「もういいわね」

突然、エリス様の手の動きが止まり、 スッと精液でふやけたその手をパンティーごとペニスから放した・・・

「・・・ぁぁぁ・・・はぁぁぁぁぁ・・・・・はぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」

僕は延々とイかせ続けさせられたその手から解放され、 楽になるかと思いきや、興奮はまだまだ続き、 まだまだ射精し続けたい欲求で腰を降り続ける。

「・・・もっと・・・もっと、もっと・・・しごいてぇ・・・」 「もっとって・・・もうあんまり出ないわよ?」 「出させて・・・もっと・・・もっとぉ・・・い・・・いかせてぇー・・・」

両手両足に架せられた錠をガチャガチャいわせながら、 一心不乱にエリス様にねだる僕・・・エリス様は僕の耳元で、こうつぶやいた・・・

「・・・・・じゃあ、もっとすごいことしてほしい?」 「は・・・はい、はいぃ・・・してくだぁ・・さぁぁぃぃ・・・」 「・・・どうしようかしらねぇ・・・」「お、おねがいしますぅー、なんでも・・・なんでもしますからぁー」 「何でも?本当に?何でも言うこときいてくれるの?」 「は、はいい!なんでもききますぅー!ぼ、ぼくは、エリス様の・・・しもべですぅー」 「・・・しもべ?・・・私、しもべとか奴隷とかっていう言い方、大嫌いなのよね・・・」

ムッと不機嫌そうな表情になるエリス様、 興奮しながらもその気配を察知して慌てる僕。

「ひっ!!ご・・・ご、ごめんなさぁ・・・ぃぃぃ・・・ぁ・・・ぅ・・・」 「私が必要としているのは助手よ、性奴隷やオナニー用のおもちゃなら私はいらないわ」 「そんなぁ・・・ひっ・・・ひっく・・・ひっく・・・」 「あら、泣いちゃった・・・でも知らないわよ、あなたを縛ってるのだって、その方が感じると思って・・・ あなたが気持ち良くなるようにと思って、無理矢理四股を手錠で括り付けて、 じらしにじらしぬいて射精させてあげたのに・・・そんな風に思ってたなんてね・・・ 素直になんでも言うことをきく助手が欲しかったんだけど・・・ 素直になんでも言うことをきくペットならいらないわ・・・・・・・・・・さよなら」

フッと突然エリス様の姿が消えると、 草原だったはずのあたりの風景も真っ白に戻り、 その空間にポツリと僕を縛りつけるベットだけが残された・・・

「あ・・・え?え・・・・・エリス・・・さ・まぁ?」

返事はない。 ただ、真っ白な・・・まさに白紙の中・・・ そこに取り残された、身動きの取れない僕・・・

「エ、エリスさまぁ?エリスさまーーー!!」

どんなに大声を出しても応えてはくれない、 僕は涙を流し、勃起したままのペニスから液を滴らし、 ただ、まわりにエリス様の気配を探しながら叫び続ける。

「ご、ごめんなさあああああい!!エリスさまあああああ!!!」

空しく空間に吸い込まれる声・・・ 目の前の何もない空間を見つめていると気が変になってくる、 僕はじっと目線を自分の体の方へやる・・・そそり立ったペニスが揺れている・・・

「エリスさまあ!エリスさまあああ!!!・・・・・えっ・・・えっ・・・ぐすん」

自分の置かれている状況に涙があふれてきた・・・ 頭の中でエリス様の「いらないわ」「さよなら」という言葉がリフレインする、 とにかく今は必死でエリス様を呼ぶしかない!僕はありったけの声をあげ続ける。

「申し訳ありませんー!も、もう、そんな事言いませんからぁーーー!! ほんとに・・・ほんとにごめんなさあああい!許してくださあああああーーーい!! う・・・うぅっ・・・ご、ごめ・・・ごめんなさ・・・ぐすっ・・・・・ごめんなさあああああああい!!!」

何度も何度も大声で許しを請う、 しかし僕が望む幼い声は聞こえてこない・・・ ひょっ、ひょっとして、本当に・・・捨てられた!? 僕はサーーーっと血の気が引いた、 といっても股間は熱く突っ張ったままだが・・・ エリス様に見捨てられた僕は、ずっとここに取り残されたままに・・・!? 時間の止まった空間で・・・身動き取れないまま、歳を取ることも、朽ち果てる事も許されないまま、 この「本の中」に封印される・・・そ、そんな、そんな、そんなの嫌だああああああああああああああ!!!

「ごめんなさあああああああああああい!・・・ごほごほ・・・ごっ、ごめぇー・・・」

あらん限りの力を振り絞って叫ぶと、 喉が枯れてむせ返った、でも叫ぶしか方法はない! まだ間に合うかもしれない、遠くまで行ってないかもしれない、 絶望感から目を逸らすように懸命に叫ぶ僕、このまま・・・このまま、 無限の「無」の地獄で永久に孤独をすごすのは嫌だあ!た、た、助けてえええええ!!!!! 取り消しますう!奴隷になんかなりませんーー!じょ、助手にい! 助手になりますう!だ、だからあ!だからあ、僕を、み、見捨てないでええ!!! ぼ・・・ごほげほごほ・・・ぼくをーー・・・エリスさまぁあああーーー・・・エリスさまぁぁぁぁぁ・・・」

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