッ!!   俺の肩に誰かの手が!?   「アラ、あなたも寝付けなくて夜の散歩かしら?」 「マリーさん!!」 「綺麗な星空ね・・でも、体冷えちゃうわよ」   微笑むマリー・・・ あいかわらず首輪をつけている・・・   「その、マリーさん、た、助けて・・・」 「ん?どうしたの??」   ああ!マリーさんがそばにいるだけで、さらに激しく勃起が!!

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