K
I DSpresented by 「B girls」
−おまえらか?琥珀を救いに行くのは−
海底から響くような声がする
そしてさらに激しい水音をたてて
くじらが姿をあらわす
−おまえらか?琥珀を救いに行くのは−
「な、なんか変ですよ。このくじら」
サニアはちょっとひきぎみにそれをみる。
「変ね。」
マリィはくじらにつめよる。
「そうです、やっぱ変ですよね!」
キャップにも常識があったのねっ と、サニアは感心した。
「ここにはシロナガスクジラは生息しないはずよ!!」
びしっと指差してちょっとポーズをとった。
「ちがいます!なんでしゃべるのかってことです
それにペンダントがくじらに!!」
「ああ、なるほどね そうともいうわ」
「はは、おっもしろぉい♪」
シエラはくじらの上にのっていた
−ほんとうに..おまえらがいくのか?...−
くじらは不安そうに疑わしそうに3人と
それでも起きない1人をみる
「いくけど」
「い、いきますよ」
「そのつもりよぉん♪」
−ふ、不安だ−
−ま、まあいいか−
わりとドライな性格のようだ
−私の使命はだいだいあの一族をお守りすることにある。私はいわゆる守り神だ...
いくどとなく命をかけて戦い..って、きけーーー!!−
マリィは飽きて爪の手入れをはじめてしまっていた。
「要点だけかいつまんでおねがいできる?」
−ここからいいところなんだがな...しかたない
...琥珀のいる場所はわかっている案内しよう−
ざばざばと水をかきわけてすすむくじら。
その後を追う小型偵察船。
ようやくヤナギが夢の国からもどってきて
はなしの一部始終をきくと
「...なんだ、みんながいってたこと全部正しいな..」
といった。
「どこがぁ?」
シエラが尋ねると。
「..あのペンダント、たしかに居場所知ってるし
しゃべったし、投げていいものだったみたいだし....」
「たしかにねぇ♪
でも、べつになげなくってもヘいきだったんじゃなぁい?」
「私だけ間違っていたという事か??」
ヤナギが怪訝そうにいうと
「だぁいじょうぶよぉ、マリィちゃんも同類だから♪」
「...それって追い討ちだぞ...」
あははは、っというシエラの笑い声が潮風には
非常に不釣り合いであった
風とくじらのしぶきをうけて進む船。
「城長洲(しろながす)君、たのんだわよ」
マリィはかってに名前をなづけてしまったようだ。
−...やめてくれかりにも守り神なんだぞ−
「いいじゃない〜城長洲くん♪にあってるわよぉ」
似合ってるっていわれても逆にこまるんじゃなかろうか?
「城長洲君、もうちょっと速度ゆっくりおねがいします」
とうとうサニアまでいいだす始末。
「...もうあきらめな..城長洲..」
ヤナギの一言で彼の名は全会一致により「城長洲」
となったのだった。
−...−
次回につづく
シロナガスクジラは地球で1番おおきい動物〜99/7/30
あとがき
新キャラ登場。 城長洲くん。 たぶん彼にもほんとうはすごい本名があるんじゃなかろうか? ルイとか? ダスペルージュとか?? ポセイドンとか? アカイルェゼットとか?? そんなかんじですかね(笑)
今回もやんごとなきマリィ様の活やくをどうもありがとう!
シロナガスクジラの生息地域を知っているなんて意外と博識(はくしき)だったんだね。
さすが海賊!
バックミュージックもうやめようかと思ったけど、くじらが出てきたのでもう少し続けます。
聞きあきた方、もう少しがまんしてくださいね。
城長洲・・・本名知りたいですね。
EYES
DIVAのホームページへ行こう
ここにはDIVAが書いたほかの小説が読めます。
DIVAはただいま封神演義のボイス&CGをぼしゅうしています。