ホテルから少し歩いてレストランで朝食をとる。だいたいのお店がBreakfastのメニュー を 用意している。ホテルよりずいぶん安いし、GOOD!。私と友達は、American Breakfastを頼む。 ジュース、トースト２枚、ジャム、バター、たまご料理、コーヒーまたは紅茶、 フルーツがでてきて、 4,000RP（約120円）とはありがたい。

Hotel のシャトルバスで、クタビーチまで行き今日は一日中ぼーっとすることに決める。 クタに着くと、「ネイルアート100円」とかいろいろ物売りが近寄って来た。友達のMちゃんは、 髪の毛が長いため、「三つあみにしないか？」とよく声をかけられていた。 ビーチに着くと、いきなり、「パラソルと椅子２つで10,000RP（約300円）」と売りつけにきた。 安いため、これを借りることにする。

いすにぼーっと寝ていると、となりの パラソルにフランス人らしきカップルが陣取った。 はじめは、海で、泳いでいたが、浜に上がってきてしばらくすると、彼女のほうがトップレスになった。 通りすがりのインドネシア人とかは、じろじろその光景を見て通るのに、そんなことは、おかまいなしだった。さすが、フランス人。私たちは、お互いの写真を取るそぶりをして、股を開けて 座っているトップレスのおねえさんをしっかり写真におさめた。

今度はどこの国かわからないアジア人に「写真をいっしょにとってほしい。」とジェスチャーされ、 OKして一緒に写ってあげた。「どこから来たの？」と聞くと、「台湾から」と答えた。彼らは「どう見ても あんたら、台湾人ちゃうやろ。」と突っ込みたくなる容貌であった。きっとアジアのどこかの店先で、 「僕たちは、日本人の友達もいますので、安心して下さい。」のコメントとともにその写真が使われるの だろう。

それからしばらくしてボーディボードをレンタルしないかと声をかけてくるやつがいた。 値段を聞くと「30,000RP」 と言うので。「 パラソルと椅子２つで10,000RPなのに、なんでボーディボードに 30,000RPも払わなあかんのよ。」と文句を言うと「じゃいくら払ってくれる？」と聞いてきたが、 あまりのふっかけに面倒くさくなって値段を言うのもあほらしくなってきて断わった。しばらくすると、 また別のにーちゃんが ボーディボードをレンタルしないかと声をかけてきた。今度は、かなり安い値段の 申し出だったが、私が小声で、「5,000RPまで値切れ。」 と言ってMちゃんに値切らせ、結構簡単に承諾 してくれた。Mちゃんがいそいそ ボーディボード をもって海に行っている間、 ボーディボードレンタルの にーちゃんは「どっから来たの？（英語）」と私に聞いてきたので、「日本から」と答えると、 「日本人だったの？」と突然日本語にかわった。Mちゃんがあまりにも英語がうまかったで、 私たちのことを香港人だと思っていたらしい。（日本人って英語ヘタなイメージがあるのね。） ここから彼（T）のナンパが始まる。
T ：「日本のどこから？」
私：「大阪から（私は、奈良県民だが奈良なんてわかってもらえないので大阪といつも答える）」
T ：「今日夜どうするの？今日夜いっしょに飲みに行かへん？」
私：「え〜。」
T ：「明日はどうするの？」
私：「バリバードパークに行く。」
T ：「バリバードパークってどこや。」
私：「知らへんの？」
T ：「だってバリの人間ちゃうもん。ジャワ島の人間やもん。」
私：「めちゃめちゃ日本語が関西弁やね。」
T ：「だって大阪の八尾に住んでいたもん。」
私：「大阪で何してたん？」
T ：「サーフボードの修理とか やっている。いつ日本に帰るん？」
私：「5日。」
T ：「じゃミナミで遊ぼうよ。電話番号教えて。」
（めちゃめちゃ関西のりのナンパだなと思う。ミナミなんて表現大阪人しかしないよ。）
私：「電話もってないもん。」
T ：「うそばっかり。じゃ携帯の番号教えて。」
私：「携帯もってないもん。今度日本に来るのいつ？」
T ：「8日。」
私：「そん時ミナミで会ったら、声かけてよ。」
T ：「今日夜いっしょに飲みに行こうよ。」
そんな会話をしているうちに、（途中の私を口説く甘い言葉は、照れ臭くて省略させていただきました。） ボーディボードのレンタル屋の元締みたいなおじさんに 何か言われたらしく、すごすごと、引き下がって行った。しばらくたって、Mちゃんが 海から帰って来て、 ボーディボードをゆずってくれたので、私もやってみた。これが私の ボーディボード 初体験であった。なかなか波に乗れないが、まあまあおもしろかった。

それから、クタの街をぶらぶら歩きながら、少しショッピングを楽しんだ。私は、木彫りの額縁を 30,000RPと最初言われたが、10,000RP（約300円）まで値切った。昨日ウブドに行った時、絵を買おうと思ったが、 あまりにも高いため、手が出せなかったので、それなら自分で描こうと思っていたので、ちょうど額縁が 手に入って良かった。 （この額縁を親に見せると「また、下らないもの買って来て」とばかにされるかと思ったが、意外と受けた。）

夕食は、イタリアレストラン「テラス」。 Mちゃんはピザ、私は、海の幸のスパゲッティを注文した。 これが結構いけるのである。ぜんぜん期待していなかったけど。日本のイタリア料理屋さんよりピザは おいしかったな。おまけにサイズが大きくて食べ切れない。私の頼んだ スパゲッティもなかなかでは あったが、海の幸は、いかとえびだけだった。こちらでは、貝類は食べないのであろうか。 この店は、行きのJAAの飛行機の中で見つけたRESO'CHAの本の中にあったお店で、ソフトドリンクの 無料クーポンが付いていたので、それを利用した。この日の夕食は、少しリッチな気分が味わえた上に 500円もしなかったというのは、すごい！！