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ホットニュース

「高槻市総合計画2010」の素案発表
2000/03/02掲載

市民からの意見(パブリックコメント)受付中

2010年を最終年度とする高槻市の新総合計画(総合計画2010)の素案がまとまりました。 3月17日を期日として(ちょっと期間が短すぎます)、市民からの意見を受け付け中です。もちろん、市のホームページ上からも提言を送付できます。

(市のホームページアドレスは http://www.city.takatsuki.osaka.jp/)
 
策定のための総合計画審議会(学識経験者、団体、議会代表ら32名で構成予定)設置後、6月頃に諮問、12月議会に基本構想の上程、来年2001年4月から始まる10カ年計画です。
「あなたなら、たかつきの将来像をどう描きますか」。あなたの意見を、どしどし提言して下さい。



 素案概要については下記をご参照下さい。



新総合計画策定情報


21世紀初頭のまちづくり 総合計画素案まとまる

平成22年度(西暦2010年度)を計画の目標年次とする新しいまちづくりの基本指針「高槻市総合計画」の素案がまとまりましたので、その概要をお知らせします。
市では、この素案について、広く市民の皆さんのご意見やご提言などを募っています。21世紀初頭のまちづくりに、あなたの声をお寄せください。

総合計画の構成
基本構想と基本計画
都市の将来構図
構想の実現のために
たかつきリーディングプラン
施策の大綱=部門別計画
地区生活圏構想
素案への市民の意見・提言



総合計画の構成

総合計画は、基本構想と基本計画、実施計画から構成されています。
基本構想・・・まちづくりの目標となる将来像を描き、その実現に向けたまちづくりの基本的な考え方を示すものです。
基本計画・・・基本構想を実現していくための施策の基本的な方向を示すものです。
実施計画・・・基本計画を受けて、行政施策を計画的に実施するために定めるものです。


 

基本構想と基本計画

市では、平成12年度が最終年次となる現行の総合計画(平成2年度スタート)に基づいて、総合的・計画的なまちづくりを進めてきました。
近年、市政をとりまく社会・経済情勢は、急速に変化しました。少子・高齢社会の到来、国際化・情報化の進展、環境問題、地方分権の進展、さらに市民の価値観の多様化など、これらに対応したまちづくりが求められています。
今回まとまった素案は、このような諸情勢への対応の必要性を踏まえて、「市民一万人アンケート調査」などでの提言・提案・意見を参考にして作成したものです。
素案は、基本構想と基本計画で構成されています。
基本構想では、「さわやか未来 ふるさと高槻」を合言葉に、まちづくりの目標とする将来の都市像を「心ふれあう 水とみどりの生活・文化都市」として、その実現をめざしています。
また、まちづくりを進めるうえで、高槻市の持つ特長や魅力、社会的な潮流、情勢変化などを踏まえて、まちづくりの基本的な考え方を示しています。
計画期間は平成13年度(西暦2001年度)を初年度とする10年間で、人口規模は37万人と想定しています。
基本構想には、このほか、都市の将来構図や6つの柱からなる施策の大綱などを盛り込んでいます。
基本計画は、基本構想を受けて施策の基本的な方向を示すもので、まちづくりを先導する9つの「たかつきリーディングプラン」などを掲げています。
そのほか、部門別計画には施策の大綱ごとに具体的な方策を、また、地区生活圏構想では7つの地区生活圏ごとの将来方向を示しています。



都市の将来構図

将来の都市構造を、さまざまな都市機能が集積し都市活動が活発に展開される4つの「都市拠点」と、都市活動における、物、情報などの主要な流れやまちづくりの方向性を示す帯状の5つの「軸」で構成しています。


構想の実現のために

基本構想を実現していくため、市民、事業者等との協働のもとに、国・府等の計画・事業との整合に配慮しつつ、総合的、計画的なまちづくりを推進します。
また計画の推進に当たっては、経営的視点に立った計画的、効率的な行財政運営を図り、短期の実施計画を策定して、施策の総合的な選定と実効性の確保に努めます。




たかつきリーディングプラン

基本構想の実現を目指して、次世代に誇れる個性的で豊かな高槻を創造するために、最も重要で先導的に取り組むまちづくりの戦略プロジェクトです。この実施に当たっては、国・府などの施策を導入しながら、市民・事業者・行政が一体となって推進するものです。

