瓶・ボトル乾燥台にトライ!

瓶やペットボトルの水滴をとる場面は2つあります。

一つは瓶詰め前に容器を洗浄する場合。

二つ目は、瓶詰め寸前に入れた除菌用エタノールをできる限り除去する場合です。

 

一つ目に関しては、注意が必要です。

とりわけビール瓶などは、結構乾かしたつもりでも、底に水滴が残ったままで、瓶詰め時には黒かびが発生している場合もあります。(お湯で洗うのがこつ)

二つ目は、エタノール自体の残存の問題よりも、できる限り使いまわしできる量をふやしてやるのが目的となります。

 

今回は、私が実際講習会で使っている3徳の道具を公開します。

1.カセットコンロを使う場合の風防になる

2.1.5リットルのペットボトル8本の収納ケースになる。

3.最大12本の瓶乾燥台になる。(底にバットを敷けばエタノール回収台になる)

 

 

という優れものです。

乾燥台は1.5Lおよび500cc、大瓶、中瓶、リターナー瓶の全てにフィットします。

 

「台を作るのはたいそ〜」でしたら ぜひ天板のみでもいかがですか。

穴の直径と間隔をまねしていただければ、折りたたみ足つきの乾燥台もオリジナルで作れますよ。

製作時間は約2時間です。

              

 

作成に必要なもの・準備するもの

 

ホームセンターなどで売っているベニヤ板12mmを使用。
90cm×90cm必要です。
釘と木工ボンドと金槌 釘は25mm程の物を準備します。パネル用釘がベスト。30本使用
下穴用の四つめきりがあると便利です。
穴あけ工具 糸鋸は最低必要です。ドリル用のホールソーやサイクルパンチを使えば穴あけはあっという間です。大きい穴にはジグソーが便利ですね。
塗料 水がかかるものなので、塗る方がいいですね。好みの色を塗りましょう。。
私は、けやきのニスか透明半つやのニスを使うことが多いです。
サンドペーパー 穴をあけた切り口をきれいにします。
コンパス 開ける穴の円周をマークします。小穴にホールソーを使う場合は中心点だけでOKなのでコンパスは使いません。(大穴には必要)

 

1.材料と道具をそろえます。

 

左右のどちらも電動ドリルに取り付けて穴をあけます。

左はサイクルパンチ。任意の大きさの穴をあけることができます。

右はホールソー。6種類程度のサイズの刃がついています。任意の大きさはできませんが、大体の大きさはこれでOK。今回の工作では、このホールソーを使いました。

 

2.図面です(3面図)

 

 

   

 

 

3.ベニヤをカットします

必要な板は全部で5枚。

前と後  400×330  2枚

横板     318×190  2枚

底板    400×190  1枚です。

 

カットした切り口にはサンドペーパーをあてるときれいです。

写真は100均で売っていたやすり。

手袋は皮と布製でこれまた100均で購入したもの。

 

 

4.穴の位置をマークします。

びん用の小穴(64mm)は中心点をマーク。

カセットコンロ用の穴はジグソーであけるのでコンパスを使ってマークします。

ご使用のカセットコンロにより、穴の位置が異なりますので事前に確かめてください。

またカセットの大きさによっては中に入らない場合があります。(その場合は風防としては使えません) 

 

5.穴をあけます

マークした中心点に先端をあててゆっくりと押し込んでいきます。

下には必ず不要な板をあてます。こうするとバリがでず、きれいに穴があきます。

ドリルの先部分の長さがあるので、板は最低2−3枚しかないと工作台に穴があきますよ。

 

切り取られた丸穴は、ホールソー内部のバネでポンとでてきます

 

6.大穴をあけます

10mmのドリル刃で小穴を先にあけておいてからジグソーであけていきます。

7.組み立てます。

板を並べて、上下や内側外側を確認しましょう。

 

まず前板と底板を取り付けます。木工ボンドを塗ってから釘4本で固定します。

次にその板に後板を取り付けます。

最後に横板を取り付けて完了です。

 

8.完成

後はニスを塗って完了です。

木工ボンドが乾いてから任意の塗料を塗ります。

ボンドが乾くのに1−2日程度かかります。

なお横の穴は持ち運びのためのものです。

(向こう側のへこみは失敗のおあいそです)

 

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