先月の方言千夜一夜で
泥棒のことを取り上げたが、そこで調べて面白いと思った話を。
まず、盗みを働くもののことをなぜ「泥棒」というのかは不明の模様。
もとは「押取棒」で、これが「とりぼう」になり「どろぼう」になったのだ、という説。
顔を見られないようにするため泥を塗った、という説。
なお、なぜ人を「棒」と表現するかについては、「泥棒」は「泥坊」とも書く、という説明と、「用心棒」という単語もある、という説明をしておく。説明になってないか。
しかし、「盗み」を「働く」って表現もなんだかなぁ。
「泥棒回り」というのは、車座でゲームやなんかをするときに、順番が時計回りに移動することを言う。和服を着たとき、懐に手を差し入れる方向だ、と
大辞林では説明している。
「泥棒上戸」というのは、酒も飲めば甘いものも食う奴のこと。なんとなく雰囲気はわかる。ろくなもんじゃねぇ、という感じもするし。