そして夜・・・ 「エリス様」「なあに?」「その・・・婚約が正式に決まって嬉しいです、結婚も・・・」「そうね、みんな気が早いから、さっさと結んじゃったわね」 「それで、僕はこの図書館の館長の夫として、どうすれば・・」「ま、時期を見て新館長になってもらおうかしら?その方が私もめんどくさくないし」「ええっ!?」 「アナタにピッタリだしね、断らせないわよ?」「は、はいぃ・・」完全に尻にしかれている・・当然の事だけど。「私のママも喜んでたわね、ほんと、 ああいうのは現実の世界でしか見られないから・・・こういう喜びは」「は、はい、僕も、う、嬉しいです」「どうしたの?脅えちゃって」 「いえ、その、また時間を止めて、どんな事されちゃうのか、想像して・・・」「想像して恐くなっちゃったの?」「はい・・・でも」「でも?」 「その、興奮して・・・」「素直ね、しつけた甲斐があるわ」「あ、ありがとうございます、エリス様・・・」「もう、結婚するんだから、エリスって呼んでよ」 「はい、エ、エリス・・・様・・・あ」「まあいいわ、これからまたみっちりしつけてあげる」「はいぃぃぃ・・・」蛇に睨まれた蛙状態だ。 「・・・ま、今日はある意味初夜だから、最初ぐらいは時を止めずにサービスしてあげるわ、可愛い女の子になってあげる」「ええっ?ど、どいう事ですか?」 「あのねえ、私も一応、15歳のいたいけな少女よ?」「は、はあ・・・(どこがだろう・・・)」「何か余計な事、考えなかった?」「い、いえ!別に!!」 「ま、いいわ、その焦った姿、可愛いわよ、私好みに」「あ、ありがとう・・ございます・・・」誉められるとやはりどきっとときめく、愛するエリス様の言葉だから・・・ 「時を止めた間、徹底的にいろんな勉強したでしょう?特に男と女の性に関する勉強」「はい、それはもう、言い尽くせないほど」「それでねえ、私、思ったんだけど、 やっぱり一回りして普通にやるのもたまにはいいなあ、って事」「普通、ですか、普通・・・」「そう、普通にいたいけな少女を年上のお兄さんが可愛がってあげるの、 このごく普通で自然な事が、逆に私にはアブノーマルで刺激的って事」「なるほど、確かに一回りしていますね」「そう、だ・か・ら・・・」 微笑みながら唇を軽く尖らせるエリス様。「えっ・・・!?」「もう、男の子だったらムード作ってリードしてよぉ、そういう本も沢山読んだでしょ?」「は、はあ・・・」 「言うとおりにしないとマッチョ隊を召喚してお尻掘らせるわよ」「は、はいっ!そ、それでは・・・」どきどきどきどきどき・・・えーっと・・・じゃあ・・・ エリス様の両肩にやさしく手を当てる僕。「エリス様・・・好きです・・・」唇をやさしく重ねる・・・ちゅっ、ちゅっ、とした軽いキスを何度も重ねる・・・ たまに軽く舌を入れたり、顔を離して見つめ合ったり・・・眼鏡ごしに見える瞳、ぷにっとした感じのほっぺた、まだシャンプーの匂いが香る髪・・・ 「ふふっ」てへっ、といった感じで僕の胸に顔を埋めるエリス様。か、かわいいっ・・・やさしく頭をなでてあげると顔を紅らめながらもさらにすりすりと 僕の胸の中へ抱き着いてくる、こうしていると本当にあどけない少女のようだ、地下での淫魔のような責めが嘘みたい・・・たまらなく可愛く感じた僕はやさしくぎゅうっと エリス様のちいさなちいさな体を抱きしめる、エリス様もそれに応え僕の背中に小さな腕を回しぎゅうっと抱き着く・・ああ、言葉は要らないって、 こういう事なんだろうな・・エリス様と最初に会った時もこんな風に胸の中で甘えていたっけ、ひょっとするとこれが本来のエリス様?いや、エリス様はエリス様だ、 いつどんな風であってもエリス様は・・・おっといけない、今回は僕がやさしくエリス様を抱いてあげなきゃいけないんだ、いつまでもじっとしている訳にはいけない、 こういう場合、もうちょっとこうしていたいのを名残惜さそうにやさしく離すのがいいんだ・・・そっとエリス様の体を僕の胸から剥がす・・ 少しずれた眼鏡を直してあげる・・・ときめくほどの愛くるしい表情、そのぬくもりを感じようと頬をなでる・・その指の感触に酔うエリス様、 頬をなでる、たったこれだけの感触を繊細に感じるほどに高まっているエリス様・・・それがまた僕の胸をきゅんっ、とさせ、たまらなくさせる・・・ 「エリス、愛してる・・・」「あん・・・」フリフリのパジャマをそっとめくると、その幼さ相応の白いパンティと乳首だけが小さく尖ったふくらみかけの胸が見える・・・

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