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![]() 全国でも注目の大激戦となった大阪第10区(高槻・島本)選挙区。開票作業が始まっても民主党・ひだ美代子、公明・社民の3現職が同数で並び、投票所に行っている陣営の立会人からも「読めない」と悲痛な叫び。接戦を制したのは、社民現職の辻元清美。公明・石垣一夫は落選。民主・ひだ美代子は近畿比例区5位で復活当選(惜敗率94.1%)となりました。 小選挙区での勝利を目指していた私としては残念な結果ですが、次期選挙に向けて、態勢を建て直し、民主の根をおろしていきたいと思います。 ![]() 公明現職の推薦に回った自民票そして支持なし政党の浮動票がどこに行くかが最大の焦点であった大阪10区。前回小選挙区で戦った林省之介(自民)が比例区にまわり、公明現職候補は、自民推薦をえて自公連立候補を強調。 しかし、前回、公明と血を見る寸前まで闘った自民市議・府議からは「いまさら、公明を応援しろと言われても」と完全に寝たふり。終盤に来て、公明府本部から自民府連への恫喝で、何とか格好を付けたというのが真相。自民市議主催の演説会で、公明現職が土下座をし、「私は比例区には自民党と書きます」と宣言したというおまけ話も。 それにしても、選挙戦の最終日、自民党・野中幹事長を迎えてのJR高槻駅前での「連立街頭演説会」、参加した聴衆のほとんどが公明党(学会)支持者。公明青年部の運動員が自民党ののぼりを持ち、公明現職、自民比例候補が「日の丸の必勝はちまき」(アナクロもいいところ)をして、小選挙区には石垣、比例区には自民党とそろってお辞儀。 結局いい目をしたのは、比例7位で早々と当選を果たした自民新人。公明市議らからは「自民党は自分党。公明は与えるだけで、返ってくるものはなかった」と不満たらたらですが、それなら「自由公明党」とした方が、よっぽどすっきりします。 ![]() マスコミ各社も含め、読めなかったのが辻元票。各社世論調査で肥田支持が他候補を上回っていましたが、朝日・共同は「浮動票の大半は辻元に流れる」と見て「辻元一歩リード」。毎日・読売・産経は「浮動票の流れ方は辻元・肥田が半々」と見て「肥田優勢」と観測。 投票当日の出口調査でさえ、NHK、各新聞社でばらつきが生じました。マスコミ各社の担当記者からは、「肥田陣営の最終票読み教えて下さいよ」としつこく食い下がられましたが、4万票弱までは読めても浮動票まで読み切れません。結果は、自公批判を民主にくい止められなかった事が最終盤で競り負けた原因でした。 ![]() 今回の衆議院選挙で、自公保全体は安定多数を確保したものの、自民単独では過半数を割り込みました。公明・保守も激減。政権与党の枠組みは維持されそうですが、政権維持のためのバラマキと改革の先送りは、矛盾を大きくするだけです。 「自社さ」連立政権で社会・さきがけが消滅していったように、このままでは公明・保守も、結局は旧い体制を維持するだけの自民党にうまみを吸い取られるだけに終わりそうです。 民主も政権を獲得出来る議席数には届かず、第一ラウンドは引き分けでしたが、政権交代へのはじまりとするために頑張りたいと思います。 ![]()
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