■健康づくり・スポーツ振興プラン

市民が生涯現役として活動し、健康の保持増進ができるよう総合的なスポーツ・レクリエーション事業を推進します。
「健康都市宣言」のまちにふさわしく、地域における活動の場づくりを進め、各種スポーツなどを通じて健康づくりに取り組める環境を整備します。
また、サッカー、野球、水泳等の全国レベルの大会誘致などを通じて、市民のスポーツに対する夢や感動を与える機会を創り出します。
豊かな自然、みどり多い里山や田園、歴史遺産などを活用したレクリエーションなど、幅広い観点から健康づくりに向けた総合的な取組を展開します。


■ボランティア・NPO育成プラン

ボランティアやNPO(民間非営利組織)の活動は社会経済環境の変化などにより、ますます重要な役割を担うものと期待が高まっています。
ボランティアやNPOを行政や民間企業と共に、まちづくりの主要な担い手として位置付け、様々な分野において活動に参加しやすい環境づくりを進めます。
ボランティア活動等推進基本方針の策定やボランティア活動の拠点となるボランティア支援センターの整備、市民活動団体や民間事業者との協力によるNPOセンターの設立を検討し、自主的・主体的な新しい市民参加型のまちづくりを推進します。


■地球環境にやさしいまちプラン

環境基本条例の制定、環境基本計画の策定などにより総合的な環境管理システムを構築し、市民、事業者、行政がそれぞれの生活様式や事業活動を見直すなど、地球環境にやさしいまちづくりを推進します。
北部森林や河川の豊かな自然を保全し、良好な都市環境の維持形成を図り、廃棄物の発生を抑えリサイクルを促進します。市民の環境学習への支援や啓発を行うなど、環境に対する関心や理解を深めます。
公共交通機関の利便性を高めるとともに、歩行者や自転車にとって快適な交通環境をつくるなどして、地球環境にやさしい交通手段への転換を促進します。


■学園まちづくりプラン
本市は、専門分野の異なる四大学が立地して、約六千人の学生が集う都市になりました。
今後、大学と地域、行政がそれぞれによきパートナーとしての結びつきを強めて、都市文化の振興とまちの活性化を図ります。
大学と市民、行政、産業界との連携や大学間の交流を促進するネットワークシステムの整備、大学交流センター等の拠点施設の設置への取組を進め、本市をフィールドとした研究活動、産業界との共同研究、さらには公開講座の開設などによる市民の生涯学習活動との連携により、わがまちの大学として市民や企業、行政との結びつきを強めていきます。


■市民参加の森林づくりプラン

近年、世界的に森林の重要性が評価され、森林の保全に対する関心が高まり、市民やボランティアによる森林の保全や利用活動が急速に高まっています。
市民や企業の参加を活かした、林業者を中心とする新しい森林管理の仕組みづくりを国・府と協同して支援するとともに、ボランティアによる森林の間伐・下草刈りや森林を利用したレクリエーション活動、間伐材などの有効利用など木質資源の利用促進に取り組み、本市の特性を活かした新しい森林文化を創出し、林業を活性化させ、豊かな森林を次代に残せるよう図ります。


■悠久の歴史息吹くまちプラン

本市には今城塚古墳や高槻城跡などの史跡、遺跡が数多く、固有の歴史、文化、風土を醸し出しています。
継体天皇陵といわれる今城塚古墳は史跡公園として整備し、古墳群や高槻城跡などの歴史遺産とのネットワーク化を図り、それらの拠点施設として歴史博物館の整備に取り組みます。
高槻城跡周辺は、市を代表するゾーンとして、歴史文化の雰囲気を活かした整備を進めます。
歴史シンポジウムの開催や散策ルートの整備、ボランティアガイドの育成、テレビ番組等を通じて、「歴史都市高槻」を積極的にアピールし、歴史文化と観光が地域に根づくまちづくりを推進します。


