インド・ヨガ 聖地への旅



はじめて食べるパンのまずさに驚嘆することがある。それはとてもマズイということではなく、ふつうに作ればもっとおいしくできるはずなのに、きわめて巧妙にまずくしてある、その計算された手控えの技巧に驚嘆するのだ。ドラマを見ても同じことを感じる。

「働きマン」(12.0%)は薄口で、最終回までもたず。原作が悪いのかと思ってしまう。けっきょく菅野美穂の元気な姿を見て安心するだけの番組だった。

ストーリーとは関係ないのだが、役者はなんであんなに整形したがるのだろう。もう少しナチュラルな方が魅力的なのに。はりがねが入ったみたいな鼻とか、えぐり取ったように窪んだ目とかが気になって、ドラマに没入できないことがある。

「イグアナの娘」(96年)に出たころの菅野は、ぷっくりしてた。その後、進路に迷った時期もあったようだが、ここ1年はヨガに凝ってる。NHKの番組では、本場のヨガ道場を訪ね、実地指導を受けていた。インドになじんでる菅野を見て、すっかり安定したなあと思った。

(2007-12-31)