同時進行!!ウィークリー馬券物語
止まらない木ブルース

第三回:優駿牝馬

高松宮記念では、本命の◎ワシントンカラーが連を確保し馬券をとった赤坊。天の恵み(予想を超える 大雨)も見方につけたことで「俺にはお天とう様もついているんだぜぇ。単に強い・弱いだけなら小学生 でもわからぁ。お前達もよく精進しろよ」とお説教のおまけ付き。この勢いでオークスもゲットしたいと ころ。さて、その予想は
◎ファレノプシス
○エアデジャヴー
▲マックスキャンドゥ
「なんか、まともな予想ですね。これじゃ荒れないということですか」一番弟子Fがつまらなそうな 表情で師匠に聞く。
「そりゃそうだ。今年は樫の女王もファレノプシスで決まりよ。距離は800Mも伸びるがこのオークス、 桜花賞組、それも直行組が強いんだぜ。それに血統。クラシックディスタンスには滅法強いブライアンズ タイム産駒で距離延長はもってこいよぉ。おまけにヤネは武豊と至れり尽くせり。まぁ、ファレノプシス が連をはずすなんざぁ、天と地がひっくり返ってもないぜ」と超強気な師匠。
「では、ひもはなにを買えばよろしいのですか」と弟子S。
「おぅ、そうだな。まぁ、桜花賞でいい走りしたエアデジャヴーが対抗だな。この馬も距離が伸びて 良さそうだし、なんてたって府中は1着1回、2着3回と連をはずしたことがないのが心強いぞ。 あとはマックスキャンドゥを押さえておけばいいんじゃないか」
「僕はマックスキャンドゥから入りたいんですが」と弟子Sが師匠にお伺いをたてる。
「おまえなぁ、それだからいつまでたっても一人前になれないんだ。距離が長すぎるから、 2000Mのトライアルを勝ちにいったんだぞ。本当にオークスを勝ちにいくんなら、賞金が足り てるのに、こんなところには使わないぞ。完全なトライアルホースよ。でも、メンバー的にあとは かなり落ちるので▲以下には落とせないけどな」と弟子をたしなめる赤坊。
「わかりました。考え直してみます」と弟子S。
「わかったか。じゃ俺はもう帰るからよ。あんまり穴に走っても意味ないからな、お前達」と 夜の街に消えていった。

(弟子達の会話)
「こりゃあ、ファレノも危ないな。師匠があれだけ自信をもっているもんなぁ」と一番弟子F。
「そうですよね。血統がいいといっても、母方の父はストームキャットですからね。明らかに 府中の2400Mは長いですよ。意外にあっさり負けたりして」と孫弟子T
「といっても期待されたロッチラヴウィンクは回避だし、その他の有力馬も中間順調さを欠いている のが多いからなぁ」と弟子S。
「そういえば今回、師匠は好きなサンデー産駒は消しだといっていたなぁ」と弟子F。
「というと、ファレノからサンデー流しでいくべきだな」と弟子S。
「えーと、サンデー産駒はダンツプリンセス、アドマイヤサンデー、バリアシオンバレイ、 エガオヲミセテ、バプティスタの5頭ですね」と競馬新聞をみながら弟子T。
「このうちバリアシは論外だから、その他の4頭か。うーん、そういえばプレゼンターで スケートの岡崎選手が来るらしいな。岡崎といえば」
一同「エガオとプリンセス!」

(更新5/29)

なんと一番人気ファレノプシスが!?番外編 (5/31更新)

ホームページに戻る


この物語はフィクションです。 実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。