「あの、よろしいでしょうか?ルルも言った通り、もし今回のことが借りだと申されるのならば、 逆に私たちは今までの借りを返すために貴方様の世話を秒単位で死ぬまで続ける必要があります、 それをよしとしないのであれば、今回のこと事は気にしないでいただきたいのです、それに、 では今回の借りを返すために結婚してください、と言ってもそれは駄目でしょう?大袈裟ですけど、 つまり、たまたま会った気の毒な方を善意でたまたま助けた、助けた方も自己満足、こういう事にしておけば良いと思います」 ララさんの言葉、説得力ある・・・ 「わかりました、では、善意を受けたいと思います、ありがとうございました」 ガチャッ 「皆様、御食事と御風呂の御用意ができました」 「あ、はい」 「ではみんなでいただきましょう!」 「おなかすきましたー」 「よかったら一緒に食べようよ」 「食べさせてあげますぅ」 「そ、そこまで善意を受ける訳には・・・!!」

食事を終えて部屋に戻った・・・ 素直に楽しい食事だったなあ、あの4姉妹・・・ こう、あらためて見ると、お嬢様なララさん、お姉さんなリリさん、 生意気っぽい妹のルルちゃん、かわゆすぎるレンちゃん・・・みんな最高にいい・・・ こんな美女・美少女に言い寄られてるんだ、悪い気がする訳ないよ・・・そうだよ、4姉妹 ・・・・・・・・・・でも、その4姉妹に、殺されかけたんだよな・・ いや、そう思っちゃ駄目だ!悪いのは俺、俺が弱かったから、いけなかったんだ! ふぅ、俺、なんか心まで弱くなっていないか?いけないいけない、こんなんじゃあ、 4姉妹にも愛想つかされちゃう・・・って、4姉妹に愛想つかされて何がいけないんだ? いけない、なんか、パニックになってる、俺の頭の中が・・・落ち着いて整理しよう。 俺は弱い、もう何もできない、1人で生きていくのが精いっぱいだ、 だから過度に期待された俺はもうハプニカ様やみんなを守ることはできないから国を去った、 でも、なおも追いかけてきた親衛隊の4姉妹たち・・・おそらく俺を連れ戻したいのだろう。 連れ戻してどうする?国民のために国王にする、国を救った英雄だから・・・そして国は発展する、 重要なことはハプニカ様たちが全てやり、外敵がもし来てもハプニカ様たちが・・・ うーーーーん・・・・・そうなると俺は本当にみじめだ、いる価値がないようなもの・・・ それにもう強くない俺があがめられるという事は、国民を騙してる事にもなるんだし・・・ やっぱりこういうめんどうな事はもうたくさんだ、一人で魚を釣って暮らそう、大きい魚は釣り上げられないかも・・・ さて、トイレに行こう・・・と、廊下に出ると・・・ 「!!」 レンちゃんと目が合って・・・隠れた、 ひょっとして、俺を、見張っている・・・!? 黙ってこの宿を出ていかないように?それともお風呂のタイミングを見て、 また偶然だとか言って一緒に・・・!?あぶないあぶない、だとすると、 お風呂で犯されてしまいかねない・・・そうだな、今夜はお風呂はやめよう。

さあ寝よう、宿のおばさんいはちゃんとお風呂を断ったし・・・ 汗は濡れたタオルで一応拭いたから大丈夫だ、ベットに入って・・・ それにしても1人で寝るのって、どのくらいぶりだろう?まさに半年ぶり・・・? しかも同じ宿で・・・そう思うとガルデスでのあの出来事が、まるで夢だったみたいだ、 半分極楽の夢で、半分悪夢だったけど・・・極楽というより淫夢、かな?ははは・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・静かだ、となりも・・もう寝たのかな? ちょっと前までは話し声が聞こえてたけど・・いいや、寝よう寝よう。 ・・・・・・・・・・・・・・・って、寝たいのに、なんか、眠れないぞ・・ あれだけ歩いてくたくたに疲れているのに、どういう訳か気がさえて・・それに、どこかおかしい・・・ なんというか、体がむずむずするというか、 激しい乾きに襲われているというか、喉の渇きではなく、 体と心の渇きというか・・・これは一体何だろう?これは・・・これは・・・!? 落着かない・・・シーンとした室内・・・ 思い浮かぶのは、ララさんの歌声、リリさんのフルートの音色、 ルルちゃんの吐息が出るマッサージ、レンちゃんの甘い甘い甘え・・・ な、なんか急に彼女たちが恋しくなってきてしまったぞ!?どうしよう、そう思えば思うほど落着かない、 ララさんの歌声が、リリさんのハーブティが、ルルちゃんの指圧が、レンちゃんの抱き着きが、切ないほど恋しい!! 「や、やばいぞ、これは・・・」 が、我慢できない・・・ どれくらい我慢できないかというと、 いつのまにか激しく勃起してしまっているぐらいに・・・!! しかもそれはいくら自分でしごいても、いくことができない・・・ ひょっとしたら、彼女たちの手でないと、もう、射精できなくなってしまっている!? 「・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」 息が荒くなる、 だんだんと本当に我慢できなくなってきた、 彼女たちが恋しい、あの4姉妹に・・誰か1人でもいいから、そばにいて欲しい!!! 「み、水飲んでこよう・・・」 喉も本当にカラカラになってしまった、 廊下に出よう、ついでにもう一度トイレへ・・・ と外へ出ると・・・み、みはってる・・・今度はルルちゃんだ・・・あ、ひっこんだ! よろよろと廊下を歩く俺、水をがぶがぶ飲み、トイレに行って、部屋へ戻る・・・ と、部屋の前にルルちゃんが・・・ああ、あの指でのマッサージが・・思い出しちゃう・・・!! 「あの、ルルちゃん、ど、どうした、の?」 「・・・・・大丈夫かなあって」 「だ、大丈夫だから、自分のからだは何とか、自分で守るから」 「そうじゃないよ、ていうか、そうかな?まあ、もうちょっと我慢して耐え切れなくなったらいつでも来てね」 「えっ!?」 4姉妹の部屋に戻っていったルルちゃん・・・ な、なにを言いたかったのだろうか、というか、 ひょっとして、全てお見通し!?ば、馬鹿な、でも、ありえる・・・

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