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2013年
8月14日








 

 
 前述の河川敷で採集したオスの個体(38mm)と共に、メスの個体(28mm)についてもヒラタの鉄人氏の鑑定の結果、本土ヒラタクワガタで間違いないと、お墨付きをいただきました。本格的にクワガタムシを累代飼育し始めたのが、確か1995年だったと思いますので、途中のブランク期間も含めると、実に19年目にして初めて本土ヒラタクワガタのペアを採集致しました。

 今は、うれしさよりも本当にこのペアを種親にして、累代飼育できるのか不安の方が大きくなっており、ヒラタの鉄人氏に指導していただくことにしておりますが、いつもマイナス思考なので、失敗したときのことばかり考えてしまいます。

 リスクを軽減するためには、メスのヒラタクワガタを他にも見つけることが重要だと思っております。しかし、そう易々と見つかるものではないのも事実です。終令幼虫もまだ何頭か残っておりますが、この時期に羽化していない幼虫には期待できません。

 蛹になっている個体が10頭ほどいますが、この中にメスがいることを願うばかりです。

 内容と一致しませんが、朽ち木採集をしていると、クワガタの幼虫以外にも、いろんなムシと出会います。もっとも憎々しいのは、言わずと知れたクワガタの天敵であるコメツキムシの幼虫です。朽ち木を削っていて見つけると、反射的にたたき落としている自分がそこにいます。 (なので、一枚も写真に撮ったことがありません)

 他には、コメツキムシの幼虫とよく似た形態のキマワリにもよく出会います。さらに、いつも通っている河川敷では、タマムシの幼虫もよくみかけることがあります。タマムシも珍しいのですが、カブトムシとクワガタムシ以外は興味がないので、そのままにしておくことが多いです。

 キマワリもタマムシも、クワガタムシの幼虫に危害を加えることはないと聞いておりますが、キマワリだけは信じられません。事実、かなり凶暴ですし、自宅の産卵木の中からもよく見つかることがありますが、クワガタの食痕はたくさんあるにも関わらず一匹 も幼虫がおらず、代わりに大きく成長したキマワリが一頭お出ましになることがよくあります。

 実に怪しい限りです。キマワリは本当にクワガタにとって無害なのでしょうか?ご存じの方がおられましたら、ぜひ教えてください。よろしくお願い致します。

 
河川敷でよく見かけるタマムシの幼虫


どうも怪しいキマワリの幼虫


キマワリのさなぎ

 




2013年
8月11日




 

 
 大阪府内の河川敷産ヒラタクワガタ発見!【追記あり】は、見て頂けましたでしょうか? 吉田賢治氏の著書「クワガタムシ・カブトムシ」(成美堂出版)によると、本土ヒラタクワガタの体長は。オスで22〜82mm、メスで20〜44mmと記載されております。よって、38mmのオスがいても不思議でないと言えると思います。

 しかし、これまで何十年にも渡って、いつもよく散歩していた河川敷にヒラタクワガタが生息しているなんて、信じられませんでした。ヒラタクワガタは河川敷でも生息していることは、ヒラタの鉄人氏を始め、いろんな方や様々な文献からも把握しておりましたが、まさかこの自分があのありふれた場所でヒラタクワガタを採集できるなんて、想像もできませんでした。

 実際、10数年前に、大量にヒラタクワガタを飼育していた時ですら、ヒラタクワガタを採集できたのは、京都でたった一回だけ、しかもオスのみでした。その場所は河川敷ではなく、いわゆる里山と呼ばれる雑木林でしたので、いても不思議には思いませんでした。

 それから10数年後に、地元の大阪でしかも住んでいるところからほど遠くない、日本中どこにでもあるような河川の住宅密集地近くで、ヒラタクワガタを採集できるとは、考えても見ませんでした。コクワガタがいただけでも感激していたようなところなので、可能性はゼロではないにしろ、非常に難しいと思い、採集することはほぼ諦めていました。

後はメスがいれば累代飼育できる可能性が高まるのですが、同じ場所で採集し、羽化したメスのクワガタの中で、これはどう見てもメスのヒラタクワガタではないかと思われる個体がおりました。

