写真(4)

天上山登山口。
この辺りで標高200mくらい。
「海抜0mから500mへ一直線!」が売り?なのだが、無理せずにここまでバイクで来た。
住宅街の中を抜けて、10分くらいで到着。
途中、かなり本格的なトレッキング装備の夫婦を見て、少し不安になった。
貸し出し用の杖が置いてあったが、後から本当に助かった。

最初はこんな感じ。

天上山の三合目辺りから、前浜の集落をのぞむ。
この辺りまでは雲がかかっていなかった。


見上げると結構高い。これ登るのかあ。

 

5合目辺りまでは、環境省の整備事業で立派な階段があった。
その上も段が組まれていて、登りやすい。
それなりに斜面は急だが、手をつくような場所はない。
途中で、すれ違った三人組はビーチサンダルだったし。


天上山は、こんな感じに巨石、奇岩がごろごろ。
実際、地震で崩落した岩とかあった(怖い)

 

山頂着。
1合当たり4分、休憩時間も含めて50分で登った。
山に慣れている人ならもっと早く登れるだろう。

山頂部には最初は密林?が広がる。

もう少し背が低く、トンネルぽい場所も多いが、こんな感じの林を300m位。
ここはチョウがたくさん居たので、「蝶々の森」と勝手に名付けた。

「蝶々の森」でわっさわっさ飛んでたアゲハ。
アオスジアゲハ?

しばらく歩くと、草原になり、大きなユリがたくさん生えていた。
「百合が野」と命名。。。。疲れているので、特にひねりはない。

山頂に咲いてたアザミ。
キレイに撮れたから。

表砂漠。
ここに入った途端に霧が立ちこめて、雰囲気を出し始めた。
一人で歩くのはかなり度胸がいるかも。。。

不動池。
池と言うが水はない。しかし、一晩にして水をたたえることもあるという。
中島は龍神様の祠。
神聖な場所なので、池にはいるのも橋を渡るのも、祠をむやみに覗くのも禁忌とのこと。
神津島の名前の通り、天上山にはこのような神聖な場所が何カ所かある。
うっすらと霧が立ちこめ、虫の声音ともに、幽玄な雰囲気だった。

裏砂漠。
砂漠度?は、表よりも裏の方が圧倒的に高い。
これなんて、シルクロードの旅行中です、と言っても通じるかも。。。無理?

裏砂漠を、先ほどの反対側から。

砂漠から尾根を一つ越えると、また緑が広がる。
風の通り具合や土壌の条件、いろいろあるんだろうけど、表情豊かな不思議な山。
新東京百景の展望スポットにもいったのだが、曇り空で何も見えず。
ただ、真夏の登山なので、日が隠れた方が良かったとも言える。
帰りは、休憩も含んで25分ほどで一気に下山した。
今度は春か秋に展望を目指して挑戦したい。

おまけ
多幸湾のわき水。
わき水と教えられてきたのだが、ものすごい勢いで水が吹き出していた。
天上山の頂上には池や沢という名称の場所はあっても、水場はない(。。。未確認。あるのかも?)
雨水はこうやって島のあちこちで噴出してくるのだろう。
大量にペットボトルで汲んでいる人がいたが、「神津島:神々の水」なんて、売り出したりしないのだろうか。
誰もやらないと言うことは儲からないと言うことなのか。
それとも、イマイチ商売気が薄いところがこの島の魅力なのだろうか。

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