ドラマ04年4−6月



「離婚弁護士」(13.7%)は、奇をてらった演出で目がちかちかしたけど、水準をクリア。ドラマは、このレベルを基準にして作ってもらいたい。視聴率が1桁のドラマは、それだけのことがある。

天海祐希は、このキャラが定着しそうだ。「連弾」で道をつけてくれた竹中直人に、感謝しなくちゃね。ちなみに新シリーズの「ラストプレゼント」は、余命3ヶ月の落第母親の役。女優陣はバラエティをそろえているのに、男がだめ。典型的な女高男低ドラマだ。

それに演出がひどい。帰省してお墓の草むしりをするのだけど、バックとメークのコントラストが異様。メークのやり直しを指示すべきなのに、そのまま撮影してしまった。きれいに撮るぞという愛がないのだ。

さて、「離婚弁護士」を越える成績をおさめたのが、「愛し君へ」(17.0%)、「アットホーム・ダッド」(16.8%)、「オレンジデイズ」(17.2%)、「光とともに」(15.4%)と4つもある。篠原涼子が引っ張っている。すっかり大女優だ。

(2004-07-11)