あじましでお



『吾妻ひでお大全集』(奇想天外・臨時増刊号)には、本人へのインタビュー、新井素子の自宅訪問、萩尾望都との合作マンガ、吉田秋生との対談などが収録されている。

吾妻ひでお「不条理日記」、諸星大二郎「アダムの肋骨」、佐藤史生「金星樹」が収録されていた『奇想天外コミックスSF傑作集』は、だいぶ前にマンガマニアに譲ってしまっていたので再読できず。

『吾妻ひでお童話集』(ちくま文庫)を見ると、82年までの作品と84年の「夜の魚」「笑わない魚」との間に断絶がある。その間、彼に何があったのか。『吾妻ひでお大全集』が出た81年がピークだったのか。

近作の「日記」シリーズは、やさしい絵柄でかますギャグがここちよい。できれば「美美」の続編を読みたい。

(2007-04-07)