突発御気楽極楽頁

葉純の部屋(事務室)

(・・・とある日のできごと。)

化け : (・・・ごそごそ・・・)−−−ありゃりゃん、どこにしまっちゃったのかなー・・・。

葉純 : おはようございますっ、オーナー。

化け : やぁ葉純クン、おはやう。(・・・ごそごそ・・・)どうしたんだねっ、こんなに(・・・ごそごそ・・・)朝早くから(・・・ごそごそ・・・)。

葉純 : ・・・オーナーこそ何をなさってらっしゃるんですかぁ??

化け : うーーーーむ・・・。(・・・ごそごそ・・・)ここでもないかぁ(・・・ごそごそ・・・)、はーてなぁ・・・。

葉純 : ずばり、探し物をしていらっしゃるご様子ですね。

化け : ふむ。まぁそんなトコロだ。・・・やーれやれぇ、仕方ない。ちょっと一息つくかぁ。で、何かね??

葉純 : あっ、そーだっ。聞いて下さいます? オーナー。

化け : 随分と嬉しそうな割にはなんだか納得いかない様子だな。

葉純 : はいっ。実はですね、以前オーナーがすっぽりとハマっておられた『北へ。』ですが。

化け : おお、私は未だにOPテーマを日に一回は聞かないと落ち着かないぞっ。

葉純 : あの中に「カラオケゲーム」というミニゲームがありますよね。

化け : おお、そう言えばあったねぇ。

葉純 : 私昨夜、なんとなんと『ひこうき雲』の曲で100点がもらえたんですよぉ!!

化け : なにいいいっ?!! それは本当かねっ!!

葉純 : はい!!

化け : ほほお・・・。それはスゴイ・・・。で、どうやって出したんだね。

葉純 : ・・・それが・・・。

化け : うむ?

葉純 : ・・・よく覚えていないんです・・・。

化け : ・・・え゛?

葉純 : つまりですねぇ、ずーっと同じ曲ばかりを、・・・そうですねぇ、かれこれ2時間ぐらい通していた最中の出来事なのですが・・・。

化け : そりゃまた随分と長いね。

葉純 : だって、悔しいじゃないですか。86点とか91点とかが出ると、「ああっ、あともうちょっとだったのにっ」て。

化け : 私が以前ハマったミニゲーム、「料理でハラショー」(from : 『サクラ大戦』)と同じ心境だな(笑)。

葉純 : で、・・・一度そこで意識がとぎれたんですが・・・。

化け : ・・・ちなみに、それは昨夜の何時ごろの話なのかな?

葉純 : ええと、・・・だいたい深夜の1〜2時ごろだったんじゃないかと・・・。

化け : む。夜更かしは美容に悪い影響を及ぼすのだぞっ。

葉純 : はぁ。・・・それでですね。意識が「ハッ」と戻ってみたら・・・。

この娘とねんごろになると、いろいろな曲でチャレンジできるよーになります。

化け : 得点ボードに「100」と表示されていた、と。

葉純 : はい。

化け : むむぅ。つまり「無我の境地」にまで達してしまったのか。(わが館のお手伝いさんながら、なんと天晴れなことよのぉ・・・。)

葉純 : はい、どうやらそのようです。だから、・・・なんだか「こびとさん」が手伝ってくれたみたいで、ちょっと自分では納得いかないんですが。

化け : だったら、他の『したっけ』とか『わたしまけましたわ』等の、別の曲で再度チャレンジしてみたらどーかね。

葉純 : えっ、でもぉ・・・。

化け : 私はそんなに高得点が出ないから、もしまた100点が出ていたら、それはまず間違いなくキミの記録ということになるのだよ?? さもなくば、私もその場に立ち会っていればいいのかな?? ま、なにはともあれ、もう一度、だ。

葉純 : うーん・・・。そうですね、わかりました。じゃあまた機会がありましたら、その時に再度挑戦してみます。

化け : うむ。頑張ってな。

葉純 : はい。・・・なんだかちょっとだけ気が晴れました。ありがとうございます、オーナー。

化け : いやいや。私はなーんにもしてないよ。

葉純 : うふふ。それじゃあ、普段のお仕事に戻りますね。

化け : うむ。まかせたよ。

葉純 : はいっ♪ (ぱたぱたぱた・・・ぱたんっ)

化け : さて、私は探し物の続きでも・・・って、あっ、あったー!! なんでこんなところに・・・。


(ナレーション : オーナーの化け猫氏がみつけた探し物。・・・それは"FOG"謹製の『美少女花札紀行 みちのく秘湯恋物語Special』であった。)

化け : よーし・・・。これで葉純クンを、徐々にこちら側<<(ゲームの世界)に引きずり込んでくれるわ。
ふっふっふっ。・・・ふははははははっ、はーっはっはっはっはっはっはあーっ、
・・・くはっ、・・・げーっほげほげほっ、こんこんっ。


(ナレーション : 危うし葉純!! 待て、次号!!)

(To be continued...)



(オマケ)

化け : ・・・キミ、だれ??

(ナレーター : はっ?! )