私たちは見られていた。


ハマム(トルコ風呂)に行く
オプショナルツアーでも用意されていたが、わたしたちは、個人で行くことにした。 アヤソフィアから300mほどのところにあるジャールオウールというハマムに行った。 ここは300年前からやっている古いハマムである。 ハマムの入口で、(もともと提示された額も思っていたより高くなかったが)値段交渉し お金を払った。4種類ほどコースがあり、選ぶことができた。 この入口は男性用のハマムで、女性は裏のほうに連れて行かれた。 入口のサロンの周りに小部屋がいくつもあり、そこで、私たちは、服を脱いだ。
この小部屋がいっぱい並んでいる奥に風呂場がある。偶然、私たちのツアーでいっしょだった人が オプショナルツアーでやってきていた。オプションでも来ても、ここのハマムか。 私たちは、呼ばれるまで、おとなしく待っていた。 私の番が来た。私はものすごい痛い垢すりを想像していたが、それほどでもない。 よくテレビの旅行番組で、垢すりをした後に垢を丸めて、「ほら!」という感じで、 見せるのを見ていたのでそれを期待していたのだ。すごい垢がでたらどうしょうと心配 していたのに、大したことはなかった。
風呂場を出て着替えが終わった後、おばさんたちがチップを待ち構えているのが なんとも言えなかった。

ベリーダンスを見る
夜はガラタ・タワーの最上階の上で、ベリーダンスを見る。午前中、観光がてら、予約して おいた。このガラタ・タワーの守衛さんは大の親日家で日本に武道を習いに来ていたらしい。 ディナーとダンスのコースになっているところ、食事はいらないからと値段交渉した。 値段交渉って疲れるのよね。
私たちは、かなりはやくから、席を陣取り、 ベリーダンスがはじまるのを待っていた。 ショーが始まり出した。王様っぽい格好をした男の人が、その家来みたいな男性をしたがえて 舞台に登場した。王様をとりまく女性はお客の中から、選ばれた。私の友達Sちゃんも舞台に 借り出された。そして踊りが始まった。しかし、きれいな女の人ではなく、男性3人がロシアの 踊りみたいなのを踊り始めた。舞台の上にいる家来役の男がさっきから私たちに向けてウィンクして いた。変なヤツと思っていたが、よく見ると今朝おしゃべりした ガラタ・タワーの守衛さんだった。
それから少しして、ようやく ベリーダンスを踊る人が登場。 若くてきれいなお姉さんだった。かなりの美人。踊りも魅力的で、GOOD!  お姉さんがそれぞれ のテーブルの近くまで来てくる。(これはいっしょに写真を取ってその写真を売るためなのだが) ショーはまだまだ続き、客のひとりが、呼び出され、お姉さんが踊るようにおどるのだが、この 選ばれた客が超まじめで乗りが悪くて、全然踊らない。次のかつぎだされた客は、日本人。 この人は、現地駐在員ふうで、接待にここのレストランを利用しているようであった。 この人は、ノリが軽かった。日本の商社マンって海外でこんなことやってたのね。 最後にかつぎ出された人は、イタリア人、ラテンのノリで、根っからの女好き、踊り好きといった 感じ。こういうことをやらすにはイタリア人が一番。 ショーはかなり長かった。別のお姉さんも出てきたし。ダンスが終わった後、楽器の演奏や、 歌に流れて行った。

11時くらいにガラタ・タワーを出た。私たち3人はお金がなかったので、歩いてホテルまで、 帰ることにした。さっきの守衛さんが私たちをホテルまで送ってくれた。(送らせたのかも)

翌朝イスタンブール7時15分の出発だったので、私たちは、5時前に起こされた。ロビーで 出発を待っている間に、ツアーでいっしょのおばさんから声をかけられた。

おばさん:「あんたたち昨日あの子らと食事いったの?」 
私   :「はあ? あの子らって誰ですか。」 
おばさん:「若い男の子がロビーであんたらのこと待っててんで!」 
私   :「それって日本人?それともトルコ人?」 
おばさん:「日本人。ずうっとロビーで食事に誘おうっと待ってやったのに。
      男の子ふたり。
      一人は、背が高くて、すらっとした感じ。1台1千万円くらいする 
      機械を売りに来ているんやて。 
      和歌山出身らしいわ。 ちょうどあんたらと釣り合うわっておばちゃん  
      言っててんけどな。そうやな7時くらいから待ってやって、またロビーを 
      10時くらいに通った時まだ待ってやったわ。」
私   :「 え〜。そんなに長い間? 私たち昨日ベリーダンス見に行ってたんです。 
      朝食の時、見初められたのかなあ。それやったら、朝に声かけてよ。 
      ベリーダンスなんて行かず、そっちの食事に行くよぉ。」 
おばさん:「うちのおねえちゃんが言ってたとおりやな。男の子たちに『あの子ら
     (私たちのこと)帰ってくるわけないやん。きっと遊び歩いて帰ってくる
     の遅いで。』と言いやってん。」 
私   :「全くそのとおり。」(それ以上言い返せず)
せっかくの出会いのチャンスが・・・・・・。 ちっ。

それからしばらくして、また別のおばさんに「見たで。昨日の夜、ホテルまで送ってもらってくるの。」 っと言われてしまった。ツアーのみんなは出発が早いため、みんな7時くらいにはホテルに帰ってきていたそうだ。




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