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議会ウォッチング

高槻市立養護学校の存続を含め、今後のあり方を求める請願
2001/06/06掲載


請願人 高槻市立養護学校保護者会
会長 鶴野 隆浩

高槻市障害児者団体連絡協議会
会長 川人 義明

高槻作業所連絡会
代表 山田 義昭

1.請願要旨

 重い障害を持つ子どもたちの教育の場を保障している
高槻市立養護学校を当面存続し、その上で、医療的ケア、通学保障、障害児教育センター構想、教育と医療・福祉との連携、校区の障害児学級の充実等々の課題を取り上げ、今後の高槻市立養護学校のあり方と高槻の障害児教育について、当事者の参画を得ながら、もっと時間をかけて検討するよう求めます。


2.請願理由

 どんな重い障害があっても、教育を受けることは、人間として当然の権利です。重い障害を持つ子どもが学校で教育を受けるためには、その子の状態に応じた個別的な教育、教育場面における医療的ケアの体制、通学保障という3点が必要です。加えて、子どもたちが地域社会で暮らしていく力を育むためには、居住地校との子どもたちとの交流は欠かせないものです。高槻市は20数年前より、高槻市立養護学校を設置することで、上記4つの条件を満たし、重い障害を持つ子どもたちの教育を保障してきました。

 高槻市立養護学校に通学する子どもたちは、重い重複障害を持つため医療的ケアのニーズが高く、現状では校区の小学校・中学校に通学することができず、府立の茨木養護学校や高槻養護学校に通学することにも大きな困難があります。このような状況において、高槻市立養護学校が廃止されるとなれば、重い障害を持つ子どもたちは行き場を失い、在宅生活を余儀なくされることが危惧されます。

 5月に学校規模等適正化審議会の答申が出されましたが、このままでは、「廃校やむなし」と言うだけで、代替え案や移行措置・通学保障等についての具体的な対応策も示されず、府・市協議も全く不十分であり、保護者への説明と協議も欠如したまま、「廃校方針を方向づけることを急ぐ」ことになってしまうと、私たちは大変心配しています。

 高槻市立養護学校は、かけがえのない大切な存在です。障害のある子どもとその家族ににとって、文字通り"生きる希望"です。どうか、その存続をお願いいたします。
 なお、高槻市民52,553人より、「高槻市立養護学校の存続等を求める」署名をいただいておりますので、本請願書に別途添付いたします。

以上