 メスの同定はオスより難しいので、またまたヒラタの鉄人氏に写真を送り、鑑定していただく予定にしております。結果が出ればもちろんご報告させていただきますが、素人の目からみても、コクワガタのメスとは明らかに異なっており、ヒラタクワガタ独特の雰囲気を持っております。

 サイズはやはり小さくて、28mmしかありませんでしたが、オスのサイズを考えると納得が行きます。

 真夏だと言うのに、未だに材割り採集に河川敷へ毎週のように通っておりますが、今でも、初令、2令、終令幼虫が採集できるのも、不思議な感じがしております。もちろん、成虫も採集可能です。ただ、間違いなくほとんどがコクワガタではありますが。

 写真に撮りましたので、また近日中に見ていただきたいと思っております。


河川敷採集した幼虫から羽化した、
ヒラタクワガタのオスと思われる個体

 





2013年
8月10日






 


 国産オオクワガタ2令幼虫に逃げられてしまいました。ウソのようなホントの話です。プリンカップに自作の一次発酵マットを詰め、初令から投入して順調に2令まで成長していたのですが、昨日なぜかいつもと様子が違うので、確認したところ、プリンカップのフタが空き、マットが辺りに散乱しておりました。

 まさかとは思いつつ、フタの空いたプリンカップの中身を出してみたところ、幼虫の姿が見あたりません。これはおかしい。まさかとは思いましたが、幼虫がいなくなっていることは間違いありません。

 これまで、幼虫が飼育容器を抜け出して逃走するような事態に直面したことは、10数年の飼育経験を通して初めてです。こんなことがあるのでしょうか?

 そこで、少し気になることがあります。現在、私の飼育部屋には国産オオクワガタのオスとメスが脱走中で、現在も発見できておりません。以前、別の国産オオクワガタのメスが脱走した時のことですが、数週間経ってから、偶然見つかりました。どのようにして見つけたかというと、ガサゴソと音がするのでその場所を調べたところ、脱走中の国産オオクワガタのメスが、何と河川敷採集して来たクワガタ幼虫のプリンカップに穴を空け、中の幼虫を食べておりました。

 その光景は、何とも言えない見てはいけないところを見たような気がして、改めてオオクワガタのメスの怖さを知ったのですが、もしかすると今回も脱走中のオオクワガタのメスが、オオクワガタの2令幼虫を空腹の余り食べてしまったのではないかと想像しております。

 オオクワガタのメスは、タンパク質の補給のためにオスを襲ってたべてしまったりすることもありますので、幼虫を食べることなどは平気なのではないかと考える次第です。今も、オオクワガタのオスとメスは未発見なので、第三、第四の事件が起きて、犠牲になる幼虫が出るのではないかと心配しております。

 
国産オオクワガタの幼虫が失踪した現場
(こぼれ落ちたマットの残骸が生々しい)
 

2013年
8月 9日

 


 えらい目に遭っております。以前から頻繁にあったヒラタクワガタ掲示板へのスパム書き込みがここ数日急に増えており、防御のために一時的に掲示板を停止せざるを得なくなりました。最も多いのは中国にある踏み台サーバですが、それ以外にもロシアやインド等、多数に上っております。

 未だにセキュリティ対策が十分で無いか、まったくされていないサーバーが各国に多数存在していることが、実に腹立たしい限りです。15年ほど前と、少しも状況は変わってないか、悪化しているように思われます。

 今できることは、アクセス元のアドレスからの書き込みを拒否し、踏み台にされそうな可能性のあるサーバが存在する国からの書き込みを拒否するように設定するしか方法がありません。

 これでは、モグラたたきをやっているようで、イタチごっこが延々と続いて行くと想像されますが、こうなればどちらが先にギブアップするか、日本対中国のチキンゲームです。受けて立ちましょう。

 






2013年
8月 6日







 

 

 昨日ご紹介させていただいた、「ヒラタクワガタの期待がかかる河川敷採集のさなぎ」の件につきまして、早速ヒラタの鉄人さんよりご回答がありました。「ヒラタ君」に間違いないとのことです!!!!!!!

