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議会ウォッチング

前代未聞!自共共闘で議長選同数、くじ引き決着!
  ― 5月臨時市議会が終わりました―
2002/05/28掲載

5月21日から23日まで役員改選のための臨時議会が開かれました。

議会の新しい体制を決める5月臨時市議会(役員改選議会)が終わりました。

今年の議長選挙は市民連合と自民が激突。議長選では、共産が候補を下ろし自民候補に、副議長選は自民が共産候補に投票するという前代未聞の自共共闘で大波乱の内に終了しました。今期スタート時に、会派所属議員数に応じたポイント制で割り振るという4年間の大枠の取り決めを自民が無視したのが混乱の始まり。これで市民連合・自民・公明の与党体制には大きな亀裂が



大波乱の臨時議会初日。

私は、所属する会派(市民連合議員団)の幹事長と議会運営委員の立場で、今年も役員改選の渦中に。初日は夜10時までもつれ込んだものの、二日目は午後5時半、三日目は午前中で無事閉会しました。以前は徹夜もあったと言うことですから、高槻市議会もずいぶんとスマートになってきたのかも。でも、ホント、疲れます。
 
私は、今期、民生企業常任委員会(委員長)、阪急高架・交通体系特別委員会に所属が決定。議会運営委員会委員、議会だより編集委員、人権施策推進審議会委員、医療問題審議会委員にそれぞれ就任する事になりました。御支援よろしく。



議長は市民連合・自民が同数(くじ引きで自民)、副議長は公明に。

議長・副議長選出は本会議での議員全員の投票で決まりますが、実際には会派間の話し合いで候補者調整がはかられます。ちなみに、高槻市議会の勢力分野は、市民連合(民主党含む)9名、自民青風会9名、公明8名、共産6名、無所属(一人会派)3名。

今年は与党会派の一本化が図れないまま投票に突入。投票直前、自民が共産と手を組み、自共に無所属1を加えて16、市民連合・公明が16(1名病欠)で全く同数になりました。副議長選も同数になるはずが、こちらは1票差で公明に。

それにしても、ルビコン河をわたってしまった自民党への風当たりは強く、与党体制に入った亀裂の修復は並大抵ではないようです。

こよりでのくじ引きで議長が決まるというのも高槻市議会では前代未聞。同数の場合、くじ引きで決めるのは、公職選挙法第95条にれっきとした規定があるのです。



幻となった共産副議長

自共共闘で副議長も同数・くじ引きになるはずが、開票結果は1票差で公明候補が確定。1票の行方が話題を呼びました。投票は単記無記名ですので、もちろん誰かはわかりませんが、共産候補に入れる事になっている誰かが白票を入れた事だけは確かです。

一番疑われたのは、無所属の0議員。議長になった根来議員と同期です。しかし、本人は「約束はきちんと果たした」と白票を強く否定。そうなると、自民青風会9人の内の誰かが、共産党との約束を無視して白票を投じた事になります。

議長選で取り引きしたものの、本当に共産副議長が誕生して批判が一気に吹き出るのを恐れた高等戦術だったのか。事の真相は闇の中のままです。それにしても、利用され、とんびに油揚げをさらわれただけの共産党が一番怒らなくてはならないはずです。




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