サ ン・パ ウ ロ

もうブラジルを訪れるチャンスは無いだろうと思っていたところ、1回目の訪伯から3年目の
1983年4月24日〜5月21日に再度の出張の機会がやってきました。
今度はサン・パウロ大学の技術研究所での試験立会いの仕事です。
当社研究所のM氏が同行してくれたので、気分的に楽でした。
まだ景気の良い時代だったので、関係者との交際の費用もふんだんに使えました。
サン・パウロは日系人が多いので、日本食レストランも沢山あり殆ど毎日日本食で過していました。

サン・パウロ大学T教授の家でのシュラスコ・パーティー。
大学関係者、JICAから派遣されてきた日本人研究者等が
集り盛大なパーティーでした。

左の写真は技術研究所でのスナップ。
中央がT教授、右はU氏。ここでは日系二世が中枢を占め
て運営されている。

サン・パウロの日系旅行社のパックツアーで土、日曜日にイグアスーの滝へ行きました。
参加者は12名で、駐在員家族、ブラジルの親戚に遊びにきている日本人などでした。
ツアー料金は、76,300クルゼイロ(闇レートで約125US$、公定レートでは173US$)
イグアスーの滝は、ナイアガラの滝、南アルリカのビクトリアの滝と世界三大滝と称されていますが、
その水量は他をはるかに凌いでいます。
この地域は、ブラジル、アルゼンチン、パラガァイの3国の国境にあり、自由に行き来できます。
パラガァイにはカジノがあります。スロットマシンで1,000クルゼイロ損しました。

帰りはニューヨークで1泊しました。ニューヨーク事務所の駐在員から
カーネギーホールの演奏会のキップを譲って貰い、憧れの音楽の殿堂に入ることができました。
ブランデルのピアノリサイタルでしたが、曲目は記憶にありません。
床一面に敷かれた朱のジュウタンの鮮やかさだけが、印象に残っています。


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