 確か、鉄人さんが確認されておられたことですが、この個体の幼虫を採集したのは、河川敷に生えるヤナギ科の樹木の根元でした。また、採集時から他のコクワガタと思われる幼虫より一回りか二回りほど大きかったため、飼育容器も1.2リットルの物を使用して、特別待遇で飼育しておりました。

 後は無事に羽化してくれることを祈るばかりです。たとえ、体長が5cmほどであったとしても、ヒラタクワガタを自力で採集するのは、18〜19年振りだと記憶しております。しかも、地元大阪の都市部でです。

 現在のように、クワガタを大量飼育するようになったきっかけは、京都のポイントで夏の樹液採集時に、オスのヒラタクワガタを見つけたところからスタートしました。この時、メスを購入しに行ったお店こそ、奈良オオクワセンターでした。

 当時の奈良オオクワセンターは、自宅の裏庭を改造して飼育小屋にしてあり、奥様とご主人の川並様が直々に対応していただいたのを今も覚えております。オス1頭とメス3頭で5000円だったと思います。

 今でこそ、少々高い気がしますが、当時は安いと思って購入しました。このように、ヒラタクワガタには特別の思いが当時よりあった訳です。

 余談ですが、ヒラタクワガタを購入した後お店(自宅?)を出て歩いておりますと、川並さんが車で追いかけて来られ、「駅からわざわざ歩いて来ていただいたのですか? 駅まで送りますので、どうぞお乗りください」と言われて、家内と二人で乗せてもらった記憶があります。

 あれは、ちょうど8月のお盆休みの最中で、ものすごく暑い日のことでした。「こんな暑いときによく来てくださいました。これからもよろしくお願いします」と、川並さんは何度もお礼を言われて、帰って行かれました。

 奈良オオクワセンター創立時のエピソードですが、川並さんは根は良い人だと今でも信じております。確か、記憶に間違いがなければ、オーストラリア産クワガタの輸入に対して法律違反を犯した罪で、警察のご厄介になられたことは、皆さんもご存じのことかと思います。しかし、私の川並さんに対する信頼は以前と変わらず、少しも揺らいでおりません。

 人間、誰でも魔が差す時があると思いますし、それぐらいクワガタが好きであった証明でもあります。こんな事件ぐらいでくじけずに、もう一度奈良オオクワセンターを昔のようにお店の前に他府県ナンバーの車が並ぶような、活気のある楽しいお店に蘇らせてください。規模が小さくなっても良いと思います。

 去る者は追わず、来る者は拒まずの姿勢で、昔の奈良オオクワセンターを復活してください。川並さん、また一からがんばってください!!

 








2013年
8月 5日







 

 

 下の写真をご覧ください。河川敷で採集してきた幼虫が続々と蛹になっておりますが、その中にこのような個体がおりました。個人的には、ヒラタクワガタのオスではないかと願っているのですが、皆さんはどのように思われるでしょう?

 大アゴと内歯の位置関係が、コクワガタよりヒラタクワガタに近いように思うのは、ひいき目に見すぎでしょうか?

 もし、これがヒラタクワガタであれば、採集した場所から考えて、なかなか画期的な発見であると考えております。「河川敷とは言え、こんな街のど真ん中を流れる川、すぐ近くに人が住んでいるところにヒラタクワガタが生息しているのか!」と言うような予想外のところ です。

 現在、この写真をヒラタの鉄人さんに鑑定依頼中です。あまり期待しても、後でガッカリするのは悲しいので、期待せずに朗報を待ちたいと思います。


ヒラタクワガタの期待がかかる河川敷採集のさなぎ
 












2013年
8月 2日












 

 

 昨日、私のクワガタ採集、及び飼育の師匠であるヒラタの鉄人氏からメールが届きました。個人宛のメールなので、詳細をご紹介することはできませんが、要約したものをお伝えしたいと思います。

 「Jimmy殿、ヒラタの鉄人です。差し出がましいかも知れませんが、みみりん氏の一件について、そろそろ矛を収められてはいかがでしょう。実際、みみりん氏もウソをついていた訳ではなかったことが証明されたのですから、今回の件についてはJimmyさんも、納得されているのではありませんか。