■人と夢つなぐ高槻インターチェンジプラン

二十一世紀初頭に、高槻ジャンクション・インターチェンジが整備されることにより、本市は名神高速道路と第二名神自動車道が直接に交差する数少ない都市の一つとなります。
その整備効果を最大限に活用し、産業の振興と雇用の促進を図ることにより、都市経営の基盤を強化し、発展の契機とするまちづくりが求められます。
そのため、第二名神自動車道と関連道路の整備事業の促進により交通ネットワークを構築し、より魅力的な事業環境を整備して、既存産業の活性化を促進します。
また、高槻インターチェンジの特長や立地優位性を広く発信し、高速道路体系を活用した新たな産業立地を促進します。


■あふれる魅力にぎわいの都心プラン

JR高槻駅及び阪急高槻市駅周辺の市街地は、様々な都市機能が集積し、北大阪地域の中でも特に活気のある独立性の高い地域です。
市街地の再開発により、基盤整備と都心居住を促進し、風格ある街並み形成とともにバリアフリー化を進めて、快適で機能的な商業業務空間を創出します。
また、各種活性化事業の実施のほか、都心にふさわしい公益的施設の整備を、関係機関の協力も得ながら取り組みます。
さらに、在市四大学の学生など若者たちの交流を活かし、多くの人々が訪れる、京阪間を代表するにぎわいの都心を創造します。
富田の中心市街地は、商店街の魅力化と活性化の推進、歴史性を活かしたまちづくりを進めます。


■地方分権推進プラン

分権時代には、地方自治体の主体的なまちづくりが求められます。本市においては、市民と行政が協働した政策の推進によって、自己責任・自己決定によるまちづくりを進めていきます。
市政に対して、市民が主体的に参加できる仕組みを整え、行政運営や政策決定等について十分説明するアカウンタビリティ(説明責任)の拡充を図ります。
一方、不断の行財政改革を通じて、質の高い行政と健全な財政を確保し、市議会との連携を得て、分権時代にふさわしい責務を果たしていきます。
さらに、北大阪地域で唯一の中核市として指定を受けることにより、魅力と風格のあるまちづくりを推進します。




施策の大綱=部門別計画

《心がかよう共につくるまちづくり》

基本的人権の尊重と国際平和は、すべての人々の願いです。多様な機会を通じて平和・人権意識の高揚を図り、人として個性と能力が十分に発揮でき、男女があらゆる分野で共にいきいきと参画できる社会の実現をめざします。
ゆとりや生きがいを求める学習意欲が高まっています。市民の誰もが生涯を通じて、いつでもどこでも、自由に学ぶことができる学習環境づくりを進めます。
ふれあい豊かな住みよい地域社会を築くため、福祉をはじめとする様々なボランティア・NPO活動やコミュニティ活動など、地域の自主的な市民活動への支援に努め、市民、事業者、行政が役割を分担し相互に補完しながら、心がかよう共につくるまちづくりを進めます。


《やさしさとやすらぎのまちづくり》

健康で生きがいを持って、安心して生涯が送れる、人にやさしいまちづくりを進めながら、家庭や地域社会が自らその役割の一翼を担う、保健・医療・福祉の連携のとれた総合的なサービスの充実に努めます。
また、ノーマライゼーションの理念のもとに、高齢者や障害者が自立して社会生活ができるよう、在宅福祉を推進するとともに、自らの能力を活かして社会参加し、いきいきと暮らせる地域づくりを進めます。
さらに、育児に対する支援や児童の健全育成に努め、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを進め、互いに支え合って生きる、心の通った福祉社会の形成をめざすやさしさとやすらぎのまちづくりを進めます。


《ひとが輝く育みのまちづくり》

子供たちが、個性と創造性を備えた心豊かな自立した人間として、社会の一員となれるよう、学校、家庭、地域社会が適切な役割分担のもとに互いに連携し、その育成のための学校環境づくりに努めます。
また、市民が文化、スポーツ、レクリエーション等様々な分野で主体的に学習し、自らの個性を伸ばし能力を発揮できる社会環境づくりを進めます。
国際化が生活に身近になるなかで、 姉妹都市との交流など多様な機会を通じて、地域の国際化の推進をめざします。
そして、心豊かで創造性に富むいきいきとした生活文化の土壌のもとで、ひとが輝く育みのまちづくりを進めます。


