ビンやボトルの乾燥はなかなか厄介ですね。
パート1での乾燥台は12本でしたが、今回は一気に24本でき、コンパクトながら頑丈な乾燥台を紹介します。

この乾燥台は当店販売のビン、中瓶、リターナー瓶にフィットします。
(大瓶の場合は直径サイズから20本が限界)

作成に必要なもの・準備するもの
板
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コンパネ(ベニヤ板)12mmを使用。
90cm×90cmあれば余裕です。
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釘と木工ボンドと金槌
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釘は25mm程の物を準備します。パネル用釘がベスト。30本程度使用。下穴用のドリル刃か四つめきりがあると便利です。
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穴あけ工具
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糸鋸でもできますが忍耐が必要ですね。ドリル用のホールソーやサイクルカッターが便利。本文ではボール盤にサイクルカッターを取付ています。
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塗料
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水がかかるものなので、塗る方がbest。色はお好みですが、本文では油性の透明半つやのを使っています。
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サンドペーパー
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木の端や、穴をあけた切り口をきれいにします。
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コンパス
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開ける穴の円周をマークします。小穴にホールソーを使う場合は中心点だけでOKなのでコンパスは使いません。
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1.材料と道具をそろえます。
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左右のどちらもドリルに取り付けて穴をあけます。
左はサイクルカッター。任意の大きさの穴をあけることができます。
右はホールソー。6種類程度のサイズの刃がついています。任意の大きさはできませんが、大体の大きさはこれでOK。
外円の仕上がりはサイクルカッターの方がきれいです。(ただし内円はつかえません)
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2.図面です

穴は左右上下対象です。横が35mm 69mmと続き、縦は35mm 68mmと続きます。
穴の直径は46mmにしました。
3.ベニヤをカットし、サンドペーパーをかけます。
必要な板は全部で5枚。
上板 415×274mm 1枚
横板1 415×100mm 1枚
横板1 250×100mm 1枚

4.穴の位置をマークします。
穴(46mm)の中心をマークします。
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マークは切り落としますので、マジックでもokです
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5.穴をあけます
マークした中心点に先端をあててゆっくりと押し込んでいきます。

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下板を使って一気に穴をあけることもできますが、下板が必要となりますので、今回は使わない方法を伝授。
サイクルカッターを差し込んでいきます。
板厚の70-80%まであけたらそこでストップします。その調子で片面すべてに穴をあけていきます。
バリを少なくするには、カッターが板にあたるその時はゆっくりと切っていくことですね
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片面がすべて終わったら、ひっくりかえし、空いている中心点のドリル穴にサイクルカッターを入れていきます。
左の図は、片面すべてを切り、裏返しにして6つの穴を抜いた状態です。
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6.穴の周りにサンドをかけます。
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組み立ててしまうとかけにくくなるのでこの時点がベスト。
目は240位がいいでしょう。
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7.組み立てます。
まず横板を木工ボンドをつけて釘うちします。最後に上板を釘うちします。

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横板の取付はサイズがあるので注意。
短い方の板は長いほうの内側になるようにしてください。
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8.完成
1日乾かしてニスを塗って完成です。
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木工ボンドが乾いてから任意の塗料を塗ります。
ボンドが乾くのに1−2日程度かかります。
なおコンパネは表裏があり、ニスののりが違うので、組み立てる前にきれいな方が外側になるようにします。
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『戻る』
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