ヒラタの鉄人氏、関西（奈良）襲来報告！

　「この朽ち木も何かいそうですが、見た感じからして、コクワがいいところかも知れません。まあ、とりあえず削ってみましょう！」。
すると、いきなり「出ました！でも、たぶんコクワでしょうね！」と言いながら、立て続けに幼虫を割り出して行く鉄人さんって、いったい何物なのでしょうか？
数十分ほどしか経たないうちに、クワガタ幼虫を８頭ほど採集してしまいました。　

　「ヒラタとかは、根っこでないと見つかりにくいので、もう少し根っこを掘って見ましょう！」と、かなり朽ちている根っこを掘り返して見たところ、「これは食痕ですね～！　でも、ちょっと古い感じがしますので、もう出た跡かも知れません。ちょっと朽ちすぎていますし！」。
なるほど、確かにそう言われてみるとそのような感じがしました。
しかし、ここにそのような切り株があるとは、今まで何度か採集に来ていながら見つけることができませんでしたので、それだけでも私にとっては驚きの連続です。

　このほかに、道路を挟んで向かい側のクヌギやコナラも探して見ましたが、残念ながらこちらはいまひとつよい朽ち木がありませんでした。そうこうするうちに、そろそろ良い時間になってきたため、朽ち木採集はこの辺りでお開きにして、二人で記念撮影をして実家に戻りました。　

　採集後の講評として、鉄人さんから「あのポイントは樹液が流れた跡があって、夏の樹液採集にもよさそうな場所です」と言うお墨付きをもらい、非常にうれしく思いました。
実家に着くころには、すでに夕方になっており、帰りの新幹線の時間を確認すると、そろそろ駅にお送りしなければならない時間のようだったので、名残惜しい気持ちを抑えつつ、今日の採集でゲットした幼虫とともに最後の記念撮影をして、大和八木駅に向かいました。駅で切符を買っておられる鉄人さんの背中が、心なしか大きく見えたような気がしたのを、今でも覚えております。
　

　　大阪から電車で１時間以上かかるにも関わらず、遠いところまで足を運んでいただいた鉄人さんには、ほんとうに感謝しております。どうもありがとうございました。
今回のオフミで、鉄人さんの採集にかける意気込みは、十二分に伝わったような気がします。九州オオクワ探検隊の底力を見せつけられた思いです。とても私には真似できそうにありませんが、少しでも近づけるように、地道に努力を続けたいと思います。

これを機会に、ぜひ今後も出張で大阪に来られるときは、ぜひ声をかけてください。ヒラタクワガタ掲示板の在阪メンバーも、心よりお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。