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自民党・亀井政調会長の一声で、JR高槻駅にエレベーター?
2000/10/03掲載

「しげるNOW30号」でも紹介しましたが、JR高槻駅(京都行き)上りホームの狭隘な階段、改札口からホームまでエレベーターもエスカレーターもない事に市民の不満が高まっています。
JR高槻駅・摂津富田駅とも駅の橋上デッキ(改札口)まではエスカレーターが設置されましたが、これも、すべて市が設置したもので、JR西日本は一切負担していません。




自民党だから出来る 地元への利益誘導?

この話に乗ってきたのが、先の衆議院選挙比例区で当選したばかりの自民党(亀井派)・H代議士。「わしが、亀井政調会長と話をつけて、運輸省に圧力かけたる」「高槻駅のプラットホームが狭いのは、バカな市民が、今まで革新を選んできたからだ」と豪語。


議会運営委員会になぜかJRへの要望書案が

そして、9月議会の運営について審議する議会運営委員会(9/12)に、「JR高槻駅のエレベーター設置とプラットホーム拡幅についての要望書を議会として出したい」と、なぜか市議会議長(自民党)から提案。

地元への利益誘導をちらつかせて、市長・市議会に要望書を出させ、H代議士が「政権与党・自民党」の威を借りて手柄を立てるという図式があまりにもミエミエ。(どうせやるなら、もう少し、スマートにしたら − 外野席 − )



自民党市議からも不協和音

当然、議会運営委員会でも「要望とは生ぬるい。JRに対して議会として本会議での決議にすべきだ」「高槻駅だけに限定するのはおかしい。摂津富田駅も対象に含めるべき」(これは、私です)と議論が百出。結局、次回の議会運営委員会で再調整することになりました。

9月26日、再度開かれた議会運営委員会で「本会議決議」とすることに決定。私は「議会の総意として決議する以上、少なくとも、地元選出の3人の国会議員にも党派を超えて協力要請すべきだ」と注文を付けました。すかさず、公明議員からは「現職だけでなく、前議員も含めるべきだ」と応酬。



議会として超党派で取り組むことに

結論は、「とにかく超党派で取り組めるよう、議長が中心になって調整する」という事に。
本会議終了後、議長から「岡本君、あんまり困まらせんといてや」と声を掛けられました。用心、用心!

議会で決議した内容は以下の通りです。


JR高槻駅等の整備に関する決議(要旨)

(前略)
 本市の中心的な公共交通施設であるJR高槻駅及びJR摂津富田駅の整備も大きな課題の一つである。
特に現在、JR高槻駅は、1日あたりの乗客数が6万4,000人(平成10年)にも関わらず、プラットホームは狭隘であり、混雑時には危険な状態である。また、地上から橋上コンコースに通じるエスカレーターは、南北に各1基高槻市で設置しているが、改札口からプラットホームへのエレベーター、エスカレーターは設置されておらず、移動の確保という点から見ればとうてい満足できる状態とはいえない。
これらの整備については、乗客の安全性、利便性の確保の観点から、交通運輸事業者の積極的な取り組みが必要と考える。したがって、下記の事項について、西日本旅客鉄道株式会社において対処されるよう要望する。


1.JR高槻駅構内のプラットホームの拡幅。
2.JR高槻駅構内のプラットホームへのエレベーター、エスカレーターの設置。
3.JR摂津富田駅についてもバリアフリー化を促進させること。
  以上、決議する。

    平成12年9月28日

高槻市議会