 みみりん氏とは14年前の1999年に会われていることですし、ウソをつくような人ではないことを一番よく理解しているのは、本当はJimmyさんだと思っています。確かに、Jimmyさんが不信感を持たれるきっかけを作ったのは、みみりんさんですが、そのことについては十分反省されているはずです。

 Jimmyさんが昨年、このホームページを再開した時も、すぐに見つけて掲示板に書き込んでくれたのはみみりんさんです。これも、何かの縁があったからだと思います。その大切なクワ友をこんな些細な一件で失うのは、双方にとって大きな損失であると思います。

 当方が想像するところ、既にJimmyさんはみみりんさんのことを許しておられると思います。ただ、きっかけがないために膠着状態になっているに過ぎません。これを機会に、元に戻られてはどうでしょう。はなはだ、お節介を焼いて申し訳ありません。 ヒラタの鉄人より」

 と、このように私の心を見透かすかのような内容のメールを送って来られました。私は鉄人さんのご意見に何の異論もございませんので、本日8月2日(金曜日)、みみりんさんの一件に関するコンテンツを取り下げさせていただき、これまでみみりんさんが私のホームページのためにご投稿いただいたコンテンツを、元通りに復活させていただきます。

 その代わり、みみりんさんにも約束していただきたい条件が一つあります。鉄人さんにもメールでご連絡したのですが、この場を借りてみみりん殿にもお願い致します。

 条件:  これまで通り、掲示板に積極的に書き込んでいただきたいと思います。さらに、「クワ用語解説」「新くわ用語辞典」等を、さらに充実させていただきたく思います。鉄人さんや私を含め、ミミリン殿の文才を楽しみにされている人も数多いと思います。

 ぜひとも、ご了承いただきたく思います。どうぞよろしくお願い致します。

 お贈りいただいた、お気に入りのコーナンゼリーは、大切に使わせていただこうと思っております。コーナンEショップの会員にまでなっていただき、ほんとうにありがとうございます。

 みみりんさんを始め、皆さんにご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。

 









2013年
8月 1日









 


  河川敷で採集して来た幼虫が、まさに予想通り次々とコクワガタの成虫になって羽化しています。95%コクワガタだと思っていましたが、これまでに羽化した中で、コクワガタ以外になった幼虫は一頭もいません。100%コクワガタです。

 大きそうに見えた幼虫数頭も、下の写真のような、そこそこ大歯型のオス(約50mm)になったぐらいです。

  何度も同じことを申し上げていると思いますが、冷静になって考えてみると、幼虫を採集した場所が河川敷に生えていた立ち枯れの根元付近からと言うだけで、成虫が生きて行く環境、例えばヒラタクワガタの成虫が生息できるような樹液の出ている樹は、今のところ一本も発見できておりません。

 よって、この場所(地域)には、ヒラタクワガタは生息していないと思われます。大阪と言っても能勢方面へ行けば生息していると思われますが、大阪府内を流れる川の河川敷に果たしてヒラタクワガタはいるのでしょうか?

 きっと、中にはご存じの方もおられ、実際に採集や飼育をしておられるような気が致します。見つけられないのは、単に私の採集能力が低いからに他なりません。それでも、これまで予想もしていなかったところにクワガタムシが棲息していることを知っただけでも、今年は価値があったと思います。

 もう8月ですが、私は未だに週末になると河川敷へナタを持って、朽ち木採集に出かけています。数は減りましたが、この時期でも幼虫それも初令が見つかるときもあります。河川敷はヨシが密生していたり、雑草がはびこっていたりして、夏場は怖くて近づけない立ち枯れもたくさん見受けられます。

 これら未開拓の立ち枯れは、秋、冬の本格的な朽ち木採集のシーズンになれば、様子を見に行こうと考えております。幸か不幸か、この地域はまったく自治体による手入れがされていない、いわゆる放置状態にある貴重な場所であり、倒木もたくさん残されておりますので、まだしばらくは、朽ち木採集が楽しめそうです。

 


コクワガタ以外だと期待した幼虫も、見事にコクワ成虫に、
 

 


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