《調和のとれた都市環境のまちづくり》

都市活動を活発に行うためには、都市基盤の整備を進めていく必要があります。このため、都心部では都市機能の再構築を図り、交通環境や都市景観を刷新して、美しい魅力的なまちづくりを進めます。
道路整備については、第二名神自動車道整備事業などのプロジェクトに対応する道路事業を進めるとともに、高槻ジャンクション・インターチェンジに伴う交通ネットワークの形成を促進します。
また、生活道路や上下水道、公園・緑地等の都市施設の計画的な整備と管理に努めるとともに、身近な都市環境の向上を図るなど、都市の風格を高める調和のとれた都市環境のまちづくりを進めます。


《安全で快適なまちづくり》

安全で快適な生活環境は、豊かな市民生活を実現するための基礎であり、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて、都市の防災力や市民組織と連動した防災体制を整備するとともに、消防力と救急救助体制の強化を図り、災害に強いまちづくりに努めます。
また、市民生活や事業活動に起因する地球環境問題に、地域として対応していくため、環境基本条例のもとで、市民、事業者と共に、ごみの減量や省資源・資源リサイクルを進め、循環型都市への転換をめざします。
併せて、地域情報化に一層の取組を進めるとともに、交通安全や地域安全活動を推進し、公共空間の美化にも努め、安全で快適なまちづくりを進めます。


《にぎわいと活力のあるまちづくり》

産業を振興し、雇用を創出して経済活力を高めていくため、新技術の開発や新分野への進出策の支援とともに、高槻インターチェンジの供用も視野に入れた交通機能の改善を図ります。
都心部では広域的な集客力を持つ質の高い商業・業務機能の集積を促進し、活気とにぎわいのある商店街づくりを支援します。
農林業は、公益的機能や多様な効用を活かして、都市住民と共生する産業としてその持続的発展を促進するほか、ボランティアやNPOと連携して、特色ある観光事業の振興を図るなど、広範で調和のとれた産業活動によって、にぎわいと活力のあるまちづくりを進めます。


 

地区生活圏構想

地区生活圏構想は、地区の特性や総合計画が示す整備方向などを踏まえ、市民アンケート調査による住民意向などを十分勘案して、JR・芥川などで区分した7つの地区生活圏ごとの将来方向を地区の視点から浮き彫りにしたものです。
今後、この構想を指針として、市民・事業者・行政がそれぞれの機能を発揮する協働によるまちづくりを進め、都市の発展と魅力ある地域づくりを推進します。


◎樫田地区生活圏
  ・森林の保全と営農・定住環境の整備
  ・観光農林業の振興など


◎高槻北地区生活圏
  ・良質な住環境の保全
  ・高槻インターチェンジと道路網整備など


◎高槻南地区生活圏
  ・公的施設の有効活用と機能充実
  ・鉄道駅や高槻城跡周辺の整備など


◎五領地区生活圏
  ・集落地の生活環境の向上
  ・幹線道路の整備と計画的な市街地誘導など


◎高槻西地区生活圏
  ・今城塚古墳の保存と史跡公園化
  ・大学と地域社会の交流など


◎如是・富田地区生活圏
  ・道路整備と定住環境の向上
  ・市民プール・複合施設の整備など


◎三箇牧地区生活圏
  ・集落地の生活環境の向上
  ・農地の保全と都市的活用など


 

素案への市民の意見・提言

総合計画素案に対する市民の皆さんのご意見やご提言をお寄せください。寄せられた提言などは、平成12年度に設置予定の総合計画審議会への諮問案作成の参考とさせていただくほか、まちづくりに役立たせていただきます。

提言方法 郵送(提言用はがき又は官製はがき)
ファクシミリ
高槻市ホームページ(下欄)
※いずれの場合も@氏名A住所B性別C年齢D電話を記入してください。電話や口頭での提言は受付していませんので、ご協力ください。
提言期間 3月17日(金)まで(郵送の場合は、当日の消印まで有効)
その他 総合計画素案の全文は、市民情報室(市役所総合センター1階)の情報公開コーナー、各支所、各コミュニティセンター及び市立各公民館で閲覧できます。
提言用はがきは閲覧場所に置いています。
問合先・
送付先
総合計画策定委員会事務局(市長公室企画調整室内)
〒569-0067 桃園町2−1 0726-74-7383 FAX0726-